味噌かぶ2021年04月02日 13:05





本日の日替わり料理は・・・


もろきゅう・・・ではなく、
     味噌かぶ 120円


もろきゅうみたいに、生のかぶに味噌をつけて食べてみてください。意外にイケますから(^_-)-☆

↓これも、まだ1コインでご提供中です。


ブロッコリーのマヨドレサラダ 100円


PM4時半~PM9時(最終入店はPM8時)までの時短営業中ですが、今宵はどんなお客様と会えるのか楽しみでならないサクサクマスターであります(*´ω`*)



今回の『サクシネマ』は、社会問題をテーマにした作品です。

2008年に起こったリーマン・ショックの引き金たるサブプライム・ローン。

低所得者でもマイホームを持てるというメリットだけを前面に推し出して、住宅価格が値上がりしつづけることを前提に高金利なローンを組ませたこの貸付は、住宅価格が頭打ちになると途端にローン返済が滞り、ついにはこのサービスを提供していたリーマン・ブラザース社を倒産に陥らせ、結果として世界経済を大混乱に導きました。

そのときの様子と、当事者たちの混乱を垣間見れるのがこの映画です。


『ドリーム ホーム 
  99%を操る男たち』(2014年)


設備仕事や大工やらの日雇い労働者のデニスは・・・


母親と息子の3人暮らしです。


サブプライムローンは4年目から急激にローンの返済額が上がります。前述したように、住宅価格が値上がりしていればそれでも払えたのですが、思い通りにはならなかったせいで、デニスはローン返済が滞ってしまい、裁判所から住居差し押さえ命令が出されてしまいます。

なんとかしてマイホームを取り上げられないようにとあがくデニスでしたが、お金も弁護士のつてもなく、期限の日になると・・・


警察と不動産会社の男が現れ、


容赦なく即日退去となってしまいます。


「ぼくたちの家が・・・」


同様になった者は大勢いて、そんな者たちは新たに家を借りるお金もなく、その場しのぎにモーテルに移り、結局はそのままそこに居つくしかないのが実情でした。


こういう同様の状況は、この映画↓でも細かく描かれています。


『フロリダ・プロジェクト
   真夏の魔法』(2017年)


日雇いのデニスは職にも困り、家を取り戻すどころか、モーテルでのその日暮らしすらままなりません。

デニスのその窮地に手を差し伸べたのは、家を退去させられたときに冷酷に対処した不動産会社社長のカーバーで、デニスはしぶしぶながら憎いはずのその男から仕事をもらっては、モーテル暮らしをつづけることにします。


カーバーから仕事の指示を受けるデニス。


カーバーの主な仕事は、ローン返済ができなくなったデニスのような者から家を差し押さえ、その手数料を得ることでした。違法ではないにしても、人の不幸につけこんだ仕事なわけです。

そこで得る収入が、日雇い仕事をつづけるのがばかばかしくなるぐらいに高く、自分もあんなにいやな思いをしたというのに、気が付くとデニスは・・・


「タナーさん、今日が立ち退き期限です」


カーバーの代わりに、自分がされたことと同じことをしていました。


「残念ですが、
 すぐに退去するしか方法はありません」


何件もこなすうちに大金も手に入り、差し押さえられた自分の家や、それより大きな家でも手に入れられる状況になったデニスでしたが、カーバーの仕事を手伝って大金を得ていることを知った母親に、

「恥ずかしくないの! あんなことをして?」

と軽蔑されてしまいます。


「汚いことをしているわけではない」
          と弁解しても、


母と息子はデニスを悲しい目で見て、去って行きます(>_<)

母と息子のためにと、カーバーに雇われる屈辱や、悲しむ退去者への罪悪感にも耐えて働いてきたデニスだったのに、事態は最悪になってしまい、さらには大金のために不正を指示され・・・。

デニスの人間としての尊厳が崩壊するかしないかを、ぜひご覧ください。いろいろ考えさせられる映画ですので。

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で、伝説の株式ブローカーのジョーダン・ベルフォートは・・・


「いい時も悪い時もあるが
    金はある方がいい」


と断言していましたが、金という魔物に操られないようにするのは、思いのほか難しいことを、『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』は教えてくれますよ(*´ー`)

厚揚げとほうれん草の中華風煮込み2021年04月03日 15:43





本日の日替わり料理は・・・


厚揚げとほうれん草の中華風煮込み
             300円


えびとブロッコリーとゆで卵の
      マヨサラダ 280円


PM4時半~PM9時(最終入店はPM8時)までの時短営業中で、お店も空いておりますので、よろしければいらしてください(*´ー`)




ここからは『サクシネマ』です。

公開時映画館で観たのですが、5年経ったいま再鑑賞してみたら、当時よりも心に沁みました。


『永い言い訳』(2016年)


《妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。》

というコピーがありますが、

作家の衣笠幸夫(本木雅弘さん)には結婚して20年の妻がいたのですが、子供はいませんでした(幸夫の意向で作らなかったのです)。

その妻が友人とバス旅行に出かけた際に、バスが崖を転落して妻も友人も亡くなってしまいます( ̄□ ̄;)

妻が事故死したその同時間、幸夫は何をしていたのかというと・・・


愛人と不倫中でした(lll ̄□ ̄)


幸夫は一般人ではなく作家なので、メディアはこぞって幸夫にコメントを求めてきます。そこで幸夫はいかにも悲し気な言葉を並べるのですが、じつは妻の死後、一粒の涙も流すことはなく、悲しい気持ちも希薄だったのです。

自分は人間的に異常だと幸夫も自覚していて、それ故にそんな自分の遺伝子を受け継ぐ子供を作らないようにしていたのでした。

そんな幸夫が、陽一(竹原ピストルさん)家族と懇意になります。いっしょに亡くなった妻の友人が陽一の妻で、4人は幼馴染の同級生だったのです。

陽一は幸夫と違って、妻の死を嘆き悲しんでいました。陽一の仕事は週に2回ほどしか家に帰って来れない長距離ドライバーで、小学生の息子と保育園児の娘がいる陽一は、妻の死によってその仕事もままならなくなってしまいました。

「ぼくはパソコンさえあればどこでも仕事ができるから、君が不在の間はぼくが子供たちと留守番をするよ」

こうして、幸夫と陽一家族との交流が始まります。


幸夫は子供たちと家事をし、


保育園の送迎をし、


ときには4人で海に出かけたりもします。


7ヵ月が過ぎても妻の死から立ち直れないでいるほど妻を愛していた陽一や、母親の死の影響で暗澹としていく息子や、無邪気ながらも本当はとてつもない寂しさに耐えているであろうまだ幼い娘を見ているうちに、幸夫は人間本来の感情を取り戻していき・・・


陽一の息子が、自暴自棄になって塾も行かなくなり、長距離ドライバーの父親を蔑み、口論からのはずみで父親にひどい言葉を放ってしまい、そのことを幸夫に打ち明けるシーンがあります。そのとき幸夫は陽一の息子にこう言います。

「自分を大事に思ってくれる人を、簡単に手放しちゃいけない。みくびったり、おとしめたりしちゃいけない。そうしないと愛していい人が誰もいない人生になる。ぼくのように・・・」

幸夫は映画のラストで、ある思いに至り、手帳にこう書きつけます。

《人生は他者だ》

人生は自分のものですが、他者とのよもやまがあってこその人生なのです。自分のためだけに生きる人生は無味乾燥です。他者のことを思いやり、慈しみ、心温まる瞬間を共有し合う人生こそ、人が人と生きる意味があるのだと思います(*´ー`)

ところで、

『永い言い訳』からの、この言い訳Tシャツ↓・・・


ぼくが着るべきTシャツです(ノ´Д`)

3種の新玉ねぎの料理2021年04月07日 12:22





本日の日替わり料理は・・・


しらすおろし 250円


それと、旬の新玉ねぎを使った料理3品です。


新玉ねぎの丸ごとバター蒸し 250円


カレー風味の
 新玉ねぎのマリネサラダ 280円


新玉ねぎのオニオンスライス 220円


新玉ねぎ食べて、血液サラサラにしましょう♪



ここからは『サクシネマ』です。

これは実話の映画化だそうですが、実際にあったと思って観ると、シラけずにめちゃめちゃ楽しめます(^-^)


『レッスン!』(2006年)


あらすじを要約すると、マンハッタンの治安の悪い地区の落ちこぼれの不良生徒たちを、社交ダンスで更生させようとした男性の実話です。


社交ダンスの元世界チャンピオンで社交ダンス教室を営んでいるピエール・デュレイン(アントニオ・バンデラス)は、ある日、路駐の車を破壊している黒人の男子生徒の姿を見かけ、その生徒のいる学校を訪ねては、

「すさんだ環境のなかで生きる生徒たちのためにお手伝いをしたいのですが」

と申し出ます。

費用もかからないし、成果が出なくても責任取らなくていいし、それであの不良たちの相手をしてくれるなら願ったり叶ったりだわ、ってなもんで、女性校長は快諾します。

生徒たちはというと・・・


"Ballroom dance?"
(は? 社交ダンス?)


ブレイクダンスや、ヒップホップダンスならともかく、社交ダンスなんてダサいもんうちらがやるわけないじゃん、みたいな感じです。

・・・だったのですが、

ピエールが自分のダンス教室の生徒の優等生を連れて来て・・・


自分と生徒で踊って見せると、


みんなは「社交ダンスすげぇ!」みたいになって・・・


こうなります(●^o^●)


車を破壊していた生徒は、最後までやろうとせず、しぶしぶやったらやったで・・・


組まされたパートナーと
 険悪な雰囲気になりますが・・・


映画では、最初は仲悪かった男女はたいていの場合・・・


あとではけっこういい感じになります(笑)


ラストは社交ダンス大会に参加し、この初心者の落ちこぼれたちが、どんなダンスを踊るかが見せ場なのですが、

〈こんなガラの悪い子たちが社交ダンスを踊れるのかしら・・・〉

と思って見ている審査員の表情がみるみる変わっていくのが、予想通りの展開ながら、なかなか爽快です。

女性の方は、アントニオ・バンデラスのラテンの血香る情熱のダンスに魅了されること間違いなしなので、観て損はありません(*´ω`*)


で、ここからは、ぼくがこの映画を観ていて気が付いた簡単な英語を、いっしょに勉強したいと思います。

ピエールが生徒にダンスを教えるときに、

「いいか。拍子を取れ」

という字幕の《いいか》のところは、英語では・・・

"Guess what?"

と言っていました。

Guess what?》は日本語で言うことの《ちょっと聞いて》にあたります。

映画では「みんなちょっと聞いてくれ」な感じを字数の関係で「いいか」と意訳したんだと思います。

(例)
"Guess what? I like Gyoza, can you take me to your recommended restaurants of Gyoza?"
(ねぇ、私、餃子が好きなんだけど、あなたのオススメの餃子屋さんに連れて行ってくれない?)

そう言われたら、ぜひぜひ東武スカイツリーライン新田駅西口徒歩3分にある当店に連れて来てください♪


”Here it is!”
(ここです!)ってねヽ(=´▽`=)ノ

なめこと豆腐のお味噌汁2021年04月10日 13:15





本日の日替わり料理はダシの効いた・・・
 

なめこと豆腐のお味噌汁 小250円
            中300円


そして、完熟で大きなアボカドを使った・・・


スライスアボカドのわさび醤油 300円


まん防(まん延防止等重点措置)のニュースが連日報道されるようになってから、お客さんは減る一方になっています。状況を考慮すると、しかたがないとも思いますが、さみしい事態になっているのは残念でなりません。

とりあえず、PM4時半~PM9時(最終入店はPM8時)までの時短営業
という、やっていいなかでの努力をしつづけます。なにしろ・・・


あきらめたらそこで試合終了なんで(*´ー`)



で、今回の『サクシネマ』はあきらめなかった人々の話なのですが、

これは《野球》を俎上に、日系カナダ人の歴史を学べる貴重な映画です。


『バンクーバーの朝日』(2014年)


1900年代のカナダのバンクーバー。

ブラジルなどの日系人のことは知っていましたが、カナダもブラジルのときと同じように、自由と富を求めて日本からの移民が多くいたことは知りませんでした。

カナダで3年も働けば、日本に帰って一生困らずにすむぐらい稼げる・・・。

ブラジルのときと同様に、そういう根拠のない噂を信じて移住してきたものの、実際には白人と日本人の差別は厳然と存在していて、勤勉な日本人は白人の何倍もよく働くのに、賃金は白人よりもはるかに少なく、食うのが精いっぱいなのでした。

その後、次の世代の日系2世が社会に出る時代になっても、日本人への差別と格差は相変わらずな状況。この映画はその時代が舞台になっています。


バンクーバーにはいくつかの野球チームがあり、そのひとつに日本人だけで結成された『バンクーバー朝日』というチームがありました。

バンクーバーの日本人たちは、日頃の鬱憤を『バンクーバー朝日』がカナダ人チームに勝つことで晴らしたいのですが、勝つどころか、1点も奪えないのが現実でした。

というのも、体格が違ううえに、貧しい日本チームのメンバーは道具も練習時間も不足しており、働くのがメインで野球ばかりに専念してはいられないからです。

しかも、カナダ人の審判はカナダの投手が投げるあからさまなボールを「ストライク!」とジャッジしたりします。差別は野球内にも存在していたのです。

ですが、どうにかして塁に出たい一心で、バント&盗塁という、いわゆる《スモール・ベースボール》をやってみると、これが功を奏します。ノー・ヒットだというのに、1点を取れたのです!

さて、『バンクーバー朝日』は旋風を巻き起こせるのか・・・。


野球のことは映画を観ていただくとして、せっかく調べたので日系カナダ人のその後のことをちょっと記したいのですが、


アメリカでの白人と黒人のように、カナダでも白人が日本人や中国人といったアジア人を排斥しようとする気運が高まっていきます。白人にしてみれば、どんどん増えていく移民が自分たちの仕事や居場所を侵食していくように思えたのかもしれません。白人がアジア人が固まる街やストリートを襲う暴動が起きたりもし、カナダ政府もそのことを問題視していた矢先に・・・


1941年。日本軍による真珠湾攻撃の
     ニュースが報じられます。


太平洋戦争の開戦を機に、カナダ政府は日系人を《敵性外国人》とみなし、日系人は家も財産も没収され、最終的には男性は強制収容所に入れられ、家族とはバラバラにされてしまいます(lll ̄□ ̄)


ナチス・ドイツのときほどの悲惨の極みではないにしても、似たようなことは世界各地であったわけです。戦争禍における非倫理な行い・・・。戦争は人間を外からも内からも破壊していくのです。


カナダはその後、日系カナダ人への不正義を認め、今では日本と良好な関係を築いています。カナダ人の良心は、映画でも描かれていますし、『バンクーバー朝日』もだいぶ後になって名誉たる表彰を受けます。映画を観ればわかるので、ぜひご覧ください。


ああ、なんか・・・


ハンバーガー食べたく
 なりましたね(*´ω`*)


え? どうして、って?

バンクーバー・・・、パールハーバー・・・、ハンバーガーじゃないですかぁ(*´艸`*)

ポテトサラダのロースハム巻き2021年04月14日 13:10




本日の日替わり料理は・・・


ポテトサラダのロースハム巻き
    1個170円 2個320円


もんじゃ風サラダ 250円


新玉ねぎの丸ごとバター蒸し 250円


現在はPM4時半~PM9時(最終入店はPM8時)までの時短営業で、これでもやりにくい感はありますが、草加市もまん防(まん延防止等重点措置)対象になれば、またPM8時までの時短営業となると思われます。

頭が痛いですが、とにかく来れるうちにぜひご来店ください。オリンピックが開催され、さらなるパンデミックになったとしたら、完全に店休にせざるをえなくなるかもしれないので・・・。

そうならないことを祈りつつ、粛々とがんばって営業してまいりますので、応援よろしくお願いいたしますm(_ _)m



ここからは『サクシネマ』ですが、

これはA級俳優を使ったぶっ飛びB級映画です。


『ドライブ・アングリー』(2011年)


死んだはずだと思われていたミルトン(ニコラス・ケイジ)には《ある目的》がありました。

それは、カルト教団に殺された娘の仇を取り、その教団に奪われた娘の赤ちゃんを取り返すことでした。


異常で残虐なカルト教団のボスと、
 奪われたミルトンの娘の赤ちゃん。


ミルトンのセクシーな相棒のパイパーはというと、


元カレと殴り合いの喧嘩をして、


元カレに殴られているところをミルトンに助けられたことがきっかけで、成り行き上相棒に。

カルト教団とは別に、ミルトンのことを追っている・・・


FBIのバッジを持つ、
 絶対にFBIらしからぬ謎の男。


ミルトンはハチャメチャに強く・・・


弾を顔面に受けたにもかかわらず、
       なぜか死なず・・・


銃をぶっ放し、車は爆発炎上し、謎の男とも、カルト教団のイカれた連中とも闘い・・・。

で、どうなるかは観てのお楽しみなのですが、

あまりにB級感満載の展開に、その正々堂々たるB級感に、もう笑うしかありませんでした(*´艸`*)

B級も、貫けばA級よりもいい味が出ます。


サクサクギョーザも
 その路線です♪?(*´ω`*)