ほうれん草たまご炒め2024年07月11日 15:15


本日の日替わり料理は・・・


ほうれん草たまご炒め 300円


にんにく塩ピーマン 180円


ボロネーゼハッシュドビーフ(ライス or 麺) 650円


ひき肉たっぷりチャーハン 650円


あぶら揚げのハム大葉チーズはさみ焼き 250円


長いものホクホクバター醤油焼き 330円


納豆と長いものカリふわお焼き 280円


舞茸のカリカリチーズ焼き 280円



ここからは『サクシネマ』です。

公開時、映画館で観るかどうか迷って行かなかった映画です。配信で観ました。そして後悔しました。映画館で観ておかなかったことを。この映画は、ぼくの《外国映画マイベスト10》の1本になる映画だったからです。


『ブータン 山の教室』(2019年)


ブータンの都会に住む若者ウゲンは、教師を辞めてオーストラリアへの移住を希望していました。そんなウゲンに、標高4800メートルにある人口56人の僻地・ルナナ村への赴任が決まります。


どうせオーストラリアに移住するけれど、「お国のために奉仕しなさい」という家族の言葉もあって、とりあえずな気持ちで赴任してみるウゲン。


その村に行くには、数日間かけて山道を歩かなければなりませんでした。


村人の歓待を受け、ようやく到着したかと思ったら、「村まではここから2時間ほど歩きます」とのこと。待望の教師に、村人は2時間かかる麓まで下りてきていたのです。


電気もなく自給自足な村での暮らしに、ウゲンは自分にはとても無理だと、着任早々ギブアップします。


で、村長に言うのです。「無理です。帰ります」と。村長はがっかりしつつも無理強いはしません。

「帰るにも手配が必要だから、数日間待ってください」


翌朝、用意してもらった小屋のような家で寝ているウゲンに訪問者がありました。


生徒でクラス委員のペム・ザムでした。


「学校の時間なのに先生が来ないから呼びに来ました。みんな教室で待っています」


しょうがない。数日間だけど、授業っぽいことやるか。ウゲンは重い腰を上げることにします。


教室には黒板もなければ、これまで授業をしてきたような形跡もありませんでした。僻地のこの村には教師は来ず、来てもウゲンのようにすぐに帰ってしまう者ばかりだったのです。


「将来の夢は教師になることです」という生徒のひとりに、

「どうして教師になりたいの?」と訊き返すウゲン。すると、生徒はこう答えます。

「教師は未来に触れられるからです」

それは村長の言葉であったことを、後でウゲンは知ります。教師は未来に触れられる(教育を与えられる人だから)、なので先生には敬意を払いなさい。村長は常々、村人にそう伝えていたのでした。


「先生は子供たちの希望です。村人たちも喜んでいます」

じかにそう言われるウゲン。若輩で、まだ何も成し得ていない自分に尊敬の念を露わにしてくれる村人たちや、


心底うれしそうな子供たちを見るにつれ、ウゲンの気持ちが変わってきます。


「下山の用意ができました」

村長にそう伝えられたウゲンは、「もうちょっと残ってみます」と言います。


黒板を作ってもらい、授業をするウゲン。


自分が必要とされていることの歓びを知るウゲンでしたが、数か月後にはこの村は雪に覆われてしまうので、

「もし帰るのであれば、雪が降る前でないと帰れなくなります」

村長にそう言われると、さすがにこのときばかりは山を下りる手配を頼むウゲンなのでした。


「帰ってしまったら、もうここには来ないんでしょ」


村の歌を教えてくれていた娘であり、ウゲンがほのかな恋情を覚えていたその娘に、ウゲンは、

「そうだね。ぼくは外国に行く。海の向こうだ」


はたしてウゲンの人生の決断は・・・なのですが、泣かそうとはしていない演出だったのに、ぼくは映画の中盤からずっと落涙していました。


子供たちの無垢な心が、汚れなき笑顔が、ぼくの感情の琴線に触れて離れることがなかったからです(TдT)


ブータンは《幸せの国》と呼ばれています。ですが、幸福度ランキングは世界では100位近くだし、医療と教育は無料で受けられるのに、国民の識字率は50%程度です(それも都会の人がその数字の大半で、田舎の人となると・・・)。


では、どうして《幸せの国》と称されるのか考えたら、この映画を観て思ったのは、他人を敬い、感謝をする文化があるからなのだと感じました。


物質的な豊かさは幸福としてはわかりやすいですが、それが真の幸福かというとちょっと疑問です。ぼくが思う幸福とは、自分が誰かに必要とされていることだと思います。お店も、もしこの町に必要とされてないと感じたら、たぶんそのときはやめてしまうと思います。


アナタもこの映画を観て、《自分にとっての幸福》を今一度振り返ってみませんか(*´ー`)