5種薬味やっこ ― 2020年05月01日 11:59
お客さんが激減な現状において、いま力をいれているのは・・・
テイクアウトと(AM11時半~やっています)
入念な除菌です。
お客さんが少なくても、店内の日替わり料理も連日ご提供しております。最近のおすすめは・・・
5種薬味やっこ 230円
冷やっこの上にのっかるのは、メインのみょうが、大葉、万能ねぎ、しょうが、かいわれの、5種のきざみ薬味たちで、さわやかなおいしさが口中にひろがります♪
それと、人気のコレ↓です。
オクラの肉巻き焼き 2本で 260円
3本だと360円
3本だと360円
SAVE THE SHOP!
ぜひぜひご来店くださいm(_ _)m
ネット配信の映画観てますかぁ? ぼくはめっちゃ観てます(^^)
今回紹介するのは、兄弟・姉妹で犬猿の仲になっている人はきっと、ああ、わかるわぁ・・・となるに違いない映画です。
『犬猿』(2018年)
この4人の人間模様な映画です。
食品サンプルデザイン会社で働く和成(窪田正孝くん)は、粗暴を通り越し凶暴な兄の卓司(新井浩文さん)にうんざりとしています。
だというのに、刑務所から出所してきた兄が自分のアパートに転がり込むことになり、もちろんそれは和成にとって大迷惑なのですが、それを拒む勇気は和成にはありません。
父親がしていた小さな印刷会社を引き継ぐかたちで仕切っている由利亜(ニッチェの江上さん)は、責任感が強く、利発に仕事をこなしています。
ですが、いっしょに働く妹の真子(筧ちゃん)は器量はいいけど要領は悪く不真面目で、仕事はテキトーです。でもかわいいので、何かにつけ皆からチヤホヤされています。
姉にしてみれば、家のことも仕事のことも一生懸命にやっているのは自分なのに・・・と妹を妬む気持ちを日常的に抱いており、その気持ちは会社の取引先相手であり、ひそかに恋心を寄せている和成が、妹と付き合うことになったのを機に、とうとう爆発します。
妹にきつくあたるようになる姉。
妹にしてみれば、ずっと姉からの《上から目線》と《バカを見る視線》がいやだったのです。おたがいに遠慮なく言い合ってしまえばキリがなく、それは言葉の応酬だけではすまなくなるのは目に見えています。
和成は兄の卓司が自分の金を使い込んでいることを知り、さすがにがまんの限界に達します。
弟「もう、うんざりなんだよ!」
兄「なんだてめえ、その言い方は!」
このふた組の兄弟・姉妹の諍いはただの《よくある喧嘩》ではすまなくなり、命にかかわる出来事に発展してしまうのですが・・・。
映画の後半で、この兄弟・姉妹それぞれ、小さな子供の頃は仲良くいっしょに遊んでいたことを思い返します。
《犬猿の仲》であっても、本当にそうであればそばにはいないものです。どこか離れたところで、顔を合わせることなく暮すはずなのです。
血のつながった兄弟・姉妹だし、大人になるまではいっしょに育ってきた共通の思い出もあるわけです。仲が悪いのは自覚しつつも、仲良くなれれば・・・という気持ちは心の中心に鎮座しているのです。
そういう兄弟・姉妹の機微を、この映画はうまく映像にしています。なかなかの良作だと思いますので、機会があればぜひ・・・なのですが、
どうして《犬猿の仲》と言うのかというと、
神様が干支を決めるときに、元旦の朝に挨拶に来た先着12番目までの動物とした一件で、
最初、犬と猿は仲良くいっしょに出発したのですが、そのうち相手より先に・・・と思う気持ちが湧いてきて、
途中の丸木橋を先に渡ろうと争った結果、いっしょに川に落ちてしまったのです(>_<)
そのせいで、両者は遅れをとり、猿は9着、犬は11着となってしまいました。
・・・なため、神様のもとに着いたあとも、両者は喧嘩をつづけていたんですって。
だけどもね、
遅れはしても、ちゃんと十二支に入れたんだし、喧嘩しなくてもいいのにと思いません?
で、神様も、そのときに、
「こらお前たち、喧嘩などするのなら十二支から外すぞ!」
と一喝して、仲直りさせれば良かったのにとも思いません??
とにかく、こういう理由で・・・
犬と猿は仲が悪いのですが・・・ってアレ?
これはレアケースで、実際は・・・
犬と猿は仲が悪いのですが・・・ってアレレ?
なんだ、神様、ちゃんと仲直りさせたんじゃん(*´ω`*)
じゃなかったら、
桃太郎も犬と猿をお供に選ばないですよね(^-^)
4種きのこのホイル焼き ― 2020年05月03日 15:56
え~、きびしい、きびしすぎる現状ではありますが、
テイクアウトはAM11時半~やっています。
(画面左のカテゴリーの《テイクアウトメニュー一覧》をご覧ください)
店内も、すごくお客さんは少なくなっていますが・・・
除菌スプレーを駆使しながら、
営業しております。
本日の日替わり料理としましては・・・
4種きのこ(えのき・しいたけ・まいたけ・しめじ)
のホイル焼き 250円
のホイル焼き 250円
ご来店くだされば光栄であります(*´ω`*)
ここからは『サクシネマ』です。
マーティン・スコセッシ監督の名作と名高い作品を、再鑑賞してみました。
『タクシードライバー』(1976年)
ぼくが7歳のときの映画です。ぼくがこれを初めて観たのは20代の頃で、そのときにはあまりピンときませんでした。
で、それから20年以上が経ち、そこそこ物事が見える年齢になったいま再鑑賞してみたら、これは1976年の作品でありながら、そのメッセージはいまでもまったくズレてないのがわかりました。
観た方が多いとは思いますが、いちおうあらすじを。
タクシードライバーのトラヴィス
(ロバート・デ・ニーロ)は、
犯罪や悪がはびこるニューヨークに嫌悪感を抱いています。
くそみたいな街だな、ここは・・・。そんな思いでタクシーを走らせ、乗ってくるお客さんも、そういう目でしか見ていません。
そういった厭世観は、実際に自分の身の回りに散在する《あからさまな悪》が原因ではあるのですが、昔も現代も同じように、人がそういう気持ちになるのは自身が満たされていないからなのでした。
トラヴィスは孤独なのです。誰かに認めてもらいたいし、誰かに(とくに異性に)愛されたいのです。
だからこそトラヴィスは・・・
やたらと女性を口説こうとするのですが、
うっとおしそうに無下に断られたり、なんとかデートにまでこぎつけても、彼の根底にある陰鬱や、ヤバいやつ感を見抜かれてしまい、結局はフラれてしまいます。
自身が満たされていないことで生じるフラストレーションを、トラヴィスはニューヨークという街の汚穢(おわい)のせいにすりかえ、ますます悪にまみれた社会への憎悪を募らせます。
こういう図式は、ときどき起こる異常な犯罪とまったく同じで、だからこそこの映画に普遍性を覚えました。
で、ここからなんですけど、
ある日トラヴィスは・・・
ふたりの少女(なんと12歳です)の娼婦を見かけ、
とくに右のアイリスという名の少女(ジュディ・フォスター)が気になります。
で、彼女の客としてアイリスと会います。
「客じゃない。君と話がしたいんだ」
マフィアに嫌々娼婦をさせられていると思っていたのに、話をしてみるとそうではなく、アイリスは家にいたくなくてそうしており、嫌々などではまったくないことを、トラヴィスは知ります。
なんだってんだ、この街は。まったく腐っている・・・。
そんな思いになるトラヴィス。たぶんね、トラヴィスはアイリスにひと目惚れしたんだと思います。だから彼女を救って、自分が彼女のヒーローになろうとしたんです。そうすることで、自身の存在の意義を得たかったのでしょう。
だというのに、アイリスは不満なく自らの意思で娼婦をやっていて、トラヴィスは自身の存在も思想も、すべてを否定されたかのような気持ちになったことで、彼のなかの《憎悪の防波堤》が崩壊するのです。
違法で銃を何丁も買い込み・・・
鏡に映った自分に、
「あらゆる悪徳と不正に立ち向かう男。それが俺だ」
とつぶやくトラヴィス。そして・・・
容姿もこのようにモヒカン頭にし・・・
ここからは伝説の《あのシーン》まで一気です。
孤独と不満を募らせることの恐ろしさ。社会への嫌悪を間違ったかたちで爆発させてしまう図式が、特殊ではなく、何かのきっかけひとつでそうなりかねないことを知り、ゾッとしました。
アナタは何を感じるか、ちょっと過激な映画ですが、興味のある方はご覧になってみてください。
このあとは、劇中で使われていた簡単な英語をいっしょに勉強したいと思います。
【Give me a break】
トラヴィスがバーでしつこく女性を口説いていると、
"Give me a break."
と女性から言われていました。このときの字幕は「やめて」で、"Give me a break."って、「休ませて」じゃないですか。だから調べてみたんです。すると・・・
《休憩を取らせて》という直訳の意味のほかに、《かんべんして》とか、《いいかげんにして》とか、《もうやめて》という使い方で、ネィティブはよく使うそうなんです。
こういう感じで使えます。
↓の黒ネコも・・・
"Give me a break!"(もうやめて!)です(^o^;)
期間限定『納豆餃子』 ― 2020年05月04日 12:40
お客さんが激減な現状において、いま力をいれているのは・・・
テイクアウトと(AM11時半~やっています)
入念な除菌です。
お客さんは少なくても店内もがんばって営業しておりまして、本日からは期間限定納豆餃子 300円を販売いたします。
包む前の納豆餃子の具
本日の日替わり料理としましては・・・
なめこと豆腐のお味噌汁 小230円
中280円
なにとぞご来店くださいm(_ _)m
このあとは雑談なんですけど、
テレビで放送されて話題になったようなので、知っている人も多いと思いますが、
『女々しくて』でブレイクしたゴールデンボンバーは、
演奏しているフリの《エアバンド》であることと、
ユニークな振り付けなどの
パフォーマンスが話題になりましたよね。
底抜けに明るいバンドなんだろうな・・・とばかりに思っていたのですが、けっしてそれだけではなかったのです。
作詞作曲をしている鬼龍院翔さんは、
20歳の頃、まだゴールデンボンバーがブレイクする前に交際していたある女性がいました。
その女性とは、当時鬼龍院翔さんがバイトをしていたレンタルDVDの店で知り合いました。
鬼龍院翔さんにひとりの女性が、黙ったまま1枚のメモを渡してきたそうです。そこには、
《耳が聞こえません。レンタルしたいです》
と書いてあったそうです。
鬼龍院翔さんは、耳が聞こえなくても楽しめるような字幕の映画を紹介してあげたんですって。
鬼龍院翔さんはその後もその彼女のことが気になり、聴覚障害についていろいろ調べてみたりしました。そしてふたりは交際を始めます。
鬼龍院翔さんは、彼女のことを理解しようと努力すればするほど、こういう思いに駆られます。
〈がんばっていい曲を作っても、彼女には届かない・・・〉
そして、こう思い至ります。
〈だったら、視覚で楽しめる音楽を作ろう!〉
ということで、
ゴールデンボンバーはパフォーマンス重視のバンドスタイルになったわけです。
音楽・・・。
音を楽しむと書いて音楽。
ですが、音を見て楽しむという発想を思いつき、それを実現し、そして商業的にも成功させた鬼龍院翔さんや、ゴールデンボンバーの面々はスゴイなぁと思いました。
その聴覚障害の彼女とは、残念ながら(彼女の方から切り出されるかたちで)別れたそうですが、彼女や、彼女のように耳で音楽を楽しめない人々のために、ゴールデンボンバーがパフォーマンス重視で活躍している姿は、きっと彼女の心にずっと残るに違いありません。
『女々しくて』どころか、男らしい話ですよね。
いい話でしたので、ちょっとここに特記してみました(*´ー`)
ミニトマトのつやつやマリネ ― 2020年05月06日 14:41
いまこういう状況ですので、テイクアウトのお客さんが増えています。
テイクアウトはAM11時半~やっています。
逆に、店内のイートインはガラガラで、お客さんは・・・
この18席の店内に、
たいてい0~3人ぐらいしかいません(T_T)
なので《密》ではありませんし・・・
除菌スプレーも駆使していますので、
よろしければご来店くださいませm(_ _)m
お知らせですが、
現在の期間限定餃子は納豆餃子 300円です。
包む前の納豆餃子の具
そして、本日の日替わり料理としましては・・・
ミニトマトのつやつやマリネ 200円
なぜ《つやつや》なのかというと、オリーブオイルを使っているからです。
オリーブオイルにはオレイン酸が多く、コレステロールを下げる効果があるので、この料理の見た目も、食べた人の体もつやつやになっていく・・・ということで、つやつやマリネなんです(^^)
それともう1品、日替わり料理をご用意しました。
チョレギサラダ(ワカメ入り) 230円
ごま油の効いたグリーンサラダです。
あと、今日からしばらく提供再開していくつもりなのが・・・
焼きうどん(ソース味) 500円
焼きうどん(醤油味) 500円
先日、お客さんの女性から、「焼きうどんはもうやってないんですか?」と残念そうに聞かれたんで、またやります(^з^)-☆
さて、ここからは恒例の『サクシネマ』です。
20年ぶりぐらいに再鑑賞してみたのですが、これはハードボイルドよりも異様な愛のカタチの映画なのだと感じました。
『レオン』(1994年)
イタリア系移民のレオン(ジャン・レノ)はニューヨークで殺し屋稼業をして生きていました。
19歳のときに殺し屋になったレオンは、クールで凄腕です。ですが安アパートで暮す彼は孤独で、本人曰く唯一の《友人》は鉢植えの観葉植物だけであり、誰かに愛されたり愛したりすることとは無縁の生活をしていました。
じつは、
かつて、殺し屋になる前には愛していた女性がいたのですが、その女性の父親がふたりの交際を許さず、すったもんだしたあげくに、その父親が娘を殺してしまい、それ以来、レオンは誰も愛さずに生きてきたのです。
レオンが暮す安アパートの隣室には、12歳の少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)が住んでいました。彼女は親や腹違いの姉から虐待されていて、そんな彼女の唯一の救いは弟のマイケルの存在だけでした。
そんなマチルダの父親は麻薬密売組織と関わりがあり、父親が麻薬を横領したのが組織にバレたために、マチルダを除く家族全員が皆殺しにされてしまいます。マチルダだけは、そのときたまたま買い物に出ており、戻ってきたときにレオンの部屋に隠れたおかげで殺されずにすんだのです。
よるべのなくなったマチルダを、レオンはしぶしぶな感じで自分のところに置くことにします。
・・・と、
ここから、もうリアリティを無視した展開がつづきます。
近所の顔見知りだっただけの12歳の少女を引き受けるなんて、ちょっとヤバいおっさんな感じだし、
仕事を訊かれたら・・・
迷わずに「プロの殺し屋だ」と即答するレオンは、おいおい、そこはごまかせよ・・・なヘタクソ野郎だし、
「大好きだった弟の仇を討ちたいから、やつらを殺して」
とマチルダに頼まれたら、報酬的に合わないからそれは断ったものの、
「だったら自分でやるから、私を殺し屋にして」
そう頼まれると、そこはもちろん無視するのかと思いきや・・・
教えんのかーい!ヽ(#`Д´#)ノ
12歳の少女に普通殺しのテクニックとか教える?
といっても、知識だけで実践はやらないんでしょ、って・・・
それも教えんのかーい!ヽ(#`Д´#)ノ
おまけに・・・
こんなエグい場面も見せんのかーい!ヽ(#`Д´#)ノ
しかも、レオンは自身の殺しの依頼を、マチルダを連れてペアでこなすようになります。
おいおい、12歳の少女やで!( ̄□ ̄;)
そんな暮らしをしているうちに、マチルダはレオンを愛するようになり、マセてる彼女はそのことをレオンに堂々と言ったり、「キスしましょうよ」とか言ったりするようになります。
ちょっと常識外れな感覚の持ち主のレオンも、さすがにそれは了承しません。12歳の少女相手に、たじたじになりながら、「ダメだ。それはできない」の一点張りです。
ですけれども、最初はしぶしぶだったマチルダとの関係は、このときにはもうたしかな愛が介在するようになります。
そんなとき、マチルダは家族や弟を殺した男が、麻薬取締官の捜査官であるスタンフィールドであることを知ります。
スタンフィールド(ゲイリー・オールドマン)。
こいつがマジにヤバいやつなんです(>_<)
マチルダは弟の仇を討つために、レオンには言わずに単独で殺しに行こうとするが逆に拉致されてしまい・・・。
ここからはマチルダを救うために、いままでクールだったレオンがそのクールさのかけらもないがむしゃらさでマチルダを救出に行くシーンの連続になるのですが、
19歳のときから、レオンは自分のためだけに生きてきたのです。それがマチルダに愛を覚えたそのときから、自分ではない他の誰かのために後先かまわずに行動し、
もうマチルダといっしょには脱出できないと判断すると、
壁にハンマーで穴を開け、
「ここから自分だけで外に逃げろ」
「いやよ! いっしょでないといや!」
このときになってレオンは初めて自身に芽生えたマチルダへの愛情を口にします。
「愛してるよ。マチルダ」
「私も愛してるわ、レオン」
さてさて、
ふたりは生きてこの局面から脱出することができるのでしょうか?
マチルダ役のナタリー・ポートマン曰く、
「いまリメイクしても、この物語は成立しないと思うわ」
という、1990年代だからこそ成立した(?)この世界観をぜひお楽しみください(●^o^●)
ひき肉入りオムレツ ― 2020年05月08日 11:41
いまこういう状況ですので、テイクアウトのお客さんが増えています。
テイクアウトはAM11時半~やっています。
店内は除菌スプレーを駆使しながら、
普段より時短営業で、細々と商いをさせてもらっています。
よろしければご来店くださいませm(_ _)m
本日の日替わり料理としましては・・・
ひき肉入りオムレツ 250円
オムレツと言えば、レギュラー・メニューのこれ↓もオススメです。
納豆オムレツ 250円
さっぱりとしたものでは、これ↓なんかいかがでしょう?
トマトの玉ねぎドレッシング 200円
5種薬味やっこ 230円
ということで、
ここからは映画を紹介する『サクシネマ』のコーナーです。
これはファンタジック・コメディとしては、ほぼ満点な映画だと思います。
『あやしい彼女』(2016年)
話は簡単で、73歳のおばあちゃんが20歳に若返っちゃうんです。
左 20歳の姿(多部未華子ちゃん)
右 73歳の姿(倍賞美津子さん)
73歳のカツは気が強く、商店街のトラブルメーカーです。女手ひとつで育てたひとり娘の幸恵(小林聡美さん)との折り合いもあまり良くありません。
そんなカツが商店街の古い写真館で写真を撮ってもらって店を出ると、自分の姿が20歳の頃の自分になっていることに気づき驚きます。
・・・って、
どうしてこの写真館で写真を撮るとそうなるのか、なったらなったで、普通すぐに写真館を再訪して理由を訊くだろうと思うのですが、劇中ではそうはしません。まあね、ファンタジック・コメディですからね(^o^;)
若返ったカツは節子と名前を変え、いっしょに暮していた娘の元には戻らず、若返った新たな自分を楽しむことにします。何の迷いもなく。
・・・って、
普通ちょっと迷うだろ、と思うのですが、再度言いますが、まあね、ファンタジック・コメディですからね(^o^;)
節子は飛び入りで参加したのど自慢大会で喝采を浴び、彼女の声に魅了された19歳の翼から自分のバンドに入ってくれと頼まれます。
この翼は幸恵の息子で、つまり節子の孫なのです。もちろん孫は節子がカツばあちゃんだとは思ってもみません。節子は孫のバンドでプロになるという夢を叶えるために、翼のバンドで歌うことにします。
カツの時代の昭和歌謡を今風のバンドスタイルで歌う節子と翼のバンド(バンド名は『あやしい彼女』)は、その斬新さと節子のボーカルが受け、人気になります。
テレビ番組で歌う節子。
何もかもがいい感じにすすんでいるように見えた節子でしたが、足をケガした際に・・・
血が出ている付近の肌だけ
年寄りのそれになっているのを見て、
血が出ると、なぜか若さも抜け出ていくのだと知ります。
そして、仲違いしていた娘の幸恵が、自分のことを心配して探しているのを目の当りにし、女手ひとつ、娘と二人三脚で生きてきたかつての日々を振り返りもします。
血が出ると、元のおばあさんに戻ってしまう・・・。
突然娘の前から姿を消したまま、不意に得たいまの若さをいつまでも楽しんでいていいのだろうか・・・。
このふたつのキーワードから、もう結末が予想つくと思いますし、その予想どおりな結末が用意されているのですが、いいんです、それで。だって、それが、ファンタジック・コメディですから(^-^)
アナタが自分のことだと思って想像してみてください。
いきなり、ずいぶん前の若かりしころの自分の姿になってしまい、もう一度人生をやり直せることになったら、
果たしてアナタは、家族も友人も何もかも捨て、自分だけのための新しい人生に盲進できるでしょうか・・・。
多部ちゃんのコミカルな演技と共に、
節子の人生の選択をお楽しみください(^o^)
映画公開PR時に、
73歳の自分の予想顔を見て固まる多部ちゃん。
これはこれでかわいいと思いますけどね(*´ω`*)