納豆餃子 ― 2025年09月28日 14:42
お客さん数名のご要望にお応えしまして、本日コレ↓あり〼!


納豆餃子 350円
本日の日替わり料理は・・・

自家製ポテトサラダ 330円

らっきょうキムチ 230円

コーンバター醤油焼きうどん 500円

じゃがいもとシャウエッセンの塩昆布炒め 330円

長いものさっぱり塩昆布和え 280円

きゅうりの浅漬けサクサク風 230円

長いものホクホクバター醤油焼き 330円

舞茸ピーマン玉ねぎのカリカリチーズ焼き 300円

お酒のお供に♪納豆焼きそば(↑塩昆布 or 四川風↓) 500円


シャウエッセン(焼き or ボイル) 300円
あと、咲々餃子は月曜と火曜がお休みなので・・・

焼餃子・生餃子を買っておくなら今日ですよ~(^з^)-☆
ここからは『サクシネマ』です。
再鑑賞の愛すべき映画です。日常のありそうでなさそうな、なさそうでありそうな出来事が3時間16分。ぼくはまったく長く感じなかったです(^-^)


『0.5ミリ』(2014年)
この映画ほど衝撃的な出だしの作品は、なかなかないのではと思ってしまいます。

出張介護ヘルパーのサワ(安藤サクラさん)は、派遣先の家族からとんでもないことを頼まれます。
「おじいちゃんがね、もうお迎えが迫ってることがわかってるみたいでね、アナタにお願いしたいことがあるのよ」
「何ですか?」
「今夜ひと晩だけ、おじいちゃんと寝てあげてほしいのよ。添い寝してあげるだけでいいから。施設にはナイショで。お金ははずむから。冥土の土産にしたいって、おじいちゃんが言うのよ」
断るのかと思ったら、
「絶対に施設にはナイショにしてくださいよ。じゃないと私、クビになっちゃいますから」
お金に目がくらんだのか、《冥土の土産》と言われたんじゃ・・・なのかはわかりませんが、サワは了承し、はたしてその晩、介護者といっしょの布団に入るのですが、介護中はほとんど動けないおじいちゃんがなんと立ち上がり・・・ヽ(#゚Д゚)ノ
このあと、ショッキングな出来事が重なり、このことは施設に知れて、仕事も金も家もなくなり、途方に暮れて夜の街をさまようサワの目の前に、カラオケボックスの受付で、
「だから1泊なんぼだって言ってんの? え? 宿泊施設じゃない? いいから、1泊だけでいいんだから」
と、店員を困らせているおじいさんを見つけ、
「おじいちゃん、私といっしょに入りましょ。あ、オールでふたりお願いします♪」
見知らぬおじちゃんと朝までカラオケ&飲み食いして、その日の食事と寝床を確保したサワ。
「あんた、誰だ? なんだってんだ?」
最初はサワに困惑していたおじいちゃんも、サワの陽気さで仲良くなり、朝には・・・

「サワちゃん、ありがとね。楽しかったよ。これ、少しだけど」と、1万円をくれました。
これでサワはピン!ときたのか・・・

憂さ晴らしなのか、他人の自転車を盗んだり悪戯をしていたおじいちゃんや、

書店でHな本を万引きしようとしていたおじいちゃんの家に、ヘルパーとして転がりこみます。
両者とも弱みを握られて渋々サワを受け入れていたのですが、ヘルパーとして有能で、心根はキレイなサワは最終的にはこの両者にも感謝される存在になります。

この映画は安藤サクラさんの実姉の安藤桃子監督(左)自身の介護経験からヒントを得てできた作品らしく、どこまでが実話だったのかはわかりませんが、《事実は小説よりも奇なり》という言葉が脳裏をよぎりました。
タイトルの『0.5ミリ』とは、人の心の距離のことで、たった0.5ミリでも相手との距離が縮まれば、それまでとは違う関係が生まれる(かもしれない)という希望めいた数値です。
たしかに、勇気をだして相手に気持ちを伝えるだけで、新たな何かが生まれる可能性はありますよね。何もしなければその可能性はほぼゼロなわけだから、0.5ミリの勇気はその数値以上に価値があるように思いませんか(*´ω`*)
明日9月28日(日)は通常営業します ― 2025年09月27日 20:31
身内の訃報につき、本日は臨時閉店してしまい、ご来店くださったお客様にご迷惑をおかけしたことをお詫びします。
今後数日は、場合によっては急な営業変更があるかもしれませんが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
明日9月28日(日)は、通常営業します。

9月27日(土)、臨時閉店のお知らせ ― 2025年09月27日 16:27
申しわけありません。身内の訃報につき、本日ただいまより臨時閉店させていただきます。
明日以降の営業に関しては、このHP&ブログでご確認ください。
月見ニラ納豆 ― 2025年09月26日 14:42
本日の日替わり料理は・・・

月見ニラ納豆 330円

ポークハンバーグ目玉焼きのせ 380円

コーンバター醤油焼きうどん 500円

らっきょうキムチ 230円

じゃがいもとシャウエッセンの塩昆布炒め 330円

長いものさっぱり塩昆布和え 280円

長いものホクホクバター醤油焼き 330円

舞茸ピーマン玉ねぎのカリカリチーズ焼き 300円

お酒のお供に♪納豆焼きそば(↑塩昆布 or 四川風↓) 500円


シャウエッセン(焼き or ボイル) 300円

シャウエッセンチーズオーブン焼き 330円
ここからは『サクシネマ』です。
香港製作の映画です。障害者とそのヘルパーの心の交流の物語です。

『淪落の人』(2018年)

突然の事故で下半身不随となってしまった初老のリョンは、妻とは離縁し、一人息子はアメリカに留学中で、不幸と孤独の2本柱な状態。
そういうバックグラウンドもあり、意固地で頑固になってしまったリョンにはヘルパーが居付きませんし、リョンも気にくわないヘルパーをクビにしてしまうこともしばしばでした。

新しいヘルパーはフィリピン人のエヴリンで、香港の公用語である広東語が話せない彼女に、リョンは苛立ちを募らせます。

エヴリンのささやかな楽しみは、同じくフィリピンから香港にヘルパーに来ている仲間との交流です。
「ここでうまくやるコツはバカになることよ」と、友人。
「電車に乗って届け物をしてきて、って言われたら、電車の乗り方わかりません、って言うのよ。信じるから。電車の乗り方なんか、わからないわけないのにさ。だって、何でも承知していたら、それをやって、いつもの用事もやらなきゃいけないんだからたいへんよ」
「広東語なんか覚えちゃダメよ。覚えると、いろいろ頼まれちゃうから」
そういうものなのかな、なエヴリンでしたが、リョンとの交流が深まるにつれて、リョンに言うのでした。
「私に広東語を教えてください」
エヴリンが金儲け主義ではない心根のやさしい人間だとわかったリョンは、エヴリンに不愛想ではなくなって・・・


いいパートナーシップが生まれてきます。
そして・・・

リョンはエヴリンの写真家になるという夢を叶えてあげたいと思うようになり・・・。
良かったところをちょっとだけ話します。
雇い主は私たちをいいように使っているんだから、こっちもうまくやらないと、みたいに言っていたヘルパー仲間ですが、仲間が雇い主と結婚することになったり、雇い主の妻が亡くなったことで、
「本当にいい人だったのに・・・」
と涙するところなど、立場の上下やお国のヒエラルキーなんか、本当に心でつながっていれば無意味だなと、胸を熱くしながら思いました。
そして、もうひとつよかったのは・・・

ふたりで季節の景色を愛でるところです。
私事ですが、高齢の父親が施設にいます。その施設でも、ときおり入所者を車椅子に乗せて施設の外を散歩している姿を見かけます。外の木々や、草花を入所者と介護者が愛でている姿を見て、人間のしあわせは、こういう些細なことをしあわせだと思える思考があるかないかで左右されるだろうなと、しみじみ思うのです。
以前に観たドキュメントで、視覚障害者の人が、
「私は明るさは感じられます。昼か夜かわかるだけでもしあわせです」
そう言っているのを見て、いま自分にある当たり前のことをしあわせだと思えるかそうでないかで、人生の輝きが変わってくるに違いないことを知りました。
リョンとエヴリンの物語の結末を、ぜひご覧いただきたいです(*´ー`)
かぼちゃのいとこ煮 ― 2025年09月25日 14:37
本日の日替わり料理は・・・

かぼちゃのいとこ煮 250円

ポークハンバーグ目玉焼きのせ 380円

らっきょうキムチ 230円

ナスのマヨポン炒め 300円

ナスの塩昆布炒め 300円

じゃがいもとシャウエッセンの塩昆布炒め 330円

長いものさっぱり塩昆布和え 280円

長いものホクホクバター醤油焼き 330円

ちくわのからしいそべ焼き 260円

厚揚げのタコ焼き風カリカリ焼き 280円

舞茸ピーマン玉ねぎのカリカリチーズ焼き 300円

お酒のお供に♪納豆焼きそば(↑塩昆布 or 四川風↓) 500円


シャウエッセン(焼き or ボイル) 300円
ここからは『サクシネマ』です。
再鑑賞でした。ぼくは、こういう日常を切り取ったような映画が好きなんです(^-^)

『さよなら歌舞伎町』(2015年)

徹(染谷将太さん)と沙耶(前田敦子さん)は同棲していました。通沙耶はプロデビューを目指すミュージシャンで、徹は一流ホテルのホテルマン・・・と偽っていますが、本当は・・・

新宿歌舞伎町のラブホテルの店長なのでした。
映画は、そのラブホテルで起こるいろんな人の人間模様です。

ラブホテルの従業員の里美(南果歩さん)は、時効間近の指名手配犯・池沢(松重豊さん)を匿って暮らしています。

ラブホテルをAV撮影に貸せば、現れたAV女優は徹の妹で・・・
「お前、何やってんだよ!?」
「お兄ちゃんこそ、一流ホテルで働いてるんじゃなかったの?」
妹には単なるお金目当てじゃないAV女優をやる理由があり・・・。

韓国人のイ・ヘナは、大久保の韓国料理店で働く彼氏がいましたが、彼氏にはないしょで・・・

デリヘル嬢をしています。経済的な事情でした。この彼女には、涙なみだの結末が・・・。

親にネグレクトされて育ち《売り》でなんとか生活をしのいでいる少女と、この少女を惚れさせて風俗に売り飛ばそうとしている男。男は少女の生い立ちに同情し・・・。
この他に、ラブホテルには徹の彼女の沙耶がレコード会社のプロデューサーとやって来ては、
「なんだよマクラ営業かよ!」
「そっちこそ、どこが一流ホテルよ。ラブホテルじゃない!」
と、なったりして、歌舞伎町のラブホテルではいろんなことが起こりすぎて混沌とするのですが、極めつけは・・・

ラブホテルで不倫する刑事同士です。
行為のあと、女性刑事が思い出すのです。フロントで見た里美の顔を。
「どこかで見た顔だと思ったら、あの女、指名手配犯の池沢と姿を消した鈴木里美だわ!」
警察署に連絡しようにも、不倫中のいまのこの状況は知られたくないわけで・・・。
笑いあり、ムムムあり、涙ありの歌舞伎町ラブホテル物語。ぜひご覧いただきたいのですが、
歌舞伎町はいまこそちょっと昔より怪しさが薄れましたが、ぼくが18歳のときには、道ではあちこちで客引きが手招きする《ボッタクリ》が横行する煌びやかでダークな歓楽街でした。
18~20歳ぐらいまで、ぼくは新宿で働いていました。時代はバブルで、好景気で新宿歌舞伎町がギラギラしていたころです。
ぼくは職場で一番若かったので、先輩たちがあちこちに連れて行ってくれました。ビリヤード場、バー、ディスコ、オカマちゃんのお店、新宿コマで映画も観ましたし、生まれて初めてカラオケをしたのも歌舞伎町のカラオケスナックでした。
まだネットがなく、いまのように簡単に情報を得られなかった時代です。だから、入ったことのない店のドアを開けるのは、先輩の紹介がなければかなり勇気がいりました。店に入るだけで、あのときのようにドキドキすることは、もういまはありません。スマホでなんとなく情報が入手できますし、自分自身もある程度肝がすわったからです。
そんな思い出の街・歌舞伎町の景色が映画ではあちこち垣間見れます。ですので、ぼくにとってこの映画は、特別におもしろいのかもしれません(映画サイトの評価はイマイチですが)。
ちなみに、
歌舞伎町にかつて歌舞伎座があった・・・ということはなく、歌舞伎座を誘致したくて街の名前を歌舞伎町に変更したのに、諸事情により歌舞伎座の誘致は実現できず、歌舞伎町という名称だけはそのまま残ったというのも、実像があるのかないのかわからない夢と幻想の街・歌舞伎町を象徴しているようにも思えます。
『さよなら歌舞伎町』という映画タイトルどおり、登場人物たちは歌舞伎町を離れて行きます。ぼくも新宿での約2年間の勤務のあと、転職をしてプログラマーとなって茅場町で働くことになり、それきり歌舞伎町とは疎遠になってしまいました。
いま、ぼくは我が町草加に36年住んでいます。いつか《さよなら草加》になるのか、それとも草加が終の棲家になるのか。ぼくは人生は風に舞う木の葉だと思っているので・・・

思いもよらない強い風が吹けば、どこにどう舞い飛ばされていくのかわからないのが、人生の妙味ではないですかね(*´ー`)