ホクホクかぼちゃ煮2023年03月31日 15:36


本日の日替わり料理は・・・


ホクホクかぼちゃ煮 200円


ネギ塩砂肝 300円


3種キノコのダシ醤油漬け 220円 300円
 (なめこ、えのき、エリンギ)


長いものホクホクバター醬油焼き 300円


アボカドキムチ 280円


きゅうりの浅漬けサクサク風 230円


舞茸のカリカリ焼き 230円
  ※画像は小   330円


それと、お客さんのOくんに好評だった新登場ドリンクの・・・


サッポロ濃いめのグレフルサワー 400円


こんな感じで、今宵も咲々餃子は元気に営業しまっす(^_-)-☆



ここからは『サクシネマ』です。

お客さんのH夫妻が好きな映画です。だいぶ前に観たので、再鑑賞してみました。


『第9地区』(2010年)


公開当時はけっこう話題になった作品です。すでに観たことある人も多いと思うのですが、あらすじを簡単に。


1982年、南アフリカ共和国のヨハネスブルグ上空に突如として巨大な宇宙船が出現します。


制止したままいっこうに動く気配がないので、政府は宇宙船内部を調査することにします。すると、中にはエビ(というかシャコ)に似た大勢のエイリアンが衰弱して倒れるようにして存在していました。エイリアンたちは《侵略者》ではなく、銀河をさまよう《難民》だったのです。


政府は宇宙船の真下を《第9地区》としてエイリアンたちをそこに隔離することにします。


《第9地区》は粗末な住居の粗悪な場所です。


28年後、180万人(匹?)となったエイリアンたちの住むこの《第9地区》はスラムと化していて、ヨハネスブルグ住民からの反感もあり、200キロほど離れたところに新設された《第10地区》にエイリアンたちを強制移住させることが決定します。新設された《第10地区》といっても、そこはテント住まいの粗末な住居です。


政府からエイリアン監視・管理を委託されているMNU社のエイリアン課のヴィカスは、陽気にSNS発信しながら・・・


エイリアンたちに立ち退きの説明に回るのですが、言葉遣いこそ丁寧ですが、ヴィカスを含む皆がエイリアンたちを蔑視して軽んじていて・・・


エイリアンたちが移住に同意せず反論・抵抗しようものなら、すぐさまこうですし、なんなら迷わず銃殺します。


ヴィカスは自ら銃を発射することはないのですが、社の人間が武力でエイリアンたちを従わせていることには肯定的でした。


そんなヴィカスでしたが、とあるエイリアンの家で見つけた謎の液体を浴びてしまい、すると彼の体に異変が生じていきます。徐々にですが・・・


体がエイリアン化していったのです(lll ̄□ ̄)


ヴィカスの体の中にエイリアンのDNAが混在するようになったことで、MNU社は彼を被験者として人体実験するようになります。社としては、最終的にはエイリアンになってしまうのだから、データがとれれば最後は殺して標本にしてしまおうという考えなのです。


ヴィカスは自分がエイリアン側になったことで初めて、エイリアンたちが受けてきた迫害を身を持って知ることになります。そして、自身がなんとか妻の元に帰りたいと思っているのと同様に、エイリアンたちにも家族がおり、地球を出て故郷へ戻りたいと願っている気持ちを理解するのです。


そんなヴィカスは、あるエイリアン親子に力を貸して、彼らや仲間たちが地球を脱出できるように取り計らおうとするのですが・・・。


ヴィカスがエイリアン側(=弱者側)になってようやく、人間(=強者)が行う差別や暴力のむごさを知り、そのことで彼が人間らしい思いやりの心を取り戻していくのがこの映画の核です。けっして、異形のエイリアンと人間のSFアクション・バイオレンス映画ではないのです。


もうおわかりでしょうが、《第9地区》が南アフリカにあることで察しがつくように、これはアパルトヘイトへの社会的なメッセージであり、移民問題や人種差別への問題提議なわけです。そう思って観れば、この映画の製作意義や価値に納得いくと思います。


この映画を監督した『ロード・オブ・ザ・リング』で知られるピーター・ジャクソン監督は、少ない製作費でこの映画を作り、興行的にも成功させ、しかもこの映画は第82回アカデミー賞で4部門にノミネートされるほどの評価も受けた作品です。


ちょっとグロいシーンもあるので、食事しながらの鑑賞にはオススメできませんが、まだ観ていない方で興味ある方はどうぞご覧ください♪

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