美酢(ミチョ)ハイ ― 2022年08月26日 11:20
当店のドリンクメニューは小さな個人店にしてはけっこう豊富です(画面左の《店内メニュー一覧》参照)・・・というのは、前回のこのHP&ブログでお知らせしましたが、
いま、さらに新しいドリンクを追加投入中です。

美酢(ミチョ)ハイ 400円
お酢は入っていますが、酸っぱくはありません。っていうか、さわやかな味わいです。蒸し暑いいまにぴったりなお酒でーす♪
で、本日の日替わり料理はというと・・・

特製とり皮ポン酢 小230円
中330円
中330円

ハム大葉チーズのくるくるちくわ巻き 180円

ピーマンの塩昆布炒め 小200円
倍量350円
倍量350円

夏季限定ゴーヤチャンプルー 450円
その他、いろいろ用意してまーす(^o^)
ここからは『サクシネマ』です。
先日の定休日に、日比谷の映画館で観てきました。

『サバカン SABAKAN』(現在公開中)
これは昭和ノスタルジックの映画で・・・

完全に日本版『スタンド・バイ・ミー』です。

1980年代の長崎が舞台で、ふたりの少年が夏の思い出にと、ブーメラン島に野生のイルカを見に行くという、冒険物です。
『スタンド・バイ・ミー』は列車に轢かれた死体を4人の仲間で探しに行きましたが、これはふたりでイルカを探しに行くわけです。
画像で自転車を漕いでいるタケちゃんは母子家庭(兄弟は4人います)で貧乏な暮らしをしていて、タケちゃん自身も頑ななために、クラスには友達がいません。
そんなタケちゃんは《あること》で、それまでほとんど接点がなかったヒサちゃんを《友達》として選び、いきなり誘うかたちでイルカを探しに出かけるのです。
いろんなことがあって・・・・

別れは唐突にやって来ます。
たったひと夏の思い出だったけれど、ぼくは生涯そのときのことを忘れることはないだろう。大人になったヒサちゃんは、サバの缶詰を見るたびに、このときの夏のことを、タケちゃんのことを思い出すのでした。
なぜサバ缶で記憶の扉が開くのかというと・・・

寿司が大好物なヒサちゃんのために、タケちゃんがサバ缶握りをごちそうしたからです。そしてそのサバ缶握りは、早逝したタケちゃんの父親が、よく作ってくれたものでした。
文章が得意だったヒサちゃんは大人になって作家となり・・・

久しぶりに故郷の長崎にやって来ます(ヒサちゃんは草彅剛さんです)。
草彅さんのナレーションの感じも、『スタンド・バイ・ミー』風で、とても良かったです。
劇中で80年代の懐かしい「ああ、そうだった。あった、あった」を共感しつつ、長崎の海辺の町は、ぼくの実家のある宮崎の海辺の町
とも共通していて、心のノスタルジックボタンを激押しされました。
気がついたら涙していて、コロナの関係でしばらく会えていない両親のことを想いました。そして、小学生のときの親友のことを久しぶりに思い返しました。
いい映画を観て、いい涙が頬を伝いました。映画館のガラス窓から見る日比谷公園の緑が、どこかノスタルジックでまぶしかった休日の午後でした(*´ー`)