辛さが選べる自家製カレー ― 2019年07月21日 12:14
2019年の咲々餃子的なエポックは、自家製カレーの販売を開始したことだと思っています。
辛さが選べる(0辛~5辛)
自家製カレー 600円
お店ではこういう貼り紙をしているのですが、
明記してはおりませんが、実際は8辛までは追加料金なしでいけます。9辛以上は1辛UPにつき+20円で、何辛までも辛くできます。ですので、お気軽に言ってくださいネ(^o^)
ここからは毎度毎度の雑談ですが、
先日あるラジオ番組で聞き知ったお話をしたいと思います。
『星の王子さま』で有名な作家の
サン=テグジュペリは・・・
裕福な家に育ちましたが、ハラハラドキドキワクワクが好きなジュペリは、自ら空軍のパイロットに志願します。
パイロットなジュペリ。
あるときの任務で飛行機が故障し、サハラ砂漠に不時着したジュペリは、救助を待っているときに、空から王子様がやって来て、彼がこれまでにしてきた経験や、しあわせとは何かを教えくれる・・・という空想をしました。
救助され、帰宅したジュペリはその空想を一気に本にし、出版社に持ち込みます。それこそが『星の王子さま』で、その本は世界的なベストセラーになります。
作家としての地位を確立したジュペリは、もはや生活のためには軍人でいる必要はなく、家族は命の危険がある空軍を退役するようにジュペリに懇願しました。ですが、ジュペリは首を縦には振らず、飛行機乗りでいることに固執しました。その理由をジュペリはこう言いました。
「空に出て、陸に戻ってきたときにぼくは何かを発見し、それを本にしているのだから」
家族の危惧は的中し、ある偵察任務の最中にジュペリの飛行機は失踪し、それきりジュペリが帰ってくることはありませんでした(>_<)
ジュペリは数々の言葉を残していますが、その中にこういう言葉がありました。
『ぼくは、あの星のなかのひとつに住み、そのひとつの星のなかで笑うんだ。だから、君が夜、空を眺めたら、星がみんな笑ってるように見えるだろう』
まさにその言葉を実践したかのようなジュペリの失踪でしたが、それから50年後に、地中海でジュペリが乗っていた飛行機が引き揚げられたのです\(◎o◎)/
すると、そのニュースを見た当時88歳の老人になっていた元ドイツ軍パイロットのホルスト・リッペルトさんが、
「彼を撃墜したのは私です・・・」
と名乗り出たのです。
その記事。
しかも、ホルストさんはジュペリのファンで、彼の乗る飛行機を撃墜した数日後に、自分が撃墜した飛行機に乗っていたのがジュペリだと知り、大いにショックを受けていました。そしてその事実を、戦後もずっと言わずにいたのです。
ホルストさんは人生のゴールが見えてきた歳になり、墓場までその秘密を持っていくのが憚られたのかもしれませんし、真実を吐露しなければ・・・という罪の意識にずっと苛まれていて、ジュペリの飛行機が見つかったのは天から与えられた機会だと思ったのかもしれません。
ホルストさんは事実を公表し、そしてジュペリの遺族に宛てて一通の手紙を書き送りました。その手紙はこういった文面でした。
『ジュペリさんの乗っていた飛行機を撃ち落としたのは私です。私はジュペリさんの本の大ファンで、当時私は飛行機乗りとしてジュペリさんの本から勇気をもらっていました。だというのに、あの飛行機に乗っていたのがジュペリさんだったなんて・・・。本当にごめんなさい』
ジュペリさんの遺族はその手紙を読み、そしてホルストさんにこういった内容の返信を書き送りました。
『ファンだった方に殺されてしまう。まるで小説のような出来事が起こっていたのですね。ですが、この事実が世間に知らされ、戦争がいかにバカげているかが伝われば、彼も安らかな笑顔を浮かべると思います』
前述のジュペリの言葉を、もう一度思い返してみてください。きっと、ジュペリはホルストさんを恨んではいないでしょう。彼は天に無数にあるどこかの星のなかで微笑んでいるに違いありません。
最後に、ジュペリが残した多くの言葉のなかから、ぼくが共感したいくつかの言葉をここに書き記し、今回のHP&ブログを終わりにしたいと思います。
『ぼくたちは、たとえどんなに小さなものであろうと、自分の役割を自覚したときにだけ、幸福になれる』
『本当の贅沢というものは、たったひとつしかない。それは人間関係に恵まれることだ』
この言葉も共感してしまいます(*´ー`)