韓国風もちもち焼きえのき ― 2022年08月28日 15:44
本日の日替わり料理は・・・

韓国風もちもち焼きえのき 200円

ピーマンとしめじとちくわの炒め物 200円

アスパラシャウエッセン炒め 300円

見た目は地味だけど大人気!
ナスの煮びたし 200円

ピーマンの塩昆布炒め 小200円
倍量350円
倍量350円

茹でたてだからうまい!
ボイルオクラマヨネーズ 200円
それと、咲々餃子は月曜と火曜がお休みなので・・・

焼餃子・生餃子を買っておくなら今日ですよ~(^з^)-☆
ここからは『サクシネマ』です。
またまたすごい韓国映画見つけてしまいました!

『おばあちゃんの家』(2002年)
おばあちゃんと孫の心の交流を描いた映画なんですけど、アナタが思っているような《たぶんこんな感じだろう》とはちょっと違います。

母子家庭でソウルに暮らすサンウは、いままで会ったことのないおばあちゃんの家へと向かっていました。
母親が失職し、職探しのために2ヶ月ばかり息子のサンウを祖母のところに預けに行く途中なのです。
サンウはおばあちゃんがどんな人なのかも、どんなところに住んでいるのかも知りませんが、母親は口うるさくて怒りっぽいのに対し、おばあさんは耳も聞こえず、しゃべれず、怒ることもないというので、じゃあ、まあ、いいか、みたいな感じなサンウだったのですが・・・

列車とバスを乗り継ぎ、バスの終点で降りて到着したおばあちゃんの家はこのとおりのボロボロ家で、おばあちゃんは腰が曲がってヨボヨボだしで、サンウはいきなりうんざりしてしまいます。

なんだよこのばばあ、みたいな目でおばあちゃんを見るサンウ。
実際、ここからしばらくサンウのおばあちゃんへの横柄な態度や悪口に、観ているこちらがうんざりさせられてしまいます。

家の中ではおばあちゃんに背を向けて、ゲームばかりするサンウ。
おばあちゃんがサンウの頭を撫でようとすると「触るな!」と言い、「バカ」「マヌケ」と耳が聞こえない(口の動きでわかっているのですが)のをいいことに罵り、あげくにおばあちゃんが文字の読み書きもできないものだから、家の壁にもそういう落書きをするサンウ。
なんだ、このクソガキー!ヽ(#`Д´#)ノ
こっちはイライラしつつ観ているのに、おばあちゃんはけっして孫を怒ることなく、ただただ困ったなぁ的な顔で、孫の要望に応えようとします。

携帯ゲーム機の電池がなくなったので、電池を催促するサンウ。おばあちゃんはほとんど自給自足の生活をしているので、お金もありませんし、そもそもこの村ではそう簡単には電池が手に入りません。
野菜がメインの質素なごはんを作ってもサンウは食べようとせず、ファーストフードのメニューの載った下敷きをおばあちゃんに見せては、

「これがピザ。これがケンタッキー・チキン」
こういうのが食べたいんだよ、と無理難題を言うサンウ。で、おばあちゃんは食べたこともなければ、見たことすらないその料理を、下敷きの写真だけを頼りに自作するのですが、それが似ても似つかない料理で、「こんなのケンタッキー・チキンじゃないよ!」とサンウに怒られてしまう始末。

村で知り合った女の子に遊びに招待されたサンウは、「ちょっとだけ短くして♪」と上機嫌でおばあちゃんに頼んだら・・・

「ちょっとだけって言ったじゃないかーっ!」と泣くサンウ。
おばあちゃんに悪態ばかりつくからだザマミロ、と思ったら、

これをかぶればいいか♪、なサンウに、呆れるやら、なんか可愛いやらで、
ま、とにかく、何もしゃべらないおばあちゃんとの暮らしのなかで、サンウはおばあちゃんがこんな辺鄙な田舎で、ボロボロな家で、腰も曲がっているのに、孤独な日々を長年暮らしてきたことを、子供なりに思ったのかどうかは語りはしないのですが、

針に糸を通せないおばあちゃんの代わりに糸を通してあげたり、
最初のころのサンウと同一人物だとは思えないやさしい言葉をおばあちゃんにかけてあげたりするようになります(このシーンは落涙必至です)。
そして別れの日が来るのですが、

やっと帰れるぞ、やったー、なサンウではなく、このとおり、なんだかモジモジしているサンウがいました。
サンウはおばあちゃんへの感謝の気持ちを伝えたいのですが、生意気キャラでやってきた少年は、素直にそれが言えず、

字が読めないおばあちゃんのために、イラストをほどこしたステキな、それはそれはステキな贈り物をします。
ぜひご覧ください。アマプラで観れますから。こんな静かで地味な映画なのに、どんなハリウッド超大作よりも鑑賞後の満足感が高かったです。
実際、ぼくはこの映画を・・・

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のあとに立て続けに観たのですが、もう一度再鑑賞するなら絶対的に『おばあちゃんの家』だなと思いましたから(*´ー`)