ちょっと小さめのオムライス ― 2020年11月26日 12:09


本日の日替わり料理は、みんな大好きな・・・

ちょっと小さめのオムライス 500円

断面図
卵で包むと言えば、レギュラーメニューのコレ↓もおすすめです。

納豆オムレツ 250円
さあ、卵が大好きなお客さんたち、集まって~♪ヽ(=´▽`=)ノ
『サクシネマ』ですが、あまりに評判がいいので観に行きました。

『ミッドナイトスワン』
で、観て確信しました。今年の日本アカデミー賞の作品賞と監督賞は間違いなくこれだな、と。
あらすじを簡単に。
新宿にあるニューハーフのショーパブで生計を立てているトランスジェンダーの凪沙(草彅剛さん)。

つねに染みついたような憂いを
漂わせて生きている凪沙(なぎさ)。
目下の夢は、貯金が貯まったら男性器を切除する手術を受けることです。
正直、お金に余裕がない暮らしをしています。広島の実家の両親には自分が女性として生きていることを話していませんので、母親からの電話には本名の健二として男の声で出ます。
ある日、凪沙は母親から親戚の子の一果(服部樹咲ちゃん)を一時的に預かってほしいと頼まれます。一果の母親がネグレクトとDVのどうしようもないバカ親だからです。

酔いどれて帰宅する母親(水川あさみさん)に
肩を貸す一果。
部屋に入るなり膝から崩れ落ちる母親。それを無機質な目で黙して見おろす一果。
「なんだよその目は! 誰のために働いてると思ってるんだよ!」
娘の一果をひっぱたいて蹴る母親。これが一果の日常なのでした。

一果はつねにこういう無感情な表情をしています。
広島から東京へひとりで上京し、久しく会っていない健二おじさんと再会してみると、おじさんはおばさんになっていました。ですが、表情は例のままで、何ひとつ言葉を発しません。

黙ったまま凪沙についていき、
凪沙のアパートに案内される一果。
「いい? 私は子供きらいだからね。お金くれるって言うから、しぶしぶアンタを預かるの。私の言うこと聞かないなら、すぐ追い出すからね」
あいさつもなく無言のままの一果に、凪沙は冷淡に言い放ちます。
一時的に転入した高校でも、愛想がないのでなじめませんし、なじむ気もない一果でしたが、唯一関心があるのはバレエで、ついつい通学路途中にあるバレエ教室を覗いてしまいます。
そのバレエが、暗澹たる日々を送っている一果にとっての唯一の光であり、彼女にはその才能があったのでした。
バレエ教室の月謝を秋葉原のあやしいバイトでまかない、凪沙にはないしょでバレエ教室に通う一果でしたが、ずっと隠し通せるはずもなく・・・。
一果がバレエを通して生きる力を取り戻していく様子や、そんな一果の少女ならではの急速な変貌ぶりを間近で見た凪沙が、子供のころから女性になりたかった自身の夢を重ねては、すさんでいた心がそうでなくなっていくところが、それはそれは美しくてまぶしいのです!

凪沙「私にもバレエを教えなさいよ」
一果のバレエダンサーとしての無限の可能性を殺してしまわないように、凪沙は自己を犠牲にしてまで一果を応援するのですが・・・。

本当の親子のように
心が通じ合うようになるふたり。
草彅剛さんのトランスジェンダー役も良かったのですが、それ以上に、バレエ経験ありきでオーディションをしてこれが女優デビューとなった一果役の服部樹咲ちゃんのバレエシーンが感動的でした。
そして、この映画を上辺だけのものにしなかったのは、一果の母親役の・・・

水川あさみさんの迫真の演技のたまものです。
たぶん、水川あさみさんはこの演技で賞を獲るでしょう。そう納得させられる演技でした。
そして、もうひとり圧巻の演技を見せたのが・・・

一果の同級生でバレエ仲間の
りん役を演じた上野鈴華ちゃんです。
この上野鈴華ちゃんが、この映画にとっての大事なスパイスになっています。ぜひご覧になって、衝撃を受けてください。難しい役どころを、申し分なく演じてますので。
・・・と、
ちょっと興奮気味に書きつらねてしまいましたが、ぼくがこの↓

『リトル・ダンサー』(2000年)を
スクリーンで観なかったのをずーっと後悔しているように、 『ミッドナイトスワン』もスクリーンで観ておくべき映画です。ぜひぜひ観に行くことをオススメします(^_-)-☆