ポトフ(シャウエッセン入り) ― 2020年03月05日 11:40
本日の日替わり料理は、あったまる・・・
ポトフ(シャウエッセン入り) 300円
それと、季節のもの食べましょうってことで・・・
菜の花のからし和え 230円
本日も、皆様とカンパイしたいですねぇヽ(=´▽`=)ノ
『サクシネマ』です。
映画を観ながら、登場人物といっしょに不安になり、胸をしめつけられ、そして・・・な、中味の濃い映画でした。
『ぼくたちの家族』(2013年)
あるとき、突然母親の玲子(原田美枝子さん)の物忘れが激しくなり、そして人の名前を間違えたかと思うと、わけのわからないことを言い出します。
病院で診察を受けてみると、脳に腫瘍があり余命1週間という宣告を受けてしまいます(lll ̄□ ̄)
会社を辞めて独立したものの家計は火の車で、口先ばかりで頼りにならない、夫の克明(長塚京三さん)。
その生真面目さゆえに中学時代に引きこもりになった過去がある、身重の妻がいる長男の浩介(妻夫木聡さん)。
大学生のくせに大学にはあまり通わず、時折玲子に金の無心をしているテキトー人間な次男の俊平(池松壮亮くん)。
家族の中のこの3人の男は、おたがいに距離を置き、心がつながっていないバラバラな状態でしたが、玲子の入院を機に、久しぶりに集合します。
3人の中で一番責任感が強い浩介は、
自分がなんとかしなければと母を気遣うのですが・・・
母の玲子の口から出た言葉はというと・・・
「あなた誰?」
でした( ̄□ ̄;)
玲子が覚えているのはなぜか俊平だけで、
「お父さんと浩介がいないから話すけどね・・・」
と、すぐそばに克明も浩介もいるのに(笑)・・・
家族への不満を
いきいきとした笑顔でしゃべりだす始末。
無邪気な子供のような表情で、夫が独立したせいで家計が苦しくなり、そのために自分も働きに出たけれど、浩介が引きこもりになったためにそれもできなくなり、本当は家族でハワイに行ってみたかったのに・・・などと、俊平に冗談交じりで話し、それをすぐそばで聞きながら、気まずそうな顔をする克明と浩介。
だけれども、そんな克明や浩介へのたしかな愛も語る玲子なのでした。
今後のことを思い、陰鬱たる表情を露わにする父と兄をよそに、俊平は、
「母さんのあのうれしそうな顔見た? おかしいのは母さんじゃなくて、俺たちの方かもしれないぜ♪」
何も考えてないように見えて、家族の核心を突くような言葉を吐きます。
その後はというと、
うろたえ、何かにつけ浩介を頼る克明。
突然の余命宣告はもちろん、母に自分のことを忘れられていたショックだった浩介は、仕事・自宅・病院と周回しながら・・・
今後への底知れない不安と、
自分に頼りきっている父と
のんきな弟への苛立ちを募らせます。
「のんきなことばっかり言ってんじゃねぇよ!
もっと真剣に考えないと家族がバラバラになっちまうだろ!」
苛立ちがマックスになり、俊平を怒鳴りつけると、
「兄貴が中学時代に引きこもりになったときから、とっくに家族はバラバラだよ」
そう言い返され、それ以上何も言えなくなってしまう浩介。
さらに、手術の費用の工面を克明から頼まれる浩介でしたが、妻は、
「私たちが何年もかけて必死になって貯めたお金は、このお腹の子のために使うお金でしょ!」
そう反対されたうえに、玲子と克明はそれぞれ金をサラ金から借りていて、その総額は1000万近くもあるのが判明します。
さらにさらに、
投薬で記憶障害は改善したものの、
医師から、もう手術や投薬に頼ってもどうしようもない段階だと言われ、退院して家で最期のそのときまで療養するようにすすめられます。
浩介は俊平とふたりで、母を前向きに受け入れてくれる病院を探しますが、玲子のレントゲンとカルテを見た他のどの医師も、
「うちでも、もうどうにもしてあげられないですね」
そんな言葉しか返ってこないのがつづき、浩介はもうヘトヘトになり、玲子を見舞いに寄り、引きこもりなどのことでこれまで迷惑をかけたことを謝ると、玲子は、
「そんな昔のことは忘れたわ。つらいときは笑いましょ」
と笑顔で言うのでした。そんな母を見て、涙がとまらなくなる浩介。そして、あらためて決意します。
〈母さんを絶対に死なせやしない〉
子供の頃、よく登った高台から街を見下ろし、
母のことをあきらめないと誓い合う浩介と俊平。
手分けしてあちこちの病院を駆け回る浩介と俊平。その必死の行動の甲斐があり、俊平が訪ねた医師から・・・
「開頭してみないと何とも言えないが、
脳腫瘍ではなく悪性リンパ腫かもしれない。
もしそうであれば、快復の余地がある」
という、僥倖たる言葉を聞き、家族はそれに賭けてみることにするのですが・・・。
玲子は助かるのか。
バラバラになった家族は再生できるのか・・・。
『ぼくたちの家族』ぜひご覧になってください(*´ー`)
え? 何??
"How do you think about my family?"
(ぼくたちの家族はどうだい?)
ゆかいな家族でステキだと思いますよ(*´艸`*)