かぼちゃのいとこ煮2025年09月25日 14:37


本日の日替わり料理は・・・


かぼちゃのいとこ煮 250円


ポークハンバーグ目玉焼きのせ 380円


らっきょうキムチ 230円


ナスのマヨポン炒め 300円


ナスの塩昆布炒め 300円


じゃがいもとシャウエッセンの塩昆布炒め 330円


長いものさっぱ塩昆布和え 280円


長いものホクホクバター醤油焼き 330円


ちくわのからしいそべ焼き 260円


厚揚げのタコ焼き風カリカリ焼き 280円


舞茸ピーマン玉ねぎのカリカリチーズ焼き 300円


お酒のお供に♪納豆焼きそば(↑塩昆布 or 四川風↓) 500円


シャウエッセン(焼き or ボイル) 300円



ここからは『サクシネマ』です。

再鑑賞でした。ぼくは、こういう日常を切り取ったような映画が好きなんです(^-^)


『さよなら歌舞伎町』(2015年)


徹(染谷将太さん)と沙耶(前田敦子さん)は同棲していました。通沙耶はプロデビューを目指すミュージシャンで、徹は一流ホテルのホテルマン・・・と偽っていますが、本当は・・・


新宿歌舞伎町のラブホテルの店長なのでした。


映画は、そのラブホテルで起こるいろんな人の人間模様です。


ラブホテルの従業員の里美(南果歩さん)は、時効間近の指名手配犯・池沢(松重豊さん)を匿って暮らしています。


ラブホテルをAV撮影に貸せば、現れたAV女優は徹の妹で・・・

「お前、何やってんだよ!?」

「お兄ちゃんこそ、一流ホテルで働いてるんじゃなかったの?」

妹には単なるお金目当てじゃないAV女優をやる理由があり・・・。


韓国人のイ・ヘナは、大久保の韓国料理店で働く彼氏がいましたが、彼氏にはないしょで・・・


デリヘル嬢をしています。経済的な事情でした。この彼女には、涙なみだの結末が・・・。


親にネグレクトされて育ち《売り》でなんとか生活をしのいでいる少女と、この少女を惚れさせて風俗に売り飛ばそうとしている男。男は少女の生い立ちに同情し・・・。


この他に、ラブホテルには徹の彼女の沙耶がレコード会社のプロデューサーとやって来ては、

「なんだよマクラ営業かよ!」

「そっちこそ、どこが一流ホテルよ。ラブホテルじゃない!」

と、なったりして、歌舞伎町のラブホテルではいろんなことが起こりすぎて混沌とするのですが、極めつけは・・・


ラブホテルで不倫する刑事同士です。


行為のあと、女性刑事が思い出すのです。フロントで見た里美の顔を。

「どこかで見た顔だと思ったら、あの女、指名手配犯の池沢と姿を消した鈴木里美だわ!」

警察署に連絡しようにも、不倫中のいまのこの状況は知られたくないわけで・・・。


笑いあり、ムムムあり、涙ありの歌舞伎町ラブホテル物語。ぜひご覧いただきたいのですが、


歌舞伎町はいまこそちょっと昔より怪しさが薄れましたが、ぼくが18歳のときには、道ではあちこちで客引きが手招きする《ボッタクリ》が横行する煌びやかでダークな歓楽街でした。


18~20歳ぐらいまで、ぼくは新宿で働いていました。時代はバブルで、好景気で新宿歌舞伎町がギラギラしていたころです。


ぼくは職場で一番若かったので、先輩たちがあちこちに連れて行ってくれました。ビリヤード場、バー、ディスコ、オカマちゃんのお店、新宿コマで映画も観ましたし、生まれて初めてカラオケをしたのも歌舞伎町のカラオケスナックでした。


まだネットがなく、いまのように簡単に情報を得られなかった時代です。だから、入ったことのない店のドアを開けるのは、先輩の紹介がなければかなり勇気がいりました。店に入るだけで、あのときのようにドキドキすることは、もういまはありません。スマホでなんとなく情報が入手できますし、自分自身もある程度肝がすわったからです。


そんな思い出の街・歌舞伎町の景色が映画ではあちこち垣間見れます。ですので、ぼくにとってこの映画は、特別におもしろいのかもしれません(映画サイトの評価はイマイチですが)。


ちなみに、

歌舞伎町にかつて歌舞伎座があった・・・ということはなく、歌舞伎座を誘致したくて街の名前を歌舞伎町に変更したのに、諸事情により歌舞伎座の誘致は実現できず、歌舞伎町という名称だけはそのまま残ったというのも、実像があるのかないのかわからない夢と幻想の街・歌舞伎町を象徴しているようにも思えます。


『さよなら歌舞伎町』という映画タイトルどおり、登場人物たちは歌舞伎町を離れて行きます。ぼくも新宿での約2年間の勤務のあと、転職をしてプログラマーとなって茅場町で働くことになり、それきり歌舞伎町とは疎遠になってしまいました。


いま、ぼくは我が町草加に36年住んでいます。いつか《さよなら草加》になるのか、それとも草加が終の棲家になるのか。ぼくは人生は風に舞う木の葉だと思っているので・・・


思いもよらない強い風が吹けば、どこにどう舞い飛ばされていくのかわからないのが、人生の妙味ではないですかね(*´ー`)