コーンバター醤油焼きうどん ― 2025年09月17日 14:30
本日の日替わり料理は・・・

コーンバター醤油焼きうどん 500円

じゃがいもとシャウエッセンの塩昆布炒め 350円

しめじのぎゅっとうまみ焼き 280円

あぶら揚げのおつまみに最適焼き 180円

ちくわのからしいそべ焼き 260円

ナスのマヨポン炒め 300円

ナスの塩昆布炒め 300円

舞茸ピーマン玉ねぎのカリカリチーズ焼き 300円

長いものさっぱり塩昆布和え 280円

お酒のお供に♪納豆焼きそば(↑塩昆布 or 四川風↓) 500円


長いものホクホクバター醤油焼き 330円

シャウエッセン(焼き or ボイル) 300円
ここからは『サクシネマ』です。
ひたすら暗然とした映画です。あまりに陰鬱なので、2年ほど前に初めて観たときには、途中で観るのをやめてしまいました。でも、今回再鑑賞して最後まで観てみました。

『PLAN 75』(2022年)

夫に先立たれ78歳のミチ(倍賞千恵子さん)は、ホテルの清掃の仕事をしながら、貧しくも、ときどき仲間とカラオケなどしたりして、日々を暮らしていたのですが、ホテルの経営方針が変わり、高齢者雇用がなくなると、住んでいた住宅も出て行かなければいけなくなって、仕事と住まいを失うWショックに見舞われます。

身寄りのない78歳の老人を住まわせてくれるアパートもなければ、仕事もなく、深夜の交通整理の仕事をしてみるものの、さすがにキツくて続きません。
で、ミチはしかたがなく、『PLAN75』の申請をするのです。『PLAN75』とは、75歳以上の人が自ら死を選択できる政府の制度で、その制度を申請すれば、最期の準備金として10万円が支給されるほか、合同で良ければ葬儀費用もかからずに、安楽に死ねる制度なのでした。

『PLAN75』の申請窓口で働くヒロム(磯村優斗さん)。
『PLAN75』の目的は明確です。超高齢化社会で、年金や社会保険料など、高齢者への歳費が膨大すぎるので、それを少しでも減らしたいのです。そうしなければ、現役世代への負担が重すぎるからです。

『PLAN75』申請者には、安楽死実行日まで、電話カウンセリングが無料で利用できます。1日1回15分。ミチは自身の担当の揺子(河合優実さん)に、自分のいままでの世間話を聞いてもらうようになります。

ルールとしてそうしてはいけないのですが、瑶子はミチと会ってみます。ミチがあまりにいい人だったので、会ってみたくなったのです。
すると、瑶子に途端に罪悪感が湧いてくるのでした。『PLAN75』の電話カウンセリングの目的は、申請者が心変わりをして申請を取り消さないように誘導することだったからです。

『PLAN75』は社会構造の維持のために必要な制度だと思っていたヒロムも、20年会っていなかった叔父が申請に来ると、これまでのように事務的に申請を取り次げない自分に、いまさらながら困惑します。
さて、ミチは、ヒロムは、瑶子は・・・なのですが、正直観ていてつらかったです。この映画を観ると、若者は老人になるのがいやになるでしょうし、老人は共感ではなく、不快感を覚えるのではないでしょうか。
最後に一条の希望の光みたいなものはあるのですが、なんだか不安感ばかりが増大していくモヤモヤとした鑑賞感でした。
思い出話になりますが、
ぼくが下水道工事の仕事をしていた頃のことです。真冬の夜勤でした。その現場のマンホールは歩道にあり、マンホールにひとりの警備員を立てるのですが、一度、65歳ぐらいの女性が来たことがありました。
その女性はあまりの寒さに、ただうつむいて突っ立っているだけで、歩行者がそばに来ても誘導もせずに、ただただ寒さに耐えているだけでした。
さすがに現場のリーダーが「ちゃんと仕事をしてください!」と注意をしたのですが、ぼくはそれを見ていて、何か経済的な事情があって真冬の警備員に募集をしたのだろうけど、ここまでの寒さだと思わなかったんだろうな、こんな年齢になってこんなにキツい仕事をしなければいけないのか、自分はこの歳のときにどんな暮らしをしているのだろう、と思いました。
それが25年ぐらい前のことです。そして、ぼくはあと10年ほどで、あのときの女性ぐらいの年齢になるのです。
『PLAN75』を観て、あのときの警備員の女性の悲哀を帯びた姿を思い出したともに、明日は我が身な自分をかえりみました。
とりあえず、健康な体だなと思い、ずっと腰が痛いので、朝晩、腰痛に効く運動をしています。

ぼくがしているのは、こういう運動です(*´ω`*)