ナスの味噌田楽2024年11月14日 16:42


本日の日替わり料理は・・・


ナスの味噌田楽 280円


月見ニラ納豆 320円


ネギ塩砂肝 340円


厚揚げ焼き大根おろしのせ 250円


舞茸のカリカリチーズ焼き 280円


長いものホクホクバター醤油焼き 330円


納豆と長いものカリふわお焼き 280円


辛さが選べる(0~8辛)カレーラーメン 680円



ここからは『サクシネマ』です。

火曜日に日比谷で観て来ました。


『本心』


《自由死》という自分で死ぬ時期を選択できるようになった近未来のお話。朔也(池松壮亮さん)は事故で死んだ母・秋子(田中裕子さん)が自由死を望んでいたことを知り、母がどうして死を望んでいたのか、その本心を知りたいと思います。


この時代VF(ヴァーチャル・フィギュア)という技術が確立していました。それはその人のデータを入力することで、仮想空間にその人そのものを再現できるというものです。


朔也は、母のVFの作成依頼をします。


このスコープ越しに見れば、そこには母が存在します。


こんなふうに。


母のVFに「母さんはそんなときいつもならこう言ったよ」とか「もっと笑みを浮かべながら言ってたじゃん」とか対話することで、AIが学習し、より母そのもののVFに進化していきます。


なので朔也は、生前の母と懇意にしていたという三好(三吉彩花さん)という存在に、いっしょに母のVFのリアル化に協力をお願いします。


で、3人で対話をするようになります。


果たして朔也は母の本心を知り得るのでしょうか・・・というのが、この物語の大筋なのですが、ちょっと難しい作品でした。原作の平野啓一郎さんは、崇高な小説家だと思っています。天才だなと。だから凡人のぼくには、1回読んだだけでは咀嚼できません。この映画も2度目に、その深意がもうちょっとわかるかもです。


池松壮亮さんは大好きな俳優です。この作品でも、その持ち味を存分に発揮していました。ですが、今回は田中裕子さんの演技に魅せられました。生きていた頃の秋子とVFの秋子の、微妙な違いを繊細に演じられていたからです。


仮想空間で、仮想の人物と出会え、あたかもそこに生きているかのようにやりとりできる未来は、あと数年後には実現できそうな気がします。もしそうなったら、人々は亡くなった自身にとっての大事な存在のVFにすがるようになるかもしれません。


スマホがまさにそうですが、便利なものには、それが便利であればあるほど大きなメリットとデメリットが存在します。人間は流されることのない確固たる意志を持って、そういった利器を使用しなければいけない時代になっていると思います。


昭和・平成・令和の3つの時代を生きて来た身としては、シンプルだった時代から、良くも悪くも複雑な時代になってきたなと感じています。飲食店の在り方、お客様の利用形態やその意識も、すごいスピードで変化し続けています。


映画観賞後に行った銭湯の湯船やサウナ室で、いろいろと思いました。世の中の変化のスピードと同じスピードで自身の意識も変えていかないと、その違和感に圧し潰されてしまうかもなと。


2025年は大いなる意識改革が求められる時代の幕開けになるような予感がします。ザ・昭和のぼくに、それができるだろうかと不安になった、火曜日の夜でした。