新玉ねぎの塩昆布チーズ焼き ― 2025年04月18日 11:04
本日の日替わり料理は・・・

新玉ねぎの塩昆布チーズ焼き 280円

辛さが選べる♪カレーうどん 650円

じゃこ天明太子まみれ 300円

さわやか♪5種薬味奴 280円
(みょうが・しょうが・大葉・万能ねぎ・かいわれ)

サニーレタスとワカメのサラダ 280円

きゅうりの浅漬けサクサク風 230円

お酒のお供に♪納豆焼きそば(↑塩昆布 or 四川風↓) 500円


長いものホクホクバター醤油焼き 330円

納豆と長いものカリふわお焼き 280円
ここからは『サクシネマ』です。
なーんか良かったです、これ。

『そばかす』(2022年)
映画やドラマの物語って、おもしろい話だけど実際にはないなとか、こういう行動って実際はしないよな、とかって思えることが多いのですが、この映画の話は全部いかにもありえそうで、実在の他人の人生を垣間見ているような気分で観賞しました。

三浦透子さん演じる蘇畑佳純(そばたかすみ)30歳は、音大を卒業後プロのチェリストを目指しますが挫折し、実家に戻ってきてからはコールセンターで働く単調な生活をしています。
妹は結婚して妊娠中。 救急救命士の父は鬱気味で休職中。 バツ3の祖母は思ったことをなんでも口にして妹と口喧嘩が絶えない。 母親は、娘の佳純に恋人がいないことを嘆き、このまま結婚できないままでいるとたいへんだとばかりに・・・

勝手にお見合いをセッティングするのでした。
もう、いかにもありそうでしょ。で、相手の男性とふたりで話してみると、その男性から、
「すみません。母が勝手にセッティングしたんです。ぼくはまだ結婚にも恋愛にも興味がないというか、いまは仕事をもっと一生懸命にやりたいんです」
それを聞いた佳純は、
「こっちもまったく同じです」
おたがいにホッとして、意気投合するのでした。
こういうのもありそうですよね。で、ここからちょっとドラマが動き出します。その男性は佳純がたまに行くワンオペラーメン屋の店主で、ああ、アナタは!、ってなるんです。
これが機会で、佳純はそのラーメン屋に足しげく通うようになり、ふたりは気の合う友人になるのですが・・・。

そのラーメン屋の男性とは別に、佳純は中学の頃の同級生(前田敦子さん)と再会して親友になるのですが、その同級生はAV女優をしていた過去があり・・・。
この映画のメインテーマは、《アセクシャル》です。アセクシャルとは、他者に対して性的欲求・恋愛感情を抱かないセクシュアリティのことです。
佳純は物心がついたときから恋愛というものに興味もなければ、異性にも同性にもそういう感情も湧かずにいて、そんな自分はどこかおかしいのか、恋愛はしないといけないものなのかとか、悩んだり苛立ったりして女性としての妙齢を過ごしていたのでした。
そんな事情を踏まえながら佳純の日常を覗き見ると、千差万別というか十人十色というか、人それぞれに複雑な事情があるのは皆同じで、つまりはすべての人間にドラマがあることを痛感させられました。
劇的な何かはありませんが、だからこそシラケることもなく、佳純の言行を見守ってしまいます。興味があれば、ご覧くださいナ(^^)