菜の花のからし和え ― 2020年01月25日 11:49
やっぱり季節のもの食べましょ♪・・・ってことで、
本日の日替わり料理は、ちょっとほろにがいニクイやつな・・・
菜の花のからし和え 230円
それに、最近提供していなかったけど復活な・・・
きゅうりの浅漬けサクサク風 200円
などなどをご用意しておりますので~(●^o^●)
ここからは『サクシネマ』です。
人格は幼い頃の環境が作るのか、それとも持って生まれたものなのか・・・。それを考えさせられる映画です。
『モンスター』(2003年)
これは実話の映画化です。
シャーリーズ・セロン演じるアイリーンは、金銭目的のために1年間で7人の男性を射殺し、のちに死刑になる女性シリアルキラーです。
アイリーンは男性を憎んでいました。そうなったのは、彼女の不幸な境遇が原因で間違いありません。
両親はアイリーンが生まれる2ヶ月前に離婚していて、母親に育てられたのもわずか4年で、彼女は4歳のときに母親の育児放棄によって祖父母のもとに預けられます。
この祖父母もまたまともではなく、祖父は日常的に肉体的にも性的にもアイリーンに虐待を繰り返し、ベルトのバックルで殴ったり、オイルで火をつけたりもしていたそうです(lll ̄□ ̄)
祖母はというと、アルコール依存症でした。
14歳になると、祖父の友人に性被害にあい、それは何度となくつづき、そのせいで妊娠して出産( ̄□ ̄;)
そのときに産んだ子供はすぐに養子に出されました。
アイリーンは高校中退後、娼婦をしながら窃盗や強盗も繰り返し、刑務所を出たり入ったりします。
そんなアイリーンは、男はうす汚いものだと認識したことでしょう。殺されて当然だと。
そして、アイリーンは必然の流れで女性を恋愛の対象にし、バーで出会ったセルビー(クリスティーナ・リッチ)と恋におちます。
アイリーンはセルビーを経済的に苦しめないために、自分から離れていかないために、殺人を繰り返して金を稼ぎます。
ですが、ふたりして指名手配になったときに、セルビーが司法取引で警察に寝返ったことで、アイリーンは絶望を感じ、罪を自白し、死刑を受け入れるのですが・・・。
セルビーと別れなければならなくなった
アイリーンは泣き崩れます。
とにかく、世界の美女100人にも選ばれたことのあるシャーリーズ・セロンが役作りのために体重を13キロも増やし、眉毛をすべて抜き、汚い言葉使いや粗暴なふるまいなど、アイリーン本人としか思えない演技を見せているのが、最大の見所です。
右と左の女性が同じ人物だなんて・・・\(◎o◎)/
アイリーン本人(左)と、セロン演じるアイリーン(右)。
アイリーンの境遇はたしかに可哀想ですが、かといって金銭目的のために7人も殺害した罪は許されるものではありません。
ですが、もし普通の境遇に生まれ育ったなら・・・と思わずにいられませんし、愛するセルビーにすら裏切られた彼女に同情を抱く気持ちも少なからずあります。
アナタならどう感じるのか、ちょっと映画を観てもらいたいです。
最後に、劇中で使われていた簡単な英語を、ちょっといっしょに勉強したいと思います。
【using】
セルビーがアイリーンを非難したときに、こう言っていました。
"You are using me."(あなたは私を利用してるのよ)
《use》は《使う》ですが、《利用する》という意味もあり、進行形は《useing》ではなく、《e》のない《using》になることが勉強になりました。
【deal】
セルビーがアイリーンの行動に、やはり非難して、こう言っていました。
"This is not my deal."(これは私の計画じゃない)
《計画》だとすぐに思いつくのは《plan》ですが、《取引》や《契約》を意味する《deal》も《計画》という意味で使えるみたいです。
"It's just my deal."(ぼくの計画どおりだ)
ふたりとも、めずらしく悪い顔になってるね(^o^;)