ほうれん草のミニグラタン2020年01月29日 12:58

本日の日替わり料理をいくつかご紹介します。


  自家製ホワイトソースの
    ほうれん草のミニグラタン 280円


ブロッコリーとカリフラワーのダシびたし 200円


 卵と餡だけのシンプル
  天津飯(醤油味・ケチャップ味) 550円


この他に、レギュラーメニューの・・・

チャーハン    600円
ソースチャーハン 600円

に加えて、今日は・・・


     キムチチャーハン 650円


も、やっちゃいます♪(^o^)V



え~

昨日の定休日は西新井の映画館で、これ↓を観てきました。


      『ジョジョ・ラビット』


ナチス時代のドイツが舞台の戦争映画なのですが、数多くある戦争映画の中でも、これは異彩を放つ作品だと思います。

では、あらすじを簡単に・・・。

母親のロージーとふたり暮らしのジョジョ少年はナチスドイツを愛し、尊敬と羨望の念を抱いています。

自室にはヒトラーのポスターや・・・


 ナチスの象徴であるハーケンクロイツを貼り、


自身もナチスの軍服をいつでも愛着しているほどです。

さらに、ジョジョの頭の中には空想のヒトラーがいて、そのヒトラーは頻繁に・・・


   ジョジョの目の前に現われては・・・


忠誠心を煽ったり、ジョジョを励ましたりします。

早くナチスの戦闘員となって、お国のために戦いたいと願うほどナチス愛を募らせるジョジョでしたが、母親が不在だったある日、家の中に隠し部屋を発見し、恐る恐るそこを調べると・・・


  そこにユダヤ人少女のエルザが
           いることを知ります。


ナチス愛のジョジョは、当然ヒトラーがしているユダヤ人の迫害を盲目的に肯定しているわけです。ですので、自分の家にユダヤ人が匿われていることにこれ以上はないほどに驚き、慌てふためきます。


母親のロージーはジョジョがナチス信奉者であることをいっさい非難していませんでした。だというのに、そんな母が自分にないしょでユダヤ人少女を匿っていたのですから、ジョジョとしてはわけがわかりません。


     母親のロージーと息子のジョジョ。


ジョジョはエルザと交流していくにつれ、ユダヤ人=悪だと公言しているナチスに疑念を抱くようになります。

そんなある日、ジョジョは見てしまうのです。母親がひそかに反ナチス的なビラを撒いていることを。

ですが、街には見せしめのように、ユダヤ人を匿ったりナチスを批判するドイツ人を絞首刑した死体がぶらさがっていて、なのでジョジョは、エルザのことや母の行為を不安に思い、そしてその不安は現実のものとなり・・・。


ナチスを愛し、肯定している無知な少年が、次第にナチスを疑い、嫌悪し、頭の中の親友たるヒトラーを、最終的には追い出すことで、この映画が何を伝えようとしているかがわかります。

コミカルな演出の前半に対し、後半は一転して、戦争における洗脳と交戦の恐ろしさをリアルに描いています。そしてラストは・・・。

ラストは映画で観てください。このラストが好きか嫌いかは好みが分かれると思いますが、ぼくは気に入りました(*´ω`*)


ここからは当時の歴史的な背景についてなのですが、

ジョジョはナチスを信奉していましたが、当時のドイツ国民の大半はジョジョと同じように圧倒的なまでにヒトラーを、そしてそのヒトラーが党首のナチス党を支持していました。

というのも、

第一次世界大戦で敗北し敗戦国となったドイツは貧しく、さらにそこに1929年の世界恐慌が重なり、大量の失業者が溢れているような状況だったのですが、

そんななか首相になったヒトラーは、新たに徴兵制を制定することで86万人の若者に軍人としての仕事を与え、軍需・自動車産業や『アウトバーン』の建設に多額の公共投資を行って内需を拡大し、ほぼ1年で失業者を激減することに成功したのです\(◎o◎)/

そして数年後には国民総生産・国民所得共に、2倍近くになりました。

自分だったら・・・と考えてみてください。長い間、仕事がなく飢えていたのに、ある政党が与党になった途端に職にありつけ、収入も2倍になったら、その政党や、その首相を支持しますよね。もう違う政党や、違う首相になって欲しくはないですよね。


そのすごいことをやってのけた政党の党首が、「いままでアナタが貧しかったのは、ユダヤ人がアナタが得るべき富を横取りしていたからです」と言えば、そうなのか・・・、たしかに仕事も得られて収入も増えたしなぁ・・・と洗脳されてしまっても、ムリがないのかもしれません。


ユダヤ人迫害のヒトラーの意図は、裕福な人種であるユダヤ人の資産を没収することと、明確な敵を作ることで国民の意識をひとつにすることにありました。巧みな演説能力を持ったヒトラーは、人の心理を操る達人だったのです。


そんな特殊な環境化にあったナチス政権下のドイツを、この映画はコミカルかつ痛烈に風刺しています。気になった方は、ぜひ劇場に足を運んでみてください(^-^)


ちなみに、この映画のタイトルがなぜ『ジョジョ・ラビット』なのかというと、

ヒトラー青年隊のキャンプに参加したジョジョが「このウサギを素手で殺せ」と命じられたのにそれができなかったため、みんなから「♪ジョジョ・ラビット。ジョジョ・ラビット♪」とからかわれたからなのですが、

ラビット=うさぎと言えば、世界最大級のうさぎであるフレミッシュジャイアント(フランスの巨人という意味)は・・・


      この大きさです(# ゚Д゚)


たぶん、闘ったら負けますね(^o^;)