ブロッコリーと玉子のふわマヨ炒め2021年12月01日 11:58




本日の日替わり料理は・・・


ブロッコリーと玉子のふわマヨ炒め 250円


おでん大根&玉子 120円
      両方だと220円


きゅうりの浅漬け 200円


味付けガツ(豚ホルモン) 230円


特製とり皮ポン酢 230円


味付けガツととり皮ポン酢の合い盛り(ハーフ&ハーフ) 230円もできますので~(^_-)-☆



ここからは『サクシネマ』です。

これは史実が基になっている韓国映画です。


『スウィング・キッズ』(2018年)


1951年、朝鮮戦争(1950年~1953年)の真っただ中に、韓国側の・・・


巨済島にあった巨済捕虜収容所が舞台です。


その収容所には朝鮮人約15万人と中国人約2万人、計17万人の捕虜がいました。朝鮮戦争をよく知っている方ならご存じでしょうが、この戦争は当初朝鮮側が優勢でした。なぜなら最初はアメリカが軍隊を韓国に投入していなかったからです。


ソウルが鎮圧され、どんどん南に朝鮮(ソ連・中国)軍が侵攻してきたことで、アメリカが本腰を入れて軍隊を投入し、38度線まで盛り返して、そこで話し合いが行われて休戦協定が結ばれました。そう、我が国とは違って、韓国はいまだ終戦していないのです。休戦中なだけで、いつ何時有事になるかわからない、だからこそ徴兵制度を維持して国民総兵士たる状況を堅持しているのです。


・・・と、朝鮮戦争の説明はここまでにして、

朝鮮側が優勢だった当初、韓国の捕虜を自国の兵士にして出兵させたりもしていたので、その巨済捕虜収容所には資本主義者と共産主義者が混在していて、それゆえに捕虜同士の争いが絶えませんでした。


ですので、その収容所の評判は悪く、新しく就任してきたロバート所長は収容所のイメージアップのためにタップダンスチームを結成し、クリスマス・ショーでそれを披露しようと計画します。


「捕虜たちとダンスチームを作ったらどうだ?」


というのも、収容所にはかつてブロードウェイでダンサーをしていた収容所唯一の黒人であるジャクソンがいたからです。


ですが、ジャクソンは東洋人にはタップダンスなどできるはずがないという偏見を持っていました。


形だけのオーディションをするも、やはり素養のない者ばかりだったのですが、4人だけ素質にあふれた者がいました。


4か国語を話す通訳士の女性ヤン・パクネと、生き別れの妻を探し続けているカン・ビョンサム、ダンスの振り付けの才能があるぽっちゃり体型のシャオパン、そしてこの映画の主人公の反抗的青年のロ・ギスです。


「ダンスなんかやんねんよ!」的な態度を見せていたロ・ギスでしたが、本当はダンスが大好きで・・・


〈音を聞くだけで胸が熱くなる〉


ぬかるみでも踊ってしまうほどのダンス好き(笑)


4人の事情や心情の変化もいろいろありつつ、ジャクソンも4人に心を開いていきます。ジャクソンは捕虜ではなくアメリカ兵ではありますが、白人のなかの唯一の黒人という孤独を抱えており、その閉塞感は4人と共通なものだったからです。


4人は確実に才能を開花させてゆき・・・


ジャクソンも加えた5人でクリスマス・ショーまで行き着くのですが、


話はそこで盛り上がってエンドロール・・・みたいなハリウッド映画のようにはいきません。拍手喝采のあとに・・・


こんな状況に陥ってしまいます(lll ̄□ ̄)


なにが起こってそうなるのか、さて、4人の運命やいかに!


主義(イデオロギー)の相違が引き起こす戦争・暴動・愛憎・・・。それがひしひしと伝わってくる、ビートと躍動感に溢れたこの映画、観てソンはないです(^-^)


映画はけっこう脚色されているようですが・・・


実際にあった出来事も盛り込まれていますし、


その巨済捕虜収容所は、いまは観光名所になっています。


巨済捕虜収容所遺跡公園。


ダンスシーンが計15回ほどもあり、ロ・ギスではありませんが〈観ているだけで胸が熱くなる〉映画です。ぜひご覧ください(*´∀`*)

アスパラシャウエッセン炒め2021年12月02日 15:09




本日の日替わり料理は・・・


アスパラシャウエッセン炒め 250円


かぶと厚揚げの煮物 200円


味付けガツ(豚ホルモン) 230円


特製とり皮ポン酢 230円


味付けガツととり皮ポン酢の合い盛り(ハーフ&ハーフ) 230円もできますので~(^_-)-☆

本日もよろしくお願いいたしますm(_ _)m



ここからは『サクシネマ』です。

虚実入り混じったようなストーリーに、ぐいぐい引き込まれてしまいました。


『ラスト・ムービースター』(2017年)


《バート・レイノルズ、最後の主演作》とありますが、かつては一世を風靡したバート・レイノルズ。わかりやすい娯楽作ばかりに出演していたイメージがありましたが、これは違いました。


ヴィック・エドワーズ(バート・レイノルズ)はかつてのムビー・スターで、年老いたいまは杖をついてひとりで暮らしています。そんな彼にテネシー州ナッシュビルの国際映画祭から『特別功労賞』受賞の招待状が届きます。その国際映画祭がどういうものだかはわかりませんが、クリント・イーストウッドや、アル・パチーノ、デ・ニーロやジャック・ニコルソンも受賞したと書いてあるので、行くことにしたところ・・・


空港でヴィックを待っていたのはパンキッシュなギャルのリルで、


映画祭の会場は町のパブで、ヴィックの宿泊先は安モーテルだしで、


「イーストウッドやニコルソンやデ・ニーロも来たって書いてあったから来たんだぞ!」そう抗議すると、


「《受賞した》って書いてあっただけで、《来た》とは書いてません。彼らには断られました。来てくれたのはあなただけです。ありがとうございます!」


そう言われてしまう始末。だまされた!、と怒り心頭なヴィックでしたが、招待者たちは心からヴィックを尊敬していて、みんなでお金を出し合って少ないなかでもできるかぎりの映画祭を催しており、ヴィックをだますつもりなど毛頭ないのでした。


ですが、ヴィックは怒りが収まりません。そもそもかつては大スターだったわけで、そのときに染みついた傲慢な振る舞いや生き方は、年老いて大スターの面影が薄くなったいまでも抜けてはいなかったのです。


数日間を予定していたヴィックのかつての作品を振り返る映画祭でしたが、ヴィックは怒って途中で帰ることにします。それをリルが引き止めに行きますが、ヴィックはリルに故郷のノックスビルまで乗せるように命じます。ノックスビルへは車で3時間ほどの距離なのです。


ノックスビルで、ヴィックはいまは見知らぬ人が住んでいるかつての生家を訪ねたり、


アメフト選手だった学生の頃の思い出のスタジアムを訪ねたり、


最初の妻のクラウディアに会いに行ったりして、


夢と希望に溢れていた若かりしころの自分を思い出し、自分が何度となくしてきた心無いふるまいを反省しては、自分に敬意を示して呼んでくれた映画祭に戻ることにします。


《人生のあらすじは途中で変えられる》

これは、この映画のキャッチコピーです。そうなのです。どんなに年老いても遅くはないのです。いまからでも、悔い改め、最善を尽くす生き方を試みれば、そこから人生のあらすじは変わっていく・・・かもしれないのです。


・・・なんて、ちょっと熱くなってしまったのも、ぼくもそう共感しているからなんです。


映画では、かつての自身の幻影との共演シーンもあって、レイノルズを知っている世代の人は、絶対におもしろいはずです(^o^)

期間限定『納豆餃子』2021年12月03日 12:11




本日から期間限定なくなったら終了予定で・・・


納豆餃子 340円を販売いたします♪
(※上段の餃子はサクサク餃子)


そして、本日の日替わり料理は・・・


ちくわのいそべ焼き 200円


同じいそべ焼きでも・・・


魚肉ソーセージのいそべ焼き 200円もやってます♪


かぶと厚揚げの煮物 200円


200円ぐらいのお手軽おつまみもたくさんご用意しておりますので、ぜひぜひご来店くださいm(_ _)m



ここからは『サクシネマ』です。

これは若かりし頃のブライアン・デ・パルマ監督と、主演のアル・パチーノの熱量がビンビンと伝わってくるマフィア映画です。


『スカーフェイス』(1983年)


公開当時は批評家から酷評されたそうですが、その後カルト的な人気を得るようになった作品なのですが、観れば酷評されたわけも、カルト的な人気を得たわけもわかります。


トニー(アル・パチーノ)はキューバからの難民で、服役という前歴もある野心にまみれたチンピラで、アメリカに来たからにはどんなことをしてでものし上がってやるという、揺るぎない不退転の思いを胸に抱いています。


ですので、とにかく躊躇なく人を殺します(lll ̄□ ̄)

地元でコカインの元締めをやっているフランクに世話になってただのチンピラから抜け出したというのに・・・


フランクの愛人であるエルヴィラ(ミシェル・ファイファー)にもソッコーで手を出し、


いろいろあって、自分の方がフランクよりも優位に立ったとみるや・・・


「フランク、あんたはゲス野郎だ」と罵り、


ありとあらゆる場面で・・・


撃って・・・


撃ちまくります!


波乱に満ちたトニーの生き様とその最期を、やたらと乱射される銃声と共にご覧ください。


この映画はカルト的な人気作品ですので、Tシャツにプリントされたり、


フィギアになったりもしています。


顔の表情の再現度がリアルですね。


このシーンのフィギアが・・・


これなんですけど、腰の落とし方の再現度が笑っちゃうぐらいに似てますよね(^o^)

ほうれん草のみぞれ和え2021年12月04日 13:53




本日の日替わり料理は、和食3品です。


ほうれん草のみぞれ和え 250円


白菜と塩昆布の漬物風サラダ 250円


なめたけおろし 230円


この他にも、日替わり料理はありますので~(^o^)/



ここからは『サクシネマ』です。

これは、主演のモーガン・フリーマンとダイアン・キートンの演技の妙で成立している映画です。ニューヨークの雰囲気を感じたい人にはオススメです。


『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』(2014年)


元教師の妻ルース(ダイアン・キートン)と、画家の夫のアレックス(モーガン・フリーマン)。


映画の邦題のとおり、彼らはニューヨーク・ブルックリンにある眺めのいい部屋にかれこれ40年も住んでいます。


部屋の一室はアレックスの仕事部屋で、


屋上では家庭菜園をしています。


ご存知のとおり、ニューヨークは世界一物価の高い街です。そんなところで、こんな暮らしをできている時点で、この夫婦は裕福に違いなく、これから起こる物語は裕福な人にしか共感しずらいのかもしれません。だから、この映画のレビューも、賛否が分かれているのだと思います。


夫婦はいまの生活に何の不満もないのですが、このアパートメントには階段しかないため、足腰の弱ってきた夫のために、妻がいまのところを売って、よそに引っ越す提案をするというのが物語のはじまりで、部屋を売るからには高く売りたいし、新しく住む部屋もよく吟味して探さなければいけない・・・。


そのよもやまな数日間を描いたこの作品は、とどのつまり、いまアナタが得ているお気に入りを手放したら、同じお気に入りを手に入れることはできない、だからよーく考えてね、ということを教えてくれます。


部屋の内見に来たお客に「いい眺めね」と言われ、「ああ、気に入ってるよ」と答えるアレックス。


演技が下手なふたりが演じていたら鼻に着きそうな脚本でしたが、モーガン・フリーマンとダイアン・キートンだとそれもゆるせますし、映画を観ている間はニューヨークという街のバーチャル住民になれたような気すらしました。


映画ではふたりの愛犬のドロシーも、ひとつの鍵になっていますので、愛犬家にもオススメな作品です(*´ー`)

しらすのユッケ風2021年12月05日 12:15




本日の日替わり料理は・・・


しらすのユッケ風 280円


しらすおろし 230円


あっさり豚バラ大根 280円


それと、咲々餃子は当面月曜と火曜がお休みなので・・・


焼餃子・生餃子を買っておくなら今日ですよ~(^з^)-☆



ここからは『サクシネマ』です。

これは実話の映画化で、こんなことが実際に・・・と恐怖を覚えてしまいました。


『弁護人』(2013年)


高卒から独学で勉強して弁護士になったソン・ウソク(ソン・ガンホ)。学歴もコネもなくて貧乏だったのですが、不動産登記業務に目をつけて釜山一の税務弁護士になることに成功します。


そんなウソクは、貧乏学生だった頃に馴染の店を食い逃げをしたことがありました。で、そのときの謝罪をしにそのクッパ屋に出向き、


「覚えてますか? 昔、ここで食い逃げをしたことがある者です」


謝罪をしに出向くと、店の女主人スネとその息子ジヌはそのことを覚えていて、

「お金なんていいよ。それよりも、こうして来てくれたことがうれしい。今日も私のオゴリだからね♪」

と、何年ぶりかの再会を喜んでくれました。

それから、そのクッパ屋にちょいちょい通うようになったウソクでしたが、ある日、スネから相談を受けます。


「息子のジヌが公安当局に逮捕されて、もう2カ月も音信不通なんだ。助けてくれないかい?」


ウソクは税務専門の弁護士で、公安相手の弁護はもちろん、普通の弁護すらしたことがなかったので、自分ではなく別の弁護士に・・・と断ったのですが、スネの懇願に折れて、拘置所に出向きました。


普通、逮捕・拘留される場合は、親族にその旨を伝えなければなりませんが、スネはそのことを知らされておらず、この2か月間自力であちこちを捜し歩き、最終的には身元不明の死体置き場まで尋ねていましたし、拘置所の面会も却下されていました。


それは明らかに憲法違反だ!とウソクは怒り、ようやくジヌとの拘置所での面会を許可させました。


ジヌを抱きしめるスネ。


ですが、ジヌの様子が変なのです。すっかりやせ細ったジヌは、終始暗い表情で、うつむき、多くを語ろうとしません。


「何があったんだ!?」


ようやく事実を聞き出したウソクは、それを聞いて愕然とします。ジヌは大学の仲間と本の読書・討論会を開いていただけなのに、それが反政府的なデモ運動だと共産主義の疑いをかけられ、ジヌとその友人たちは逮捕・拘留されていたのでした。しかも、その間ずっと拷問を受け、事実とは違う内容の供述書にサインまでさせられていたのです。


弁護士にとって、公安を敵に回すということは、国を敵に回すということであり、つまりは今後の弁護士人生が険しくなることを意味します。ウソクはようやく貧乏から裕福になったばかりでしたが、ジヌたちが受けたあまりの理不尽に義憤を覚え、周囲の反対を押し切ってその弁護を引き受けることにします。


公安・国を相手にした裁判・・・。だいたいご想像がつくでしょうが、その想像どおりの、いやそれ以上の不公平な裁判が行われます。


裁判なのに被告の姿がなく、ウソクが被告を裁判に参加させるように求めると、渋々連れて来られたジヌたちは拘束されていて、


「まだ判決も出ていないのに、拘束するなんておかしいじゃないか!」


ウソクは声を荒げます。

その後も、どう弁護しても有罪ありきな裁判に、被告たちも傍聴者も涙を流す有様で、


「こんなのおかしいじゃないですか!」


いろいろあって、被告たちは無罪であり、逆に公安の暴力と監禁の罪を問えるべき、決定的な証人を用意したにもかかわらず、《権力》でもってそれを無きものにしようとするその裁判に・・・


「こんなの出来レースじゃないか!」


憎々しげにふんぞり返る公安の担当者。


ウソクは最後の最後まで闘うのですが・・・。

事実として、どうなったのかは映画を観てもらうか、この史実を調べてもらえばかわかるのですが、ウソクを演じたソン・ガンホの演技が迫真で見ごたえがありました。


ところで、

このウソクのモデルが誰か、知っていますか?

それは・・・


第16代大統領の盧武鉉(ノ・ムヒョン)です。


あれから国会議員になったノ・ムヒョンは、最終的に大統領にまで登り詰め、そして登った山はいつか下りなければならず、山から離れたあとは、親族の収賄罪で追い詰められ、自身にもその嫌疑がかけられたなか、投身自殺を遂げました。


金儲け主義の弁護士から、利益度外視の人権派弁護士になり、《体制》という大きな権力と闘ってきた人間の末路としては、劇中の命がけの弁護を観るかぎり、一抹の寂しさを覚えてなりません。


ノ・ムヒョンは、投身自殺をする2カ月前に、こんな文章を残しています。

《政治、するな。得られるものにくらべ、失なわなければならないものがはるかに大きいから。大統領になろうとしたことは間違いだった》

《失うもの》ではなく、《失なわなければならないもの》というのが、政治家の歩く道の非尋常さを表しているように思います。


ノ・ムヒョンは、政治家にならずに、そのまま人権派の弁護士でいつづけていれば、目に見えない何千万という国民ではなく、目に見える本当に困っている何人、何十人を助けられたのかもしれません。皮肉な話ですけど・・・。