厚揚げとほうれん草の中華風煮込み ― 2021年04月03日 15:43
本日の日替わり料理は・・・
厚揚げとほうれん草の中華風煮込み
300円
えびとブロッコリーとゆで卵の
マヨサラダ 280円
マヨサラダ 280円
PM4時半~PM9時(最終入店はPM8時)までの時短営業中で、お店も空いておりますので、よろしければいらしてください(*´ー`)
ここからは『サクシネマ』です。
公開時映画館で観たのですが、5年経ったいま再鑑賞してみたら、当時よりも心に沁みました。
『永い言い訳』(2016年)
《妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。》
というコピーがありますが、
作家の衣笠幸夫(本木雅弘さん)には結婚して20年の妻がいたのですが、子供はいませんでした(幸夫の意向で作らなかったのです)。
その妻が友人とバス旅行に出かけた際に、バスが崖を転落して妻も友人も亡くなってしまいます( ̄□ ̄;)
妻が事故死したその同時間、幸夫は何をしていたのかというと・・・
愛人と不倫中でした(lll ̄□ ̄)
幸夫は一般人ではなく作家なので、メディアはこぞって幸夫にコメントを求めてきます。そこで幸夫はいかにも悲し気な言葉を並べるのですが、じつは妻の死後、一粒の涙も流すことはなく、悲しい気持ちも希薄だったのです。
自分は人間的に異常だと幸夫も自覚していて、それ故にそんな自分の遺伝子を受け継ぐ子供を作らないようにしていたのでした。
そんな幸夫が、陽一(竹原ピストルさん)家族と懇意になります。いっしょに亡くなった妻の友人が陽一の妻で、4人は幼馴染の同級生だったのです。
陽一は幸夫と違って、妻の死を嘆き悲しんでいました。陽一の仕事は週に2回ほどしか家に帰って来れない長距離ドライバーで、小学生の息子と保育園児の娘がいる陽一は、妻の死によってその仕事もままならなくなってしまいました。
「ぼくはパソコンさえあればどこでも仕事ができるから、君が不在の間はぼくが子供たちと留守番をするよ」
こうして、幸夫と陽一家族との交流が始まります。
幸夫は子供たちと家事をし、
保育園の送迎をし、
ときには4人で海に出かけたりもします。
7ヵ月が過ぎても妻の死から立ち直れないでいるほど妻を愛していた陽一や、母親の死の影響で暗澹としていく息子や、無邪気ながらも本当はとてつもない寂しさに耐えているであろうまだ幼い娘を見ているうちに、幸夫は人間本来の感情を取り戻していき・・・
陽一の息子が、自暴自棄になって塾も行かなくなり、長距離ドライバーの父親を蔑み、口論からのはずみで父親にひどい言葉を放ってしまい、そのことを幸夫に打ち明けるシーンがあります。そのとき幸夫は陽一の息子にこう言います。
「自分を大事に思ってくれる人を、簡単に手放しちゃいけない。みくびったり、おとしめたりしちゃいけない。そうしないと愛していい人が誰もいない人生になる。ぼくのように・・・」
幸夫は映画のラストで、ある思いに至り、手帳にこう書きつけます。
《人生は他者だ》
人生は自分のものですが、他者とのよもやまがあってこその人生なのです。自分のためだけに生きる人生は無味乾燥です。他者のことを思いやり、慈しみ、心温まる瞬間を共有し合う人生こそ、人が人と生きる意味があるのだと思います(*´ー`)
ところで、
『永い言い訳』からの、この言い訳Tシャツ↓・・・
ぼくが着るべきTシャツです(ノ´Д`)