厚揚げの黒こしょうソースがけ2021年10月17日 16:12




本日の日替わり料理は・・・


厚揚げの黒こしょうソースがけ 230円


おでん大根&玉子 各130円
      両方だと250円


えのきのカルボナーラ 350円


それと、時短営業中は月曜と火曜がお休みになりますので・・・


焼餃子・生餃子を買っておくなら今日ですよ~(^з^)-☆



ここからは『サクシネマ』です。

これはドイツの映画で、ハリウッド映画のような派手な起承転結はありませんけど、味わいのある良作でした。


『希望の灯り』(2018年)


クリスティアンは、体中にタトゥーを入れた無口な男です。


かつては悪い仲間と悪いことをし、服役していたという過去がありますが、いまはそういう仲間とは手を切り、まともな生活をしていこうと努めています。


そんなクリスティアンが、巨大スーパーの倉庫管理係としての職を得、そこで仕事を教えてもらいながら、職場の人々とささやかな交流をしていく様を、静かに、静かに描いているのがこの作品です。


庫内は品目ごとにいくつもの通路で分けられています。


映画のドイツ語の原題は『In den Gängen』で、これは直訳すると『通路にて』というタイトルになり、物語のほとんどは庫内のこの通路で展開されます。


強面そうで、じつはやさしいクリスティアンの直属の上司のブルーノ。


フォークリフトの検定試験を受けるクリスティアン。


クリスティアンはフォークリフトがなかなかうまく操作できないことに悩みますが、ブルーノは「焦らなくてもいいさ」とやさしい声をかけてくれますし、別の通路で働く仕事仲間も笑顔で彼と接してくれます。


前述したとおりクリスティアンはタトゥーだらけですし、かつては悪事も働いていたので、そのことで職場でいやがらせをされたり、やめさせられたりするのかと思いきや、そういうこともなく、あたたかい空気のなか映画は進行していきます。


物語の一番の柱は、クリスティアンの担当の隣の通路(お菓子セクション。クリスティアンは飲料セクション担当)で働くマリオンとの恋です。


飲料の向こうには菓子があり、ときどきこうしてマリオンと目が合います。


ふたりは休憩室で軽口を言い合うような仲になります。クリスティアンはマリオンに惹かれていきますが、マリオンには夫がいるのでした。


マリオンの誕生日だと聞き知ったクリスティアンは、チョコにロウソクを立てて休憩室でお祝いをしてあげます。


・・・いろいろあって、


冷凍室の共同作業中にキスをするまでになるものの、


その後、マリオンはクリスティアンに素っ気なくなり、おたがいのシフトが合わなくなったりで、クリスティアンはマリオンと顔を合わせる機会が少なくなっていき、そのうちマリオンが仕事に来なくなってしまいます。


寂しさで落ち込み、生活もすさんでいくクリスティアン。そんな彼を見かねたブルーノが、マリオンが夫から暴力を受けていることを打ち明けます。


マリオンが自分に素っ気なくなったのはあのときキスをしたせいではなく、夫のことがあるからなのか・・・とクリスティアンは少しばかり安堵しつつも、マリオンの様子が気になってしかたがなくなり、花を持ってマリオンの家に行くのですが・・・。


ここから先は、映画をご覧ください。この映画を観れば・・・


《仲間と働く、ささやかで、優しい時間。慎ましくも、幸せ》


この言葉が腑に落ちるはずです(*´ー`)