セロリとかぶの浅漬け ― 2025年04月02日 14:58
本日の日替わり料理は・・・

セロリとかぶの浅漬け 250円

セロリのさっぱり塩昆布和え 250円

白だしきつねうどん 600円

ネギ塩砂肝 330円

ハンバーグ目玉焼きのせ 380円

にんにく塩ピーマン 180円

厚揚げの塩昆布バター焼き 280円

お酒のお供に♪納豆焼きそば(↑塩昆布 or 四川風↓) 500円


長いものホクホクバター醤油焼き 330円

納豆と長いものカリふわお焼き 280円
ここからは『サクシネマ』です。
昨年、映画館で観るか迷って見送った映画です。配信で観ました。

『ブルーピリオド』(2024年)
成績優秀で、親も国公立の大学への入学を望んでいる男子生徒が、絵の魅力に目覚め、いきなり東京藝術大学への入学を目指すという物語です。
劇中でも説明がありますが、東京藝大への合格は、倍率的に東大よりも困難で、そういう意味では日本一合格が難しい大学といえるそうです。
主人公は両親が国公立の大学への入学を望んでいることをよくわかっています。優秀な息子なのです。いい大学に入って、いい会社に入ってくれれば安泰だし、親も安心できる。そう願う親の気持ちは傲慢ではないと思います。自然な親心です。
ですけど、主人公は絵を描いている自分こそが、生きている本当の自分だと知ってしまったのです。絵の世界で生きて行きたい。もっともっと高みを見てみたい。安定な生活と引き換えに、その願望を捨てて生きても自分の人生の価値が下がることに、主人公はまだ高校生ながら気がついたのです。
ぼくはここに胸を打たれました。若いときに、自分の目指す物を見つけた人間は素敵だと思いますし、すごいと思います。それを見つけたなら、どうがんばればいいかを考え、そしてそれを実行できるかどうかが、そこにたどり着く鍵なのですから。
主人公が、自身の絵に対する気持ちを両親に伝えるシーンが良かったです。主人公の気持ちも、親の気持ちも、両方想いました。自分は親の願いを断ち切ろうとしている。息子はいま人生の岐路に立って、その想いを自分に伝えている。涙腺がゆるみました(ノдヽ)
主人公は東京藝大の入試に向けて、切磋琢磨していくうちに気が付きます。
〈俺よりうまいやつはいくらでもいる。でも、俺にしか書けない絵があるはずだ〉
これこそが、人生のすべてだと思うのです。誰かとくらべて勝った負けたを競うのではなく、自分にしかできない生き方、感じ方、喜び方をすれば、それこそが有意義な人生だと思うからです。
お店のこともそう思っています。うちの店でしかない味や雰囲気、楽しさ、あたたかさ、お客さんとの思い出etc・・・。

原作の漫画は『漫画大賞2020』を受賞しているそうです。今度、読破してみるつもりです(*´ω`*)