白菜と長いものねばねば漬け2023年01月26日 10:39


本日の日替わり料理は・・・


自家漬け♪白菜と長いものねばねば漬け 200円


紅花たまごの濃厚卵かけごはん 300円
         +100円で納豆付き


新玉ねぎのオニオンスライス 250円


味付けガツ(豚ホルモン) 250円
             350円


長いものホクホクバター醬油焼き 300円


今宵も寒そうです。昨夜はさすがにお店は閑古鳥でした(T_T)

今宵はどうでしょう・・・。一喜一憂。日々是好日。笑顔でがんばるのが、すべてに通づる最善策ですよね(*´ー`)



・・・なんて、ちょっと仏法っぽいことを言ったところで、今回の『サクシネマ』は、ある和尚と小坊主のお話です。

これは韓国の鬼才キム・ギドク監督の、ひとりの男の人生を春夏秋冬で表現した映画で、神秘的で哲学的なテイストの、考えさせられる作品です。


『春夏秋冬そして春』(2003年)


春 芽生え
夏 燃え上がり
秋 枯れていき
冬 静けさが訪れる


湖に浮かぶ小島にある小さな小さな寺で、和尚と小坊主がふたりで暮らしていました。


春。小坊主はカエルやヘビや魚にいたずらをして、結果、ヘビと魚は死んでしまいます。


それを見た和尚は小坊主に「一生、心に重い石を背負うことになる」と、厳しく諫めます。


夏。少年になった坊主と和尚のもとに、心を病んだ少女が療養に来ますが、坊主は情欲を抑えきれずに少女と関係を持ってしまいます。


ふたりの関係を見た和尚は少女を町に返し、坊主には「大切なものもいつかは失う。欲望は執着を生み、執着は殺意を呼ぶだろう」と諭しますが、煩悩に抗えなかった坊主は少女を追って寺を後にしてしまいます。


秋。30歳となったかつての少年が、寺に戻ってきます。男はあのあと、あのときの少女を妻にし、そして妻の裏切りのために殺めてしまっていました。


さあ、和尚は男をどうするのでしょうか。ここから驚くべき展開になり、そして季節も男の人生も冬を迎えるのですが・・・。


劇中で、和尚は小坊主に《欲望は執着を生み、執着は殺意を呼ぶだろう》と言い、はたしてそれは現実になってしまいました。仏教でいうことの《解脱》とは、端的に言うと煩悩(108あるという多くの欲)を消し去ることを意味します。小坊主は仏教の境地である解脱に達せず、人間らしい欲望に従うことにした結果、悲しい結末になってしまいます。


ですけど、欲を持つことがそんなに悪いことかなと、ぼくは思うのです。その《欲》のおかげで人間は進歩し、逆に《欲》に翻弄されれば愚劣な行いをしてしまいます。《欲》をいい力に変えて生きることが肝要であり、それこそが人間が人間であることの醍醐味なのかな・・・なんて、この映画を観て思いました。


さて、アナタはどんな思いに達するでしょうか。ぜひご覧ください(*´ー`)

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