店内飲食を開始します!2021年06月21日 07:55

依然として通常営業はできませんが、規制が若干ゆるんだので、以下のように営業内容の変更をいたします。




このところあまり更新していなかったこのHP&ブログも、水曜日からじゃんじゃん更新していくつもりですので、よかったら覗いてみてください(●^o^●)

かつおとごぼうの炊き合わせ2021年06月23日 14:31




本日より、約2カ月ぶりの店内営業再開です!ヽ(=´▽`=)ノ

テイクアウトはやっていたのですが、店内(イート・イン)のお客様とは、しばらく顔を合わせていなかったので、今からワクワクしています(*´ω`*)

ということで、

いつものように、久々の本日の日替わり料理は・・・


かつおとごぼうの炊き合わせ 280円


もろきゅう・・・ではなく、
     味噌かぶ 150円


ししとう串 1本  110円
      2本だと200円


この他にも日替わり料理ありますし、もちろんレギュラー・メニューもばっちりご用意して、皆様のご来店をお待ちしております♪



これまた久しぶりの『サクシネマ』なのですが、

この映画は、おもしろいかおもしろくないかの二択だとどっちにするか迷うのですが、ちょっとぼく的に印象的なシーンがあったのでご紹介したいと思います。


『プロミスト・ランド』(2012年)


エネルギー総合企業のグローバル社に勤めるスティーブ(マット・デイモン)はシェールガスの採掘権を買い取る営業マンで、成績がずば抜けて優秀なため、近い将来の幹部候補たる存在でした。


スティーブの仕事はというと、良質なシェールガスの埋蔵が見込まれている田舎の地に出向き、地主たちに交渉してその採掘権を獲得することです。


農家や牧場主などの広大な土地を持つ田舎の地主は、所有するその土地の広さのわりには生活は豊かではなく、豊かどころか、様々なローンや子供たちへの学費などに困窮している世帯がほとんどでした。


「あなたの土地の採掘権を売ってくれさえすれば、何もしなくても〇△ぐらいのお金が毎月ずっと入ってきます、そうすればいまあなたが抱えてる金銭的な問題はすべて解決しますよね、どうですか、契約書にサインしてくれませんか?」


その町の町長にではなく、こんな感じで地主を一軒一軒ローラー作戦で買収していくのがスティーブのやり方で、それはいままで見事なぐらいに功を奏していました。というのも、スティーブ自身も田舎で困窮に喘いで育っており、そのときの経験から安定した金銭の提供はお互いにとってウィンウィンであるという信念を持っていたからです。


狙いを定めた田舎町に滞在し、自身もあなたたちと同じような境遇の出身なんだ、だから気持ちがよくわかるんだ・・・的な雰囲気をかもしながら、地元の人々と懇意になりつつ、数日をかけて交渉をつづけていくスティーブ。


最初のうちはそれはいつものようにいい感じで進んでいたのですが、町民への説明会の際に、高校教師をしている老人からグローバル社の採掘法のリスクを指摘されてから、雲行きが怪しくなっていきます。


「町が汚染されてしまう可能性が
     高いんじゃないのかね」


結局、住民投票を行うことになってしまったのですが、スティーブは地主たちさえ取り込めばなんとかなると高をくくっていました。


ですが、ちょっと《こういうこと》に詳しいだけのただの老人だと思っていたその人物は、高校教師は老後の趣味でやっているだけで、もともとは工学修士を取得し、その道の研究員として32年間生きてきた化学エリートだったことがわかります。


さらに悪いことには、環境保護団体のメンバーであるというダスティンという男が突然現れ、

「自分の故郷は、グローバル社によって汚染されてひどいことになった」

と住民に訴え、スティーブよりも住民に溶け込んでいきます。そのために、スティーブを敵視する住民が増えだします。


グローバル社を非難する看板を
  町中に立てだすダスティン。


さて、このあとどうなっていくのでしょうか・・・なのですが、大事なことは、スティーブは住民をダマしてまで自分が出世するとかは思ってないということです。スティーブは前述したように、たしかにリスクはゼロじゃないにしても、住民も会社も自分もみんなにメリットがあると信じて動いていたのです。


このあと、驚くべき真相が発覚し・・・


スティーブは住民投票前の演説で、
 こちらも驚くべき発言をします。


この《驚くべき》は何なのかは、ぜひ映画を観てもらいたいので書きませんが、最初に記述した《ぼく的に印象的なシーン》というのはここで紹介させてください。


それは、住民にとっては貧困こそ悪で、それを解消するためにはお金が必要で、そのお金は多ければ多いほどいいに違いないと思っていたスティーブが、住民への演説会場でレモネードを売っていた少女に多めにお金を渡し、「お釣りはあげるよ」と言ったら・・・


「25セントって書いてあるでしょ。
   だからそれ以上はいらないわ」


そう言って、お釣りを返されるシーンなのです。このときのスティーブのハッとした表情が、この映画のというより、人生とお金のバランスのすべてを物語っているように、ぼくには思えたのです。


誰でもお金はたくさん欲しいと思います。お金はいくらあってもじゃまにはならないからです。ですが、自分の人生にとって本当に必要な額以上のお金を得るということは、その代償としていろんなものを失っていることに気がつかなくてはなりません。この映画で言えば、その代償はいまある豊かな自然ですし、ある人にしてみれば大事な人と過ごすための時間であったり、健康であったり、その他様々でしょう。


お金さえもらえれば、ま、いっか・・・ではないのです。お金と引き換えに生きがいや尊厳や意欲を奪ってはいけないし、お金を享受する側も、それに溺れては取り返しのつかないことになるのです。


現状にあてはめると、コロナ禍における政府の対応と、それを受ける側の国民・・・。一番大事なものは何なのかを深慮して行動しなくてはいけない、そういう状況、そういう時代になっているのだと再認識させられた映画でした。

ビッグハムカツ2021年06月24日 12:11




本日の日替わり料理は、揚げたてをご提供の・・・


ビッグハムカツ 380円


人気が定着してきている・・・


もんじゃ風サラダ 250円


などなど、その他あれこれご用意してますので、ぜひ今宵は咲々餃子へいらしてください\(^o^)/



ここからは『サクシネマ』です。

今年、映画館で観たのですが、これはストーリーらしいストーリーはない、独特の空気感を楽しむ映画です。


『街の上で』(2021年)


↑の画像の荒川青(若葉竜也さん)は、下北沢の小さな古着屋で働いています。基本ひとり店員なので、お客さんから声をかけられるまではいつも本を読んでいます。


青の行動パターンは決まっていて、仕事じゃないときは、たまにライブを観たり、行きつけのバーで飲んだり、読書のための本をやはり行きつけの古本屋で買ったり・・・といった感じです。


そんな青のいつもの不動の日常が、4人の女性と関わることで動き出します。その4人の女性とは・・・


左から、
高橋町子(萩原みのりさん)
田辺冬子(古川琴音さん)
川瀬雪(穂志もえかさん)
城定イハ(中田青渚さん)


川瀬雪は青に生まれて初めてできた《彼女》でしたが、雪の浮気が発覚して、相手が誰なのかを追求すると、雪は青に逆ギレし、

「(青と)別れたい」

そう言っては、本心は雪と別れたくない青の意思は無視して、ふたりは別れることになります。


田辺冬子は青の行きつけの古本屋の定員で、ふたりは顔見知りです。ある日、青は冬子から、

「荒川さんって、前に音楽やってたんですか?」

と聞かれます。

それはおそらく古本屋の店長から聞き知ったと思われ、その店長は亡くなってしまったのですが、青はちょっとピンとくるところがあって冬子に、

「田辺さんって、店長と《いい仲》だったんですか?」

と聞いてしまいます。

顔色が変わる冬子。しまった・・・という顔になる青。このときから、ふたりの関係がギクシャクし始めます。


青は冬子に失言をしてしまい・・・


高橋町子は映画監督の卵で、自身が監督する自主映画への出演を青に依頼します。以前から古本屋で読書をしている青の姿を見て、自分の作品のイメージとぴったりだと思った、と言うのです。


「私の映画に出演してくれませんか?」


演技などしたことがない青でしたが、迷った末に出演を了承します。ですが、やはり本番ではガチガチになってしまって、いい演技などまったくできず・・・。


城定イハは高橋町子の映画スタッフのひとりです。演技がうまくできずに落ち込んでいる青に同情するかたちで、ふたりは懇意になります。


意気投合する青とイハ。


おたがいの元カレ元カノの話をして朝まで盛り上がったあと、早朝に青とイハが歩いていると、前から歩いてきたのは雪と青の行きつけのバーのマスターで・・・。

さてさて、青と4人の女性をめぐる物語の結末は・・・。

青の、いつでもゆるいところが、なんともツボでした。大きな盛り上がりもないのに、もっともっと青の日常を見続けたい気持ちになるといった、ちょっと不思議な映画です。

オススメですので、DVDか配信になったらご覧ください(*´ω`*)

かぼちゃの煮物2021年06月25日 11:35




本日の日替わり料理は・・・


かぼちゃの煮物 150円


それと、昨日に引き続き揚げたてをご提供する・・・


ビッグハムカツ 380円


店内営業久しぶりの再開だったので、お客さんがまだ少ない状態ですが、じっくりあせらずにていねいに仕事していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m



ここからは『サクシネマ』なのですが、サメ映画で、ぼくのオススメは3作あります。


『ジョーズ』(1975年)と、


『ロスト・バケーション』(2016年)と、


今回ご紹介する・・・


『ディープ・ブルー』(1999年)です。


『ジョーズ』はヒッチコック映画を彷彿とさせるような心理的な怖さが秀逸で、若きスピルバーグ監督のアイデアと才能がほとばしっている作品でした。


『ロスト・バケーション』はシンプルな展開で、いかにもありえそうな絵空事とは思えない恐怖感がありました。


『ディープ・ブルー』はというと、『ジョーズ』のサメがまだ当時の技術的に張りぼて感があったのに対し、これはサメの動きがかなりリアルになっていて、そのうえ展開も凝っています。


海上に作られた研究施設で、サメを実験台にしてアルツハイマーの治療薬を治験しているという設定です。


その研究所のサメは脳を大きくするために遺伝子操作で巨大化されていて、そんなサメにアルツハイマーの治験薬を投与したせいで、お利口さんになった巨大ザメが研究所の人間たちに襲いかかってきます。

・・・と、

この設定自体が、サメのパニック映画を作るがためのいかにもな設定で、ちょっと陳腐ではあります。サメで実験をするって、猿の代わりにゴリラを、犬や猫の代わりにライオンを使うようなものです。リスクばかりが高く、そうしなければいけない理由がよくわかりません。


しかも、サメの脳じゃ小さいからって、わざわざ遺伝子操作までして巨大化したサメを作り、陸上の施設よりもはるかに費用がかかるであろう海上に研究所を作っています。


ですが、ここまで文句を言っておきながら、どうしてぼくがこの映画をサメ映画3選のひとつに挙げるのかというと、それは展開の意外性です。


サメ映画というと、観ていて、ああ、このイチャついている若者たちはさっくり食われてしまうなとか、この俳優は途中で殺られるだろうし、この俳優とこのヒロインは生き残って、この化け物ザメにトドメをさすに違いないなとか、なんとなく予想がつきますよね。ですが、この映画はそんな予想どおりには進みません。


あるときはあっさり、またあるときは不必要なまで無残に、登場人物の重要度とは無関係な展開でサメの餌食になりますし、いかにも殺られそうなキャラが予想外な活躍を見せたりもします。


どうしてそうなったのかというと、監督のレニー・ハーリンが制作の途中で柔軟に脚本を変更したり、試写の反応を見ては、急遽生き残る人物を変えたりしたからです。


何がどう予想外なのかは観てもらいたいのですが、

じつは、実際は映画の印象ほどサメは人間を襲いません。世界で年間に数人しかサメに襲われて命をなくす人はいませんし、わずかな数滴の血の匂いを何百メートル先から嗅ぎ分けて襲ってくるということもないようです。


ただ、サーファーがよくシャーク・アタックに遭遇してしまうのは、水中から見上げたサーファーの姿がサメには、


カメに見えてしまうからです。


ですので、サメは人間を食料とは考えておらず、むしろフカヒレやかまぼこなどの食用にするためや、定置網にひっかかって死んじゃうサメなど、人間のせいで死亡するサメの数は年間なんと・・・

約1億匹!\(◎o◎)/


サメにしてみれば、
 こんな気持ちでしょうね(^_^;)

春菊と三つ葉ときゅうりのサラダ2021年06月26日 13:41




本日の日替わり料理は・・・


春菊と三つ葉ときゅうりのサラダ 250円


ブロッコリーのミモザサラダ 250円


なめこと豆腐のお味噌汁 250円


などなど、その他あれこれでーす(^-^)



蒸し暑くなってきたので、こういうのどうですか♪

ってことで、今回の『サクシネマ』は川の水上が舞台の、わかりやすく、シンプルにドキドキするサスペンス映画です。


『激流』(1994年)


ハートマン一家は夫婦と兄妹の4人家族。夫のトムはいつも仕事優先で、夫婦の間には離婚を考えているほどの亀裂がありますし、息子のロークも仕事ばかりの父親が嫌いで、おまけに飼い犬までトムには懐かない・・・といったわかりやすい図式です。


妻のゲイルは息子の誕生日祝いにと、故郷のアイダホでの川下りを企画します。ゲイルはかつて、そこで川下りのガイドをしていたほどのボートの腕前なのでした。


一家はそこで2人組の
 男たちと懇意になります。


川下りは初心者なんで教えて欲しいと言うふたりに、ゲイルは危険なポイントなんかを教え、ふたりも息子のロークと遊んでくれたりして、最初こそいい関係だったのですが、じつはふたりは強盗で、川を下って逃亡している最中だったことが判明し、


拳銃を取り出してからは、
 一家は2人組の言いなりに・・・(>_<)


途中の危険なポイントをゲイルの腕で、なんとか乗り越えたいというのが2人組の目的でした。


こんなポイントがいくつもあります。


父親は2人組のスキをついて反撃するも殺されかけ、なんとか逃げはしたものの、妻子とははぐれてしまいますし、途中でリバー・レンジャーが、

「この先は危険ですので、下るのは禁止されてます」

と注意しに来たときも、ゲイルの背中には拳銃が押し付けられていて、仲間を装うように強要されていたりと、ハラハラドキドキの連続です。

さて・・・


一行は危険なポイントを
 無事に下れるのか・・・。


はぐれた夫が懐いていない飼い犬と
   妻子を救うために獅子奮迅し、


強盗のとんでもないハプニングのおかげで、切れかけていた夫婦の絆が元通りになるというのも、わかりやすい展開であるものの、観ていて爽快感があります。

なによりも、

蒸し暑いこの時期、川辺のアイダホの景色は清涼感があって、観ているだけでもちょっと涼しい心地になるのでオススメです。

唯一ひっかかるのは、

強盗後の逃走ルートとして、車では検問で引っかかると思って川下りという方法を考えたのはなるほどな気もするのですが、リーダー格の男はカナヅチで、水中に落ちると命からがらになります。そんなカナヅチ野郎が激流を下って逃げることを計画するかなぁ・・・というのが唯一なムムム?なところです。

ところで、

どうして泳げない人のことをカナヅチ(金槌)と言うのでしょう? 水に沈むからというのでは、水に沈むのは石でもそうですよね。

じつはこれは、木槌は水に浮くけれど金槌は沈んでしまうから、というところからきているようです。


【とあるスイミングクラブにて】

「先生、俺、カナヅチなんですけど大丈夫ですか?」

「まったく泳げないんですか?」

「いや、泳げるんですけど・・・


仕事柄、いつもカナヅチを
 持ち歩いてるんです(^-^)


「・・・いますぐそのカナヅチをはずしてください(-_-;)