いちおう営業しております ― 2020年04月12日 11:56
営業情報なのですが、
いまは通常の1~2割ぐらいしかお客様は来ていませんが、お店はいちおう営業しております。
そしてテイクアウトの営業はAM11時半~やっています。ぜひご利用くださいm(_ _)m
衛生的には・・・
テーブルやノブなどは除菌スプレーをかけて拭き、
対面になるレジには・・・
ネットで購入したこのウイルスシャットアウトを・・・
壁にぶらさげております。
テイクアウトもイートインも、心よりお待ちしております(^o^)/
ここからは『サクシネマ』です。
これは中国の喜劇王ことチャウ・シンチー監督の作品なので、愉快、痛快、豪快、爽快の《四快》な映画です。
『西遊記〜はじまりのはじまり〜』(2013年)
漫画家の鳥山明先生も《銀河系最強のおもしろさ!!》というコピーを捧げているこの映画・・・
出だしからぶっ飛んだ映像のオンパレードです。
「口から妖気を吸い取って!」
「え? これと口づけすんの!」
「早くして~!」
「わかったよ、やるよ、もう!」
このボサボサ頭の若者は妖怪ハンターの玄奘と言い、心根は美しいのですが、妖怪退治の腕前はへなちょこで、妖怪退治に使う道具はというと・・・
この《わらべ歌300首》という歌本で、
わらべ歌をうたって聞かせ、妖怪にも多少はあるであろう《やさしい心》を呼び覚まして妖怪を退治(というか降参)させようとするのですが、
歌がたいしてうまくないうえに、妖怪にはまったく効果はなく、そのコミカルなところと、この玄奘役のウェン・ジャンの容姿が・・・
ちょっと仲居くんに似ているのが
ぼく的にはツボでした(●^o^●)
役立たずな《わらべ歌300首》が、最後に思いも寄らない武器になるので、そこが乞うご期待です♪
ところで、
ぼく的には『西遊記』と聞けば、1978年に放送されていた・・・
この面々による『西遊記』を思い出すのですが、
それぞれこのメーキャップをするのに、夏目雅子さんは坊主頭をかぶるので2時間、西田敏行さんは耳をつけるので40分、堺正章さんは思いのほか短くて30分、岸辺シローさんは河童のズラをかぶっているだけなので15分だったそうです。
で、
エンディングでは・・・
ゴダイゴが歌う『ガンダーラ』が印象的でしたが、
《天竺》とはどこかというと、それは《インド》のことなんです。
じゃあ、《ガンダーラ》は《天竺》の別名なのかというと、そうではなく、それは古代インド北西部にあった王国の名で、いまでいうと・・・
↓このあたりになるそうです。
ゴダイゴの『ガンダーラ』の歌詞では、
♪そこに行けばどんな夢もかなうというよ
誰もみな行きたがるが遥かな世界
その国の名はガンダーラ どこかにあるユートピア♪
とあり、当時9歳だったサクサク少年はこの歌を口ずさみながら、どんな夢もかなうガンダーラというところに行ってみたいなぁ・・・、と夢見ていました(*´ー`)
だけど、
いい歳のおっさんになったいまならこう思います。
ガンダーラが魔法の国なのではなく、あまたもの《魔》と闘いながらガンダーラまでの遠く長い道のりを到達できたなら、そのときにはどんな夢もかなえられるだけの力が己に身についている、そういうことなのだと。
人生は終わりの知れない長い道のりで、喜怒哀楽、艱難辛苦あります。それを乗り越えて先を進んでいくことが生きるということであり、それこそが『西遊記』なのです、きっと。
だから、天竺でもらえるありがたい経典というのは、人生をまっとうしたときにもらえる表彰状のようなものなのかもしれません。
・・・なんて、
このごろは時間を持て余しているので、こんな空想をして楽しんでいるサクサクマスターなのであります(*´ω`*)
なめこと豆腐のお味噌汁 ― 2020年04月15日 12:20
お店の現状ですが、お客さんはとても少なく《密》どころか《閑散》としています。そういう意味では、混雑しているスーパーよりは安全かと思われます。
もちろん・・・
いちいち除菌スプレーであちこち拭いています(^o^)/
テイクアウトもAM11時半~やっています。ぜひご利用くださいm(_ _)m
本日の日替わり料理としましては・・・
なめこと豆腐のお味噌汁 小230円
中280円
しらすおろし 230円
よろしければご来店ください(*´ー`)
雑談ですが、
明日の4月16日は『ボーイズ・ビー・アンビシャス・デー』なんですって。
というのも・・・
この銅像でお馴染みのクラーク博士が、
"Boys, Be Ambitious"(少年よ、大志を抱け)
という、あの有名な言葉を残して北海道を去ったのがこの日だからです。
《Ambitious》と聞けば・・・
TOKIOの『AMBITIOUS JAPAN!』か、
クラーク博士のこの言葉のどちらかが思い浮かぶぐらいに有名なこのフレーズですが、
クラーク博士自身のことについては、意外とあまり知られてない気がします。
クラーク博士のことをちょっとお話しますと、
50歳のときに日本政府の要請を受けて来日し、札幌農学校(現在の北海道大学農学部)の教頭として約1年ほど日本に滞在した彼ですが、
生徒に向けて発言した《Boys, Be Ambitious》はじつは省略された一文で、実際は・・・
"Boys, Be Ambitious like this old man"
(少年よ、この老人のように大志を抱け)
だったそうです。
つまり、50歳のこの私ですら大志を抱いているのだから、若い君たちはなおのこと大志を抱きなさい、そう言い放って、彼は母国アメリカに帰ったのです。
彼が抱いていた《大志》とは何だったのか・・・。
それは《洋上大学構想》という、世界中を船で旅しながら教育をする、世界観を身に付けながら学業も・・・という壮大な計画をしていたのですが、当時は発想が斬新すぎたのか生徒があまり集まらなかったようです(>_<)
ですが、クラーク博士は大志を捨てません。
当時がゴールドラッシュだったことに目をつけ、鉱山会社を設立するのです。けれども、会社を創立して2年後に銀の価格が暴落して会社は倒産。彼は多額の負債を抱えることになります( ̄□ ̄;)
その後、心臓病を患ったクラーク博士は59歳でこの世を去ります。
《Boys, Be Ambitious》につづく《like this old man》という自分を指し示す一文は省略されてしまったクラーク博士。
送別の言葉にするほどこだわっていた《大志》は、とうとう達成できずに他界してしまったクラーク博士。
銅像がある北海道では・・・
北海道を代表する銘菓の『白い恋人』に
対抗するかのごとく・・・
『クラーク博士の恋人』という
お菓子になっているクラーク博士。
『クラーク博士の恋人』。おいしそうですね。
これの他にもいろいとと・・・
たった1年間滞在しただけなのに
北海道の顔になっているクラーク博士。
北海道で自身がこれほど有名なことに、クラーク博士は天国で驚いているんじゃないですかねぇ(*´ー`)
ピリ辛韓国風チゲラーメン ― 2020年04月16日 12:54
飲食店はどこも同じでしょうが、客足は少なく、ひじょうに厳しい状況です。
ですが、腐っていてもしかたがないので、とにかく店を開けています。
と言っても、店内にお客さんがいるかいないかの状態なので、まったく《密》ではありません。
それに・・・
店内はいちいち除菌スプレーで念入りに拭いています。
良ければ、いらしてください(●^o^●)
テイクアウトもAM11時半~やっています。ぜひご利用くださいm(_ _)m
そんな咲々餃子ですが、本日からしばらくやろうと思っているスポット料理がこれ↓です。
ピリ辛韓国風チゲラーメン 550円
チーズトッピング +100円。
ちょい飯 100円。
ちょい飯 100円。
チゲとは鍋のことで、即席麺を使った韓国風のラーメンです。トッピングにチーズや、ちょい飯を鍋に入れて食べるのもアリです(^-^)
『サクシネマ』です。
暗いニュースばかりが多い中、どうしても気持ちが陰鬱になりがちなので、こういうときこそ明るい笑える映画が観たくなり、埼玉県民必見のこの映画をネットでようやく観たんです。
『翔んで埼玉』(2019年)
埼玉の都市伝説の話・・・ということなのですが、
昔むかし、埼玉県民は東京都民からひどい迫害を受けていて・・・
東京に行くには通行手形が必要(# ゚Д゚)
もし、不正入国ならぬ不正入都したのが見つかった場合は・・・
強制送還!
埼玉県民は一生に一度は東京に行ってみたいと夢見ていますが、なかなか手形が手に入らない・・・
だから、
埼玉県民は、長い間ずっと埼玉差別のない世の中にしてくれる救世主の出現を待ちわびていて、そこにとうとうその存在が現われる!
・・・という物語じゃなかった、都市伝説のお話なのです。
映画の中では、壮大に埼玉がディスられます。
腹痛を起こした埼玉県人に・・・
「埼玉県人には
そこらへんの草でも食わせておけ!」
さらにこうつづきます。
「埼玉県民は草を食わせておけば治る」
そのあと、その腹痛の埼玉県人は本当に雑草をむしって食べます(-_-;)
東京にこっそり紛れ込んでいる埼玉県民を探し出す《埼玉狩り》というのも存在します。
専用の機械で通行人を見ると埼玉県民かどうかを判別できますし・・・
「埼玉県民じゃないなら、これが踏めるはずだ!」
と、県の鳥であるしらこばとの烙印入りの草加せんべいで、踏み絵ならぬ踏みせんべいさせられます(これはぼくも踏めないかも)。
そんななさけない埼玉県民の現状に、救世主である麻実(GACKTさん)が立ち上がるのです。
「ダサいたま。くさいたま。田舎くさいたま。
古くさいたま。アホくさいたま・・・と、
そんなふうにバカにされっぱなしでいいのか!」
さらに、原因不明の奇病が発生するのですが、その病名が・・・
サイタマラリヤ(lll ̄□ ̄)
こんなふうに、
ずいぶんと埼玉がディスられているわけですが、ディスられているのは埼玉だけではありません。
埼玉とは犬猿の仲である(?)千葉はというと・・・
千葉県内で埼玉県民を発見すると捕縛し、
体の穴という穴に県の特産物である
落花生を詰め込もうとします( ̄□ ̄;)
群馬県にいたっては・・・
このように人類未開の辺境扱いですヽ(#゚Д゚)ノ
大いに笑ったこの映画ですが、
いまこそ、高らかに言わせてもらいます。
「埼玉県人には・・・
サクサク餃子を食わせておけ!」(*´艸`*)
・・・なんて。でも元気が出ますよ(*´ω`*)
チャプチェ(韓国風春雨炒め) ― 2020年04月19日 14:48
《三密》ではなく《閑散》な状態ですが、お店は営業しております。
テイクアウトもAM11時半~やっています。
「お店だいじょうぶですか?」
と、経営を心配して寄ってくださるお客様がいます。ありがとうございます。がんばります!
ですので、
お店を維持するためにも、いつもどおりにやっております。いつもどおりと申しましても・・・
除菌は普段の何倍も念入りにしています(^_-)-☆
で、いつもどおりに日替わり料理の紹介なのですが、本日は・・・
チャプチェ(韓国風春雨炒め) 550円
なすピーマン焼き 230円
なめことしめじのお味噌汁 小230円
中280円
などなどをご用意しておりますので~\(^o^)/
ここからは『サクシネマ』です。
劇的な何かが起こるわけでもないのに、味わい深いリアリズムがある、是枝監督の《是枝らしさ》が詰まった映画です。
『海よりもまだ深く』(2016年)
良多(阿部寛さん)と響子(真木よう子さん)は、元夫婦です。
離婚した理由は、良多が非現実的な夢を追い求めているうえに、ギャンブル好きだし、不真面目だしで、ま、離婚されるのもやむなしの人間だからです。
良多のいまの楽しみはというと、月に一度だけ息子の真悟と会えることですが、養育費をきちんと支払わない(支払えない)ために、響子からは、
「もう真悟と会わせないから」
と、毎回のように言われている有様。
良多はというと、どんなに厳しく言われても、まだ響子に未練があり、できればまた親子3人いっしょに暮したいと願っています。
なのですが、
ちょっと金が入れば、それをすぐさま養育費に回さず、もっと大きくしてやろうとばかりにギャンブルに注ぎ込むし(そしてそれは当然なくなってしまいます)、
その結果、
いい歳をして、職場の後輩や、姉の千奈津(小林聡美さん)や、母の淑子(樹木希林さん)にお金の無心をしているという情けない現状なのです。
それに、
もしも良多が改心していたとしても、響子の良多への想いは冷め切っていますし、響子はただいま高収入の男性と交際中なのでした。
物語のクライマックスに、そんな元家族が、台風接近のために、淑子が住む団地でいっしょに一晩を明かすことになるのですが・・・。
台風の夜、
淑子は響子と話していて、突然に・・・
「あなたたち、もうほんとにダメなの?」
もう離婚してしまっているのに、そう訊きます。
「こう言ってはなんですけど、良多さん、家庭を持つのに向いてないと思います」
響子の気持ちが揺らぐことがないのを知った淑子は・・・
「どうしてこんなことになっちゃったのかしらねぇ・・・」
と涙し、すぐに、
「ごめんなさい。終わり終わり。この話はもうこれでおしまい」
慌てて笑顔を作ります。
『海よりもまだ深く』
この映画のタイトルは、劇中でテレビから流れるテレサ・テンの『別れの予感』の歌詞の一部であり、子を想う親の愛である・・・ように思います。
シャツにはねたカレーうどんの汁を拭いてやる淑子。
子がいい歳の大人になっても、親にしてみれば
いつまでも《子供》なんですよね(*´ー`)
良多はというと、すべてが自業自得であるにもかかわらず、
「こんなはずじゃなかったんだけどなぁ・・・」
と、まるで他力によってこうなってしまったがごとくつぶやきます。
仲を悪くしたまま永別した父親のこと。
思うように行かない仕事のこと。
元に戻れない妻子のこと。
母をずっと団地住まいにさせてしまっていること(母は団地から出たがっていました)。
良多には、その何もかもが《こんなはずじゃなかった》のです。
冒頭で書いたように、この映画は劇的な何かが起こるわけではありません。ですので、つまらないと感じる人も多いかもしれません。でもぼくは、なんだかしみじみしたのです。人生って大多数の人が多少なりとも、
どうしてこんなことになっちゃったんだろう・・・とか、
こんなはずじゃなかったのに・・・という思いを抱えながら歩んでいると思うからです。
興味ある人はご覧になって欲しいのですが、
こんなはずじゃなかったと言えば、
チーズインのかわいい顔型のパンを焼くはずだったのに・・・
どうしてこんなことに・・・(*´艸`*)
自家製かぼちゃサラダ ― 2020年04月20日 13:31
健康維持も、経営維持も大変な現状ですが、
除菌スプレーを駆使して、
《密》とは程遠い閑散たる毎日のなか、できる範囲で営業をつづけている咲々餃子ですが、
テイクアウトもAM11時半~やっていますので、どうぞご利用くださいm(_ _)m
店内もレギュラーメニューのほかに、いつものように日替わり料理をご用意していて、本日はこれ↓です。
自家製かぼちゃサラダ 230円
クリームチーズが混ぜ込んであるのがポイントです(^_-)-☆
『サクシネマ』ですが、誰もがイライラを募らせているなか、心やさしい気持ちになれる映画を今回はセレクトしてみました。
小説はだいぶ前に読んだのですけど、映画はまだ観てなくて、やっと観たんです。
『東京タワー
オカンとボクと、時々、オトン』(2007年)
マルチな才能を発揮するリリー・フランキーさんの自伝です。
自由奔放すぎるオトンを見限り、オカンはボクを連れ、小倉から故郷の筑豊へ帰ります。
中学生のボクは寂れた筑豊の町から出たくて大分の美術学校に進学します。
高校での下宿生活を経て、ボクは東京の美術大学へ進学します。オカンは女手ひとつで大変ななか、ずっとボクに仕送りをしつづけてくれます。
ですが、ボクはそのありがたみに報いる勤勉さは見せず、遊ぶためにお金を使い果たしては無心をするを繰り返し、あげく大学を留年するのですが、それでもオカンはずっと仕送りをつづけてくれ、ボクはなんとか大学を卒業します。
卒業したからといってボクは真面目になりません。就職もせずにブラブラとし、やはりオカンに金の無心です。オカンはお金を送ることは本人のためにならない・・・とは言うことなく、頼まれれば仕送りをするを繰り返していました。
さすがにこれではいけない・・・とボクはようやく思い、イラストレーター兼コラムニスト、そしてラジオのDJなどをして、やっとオカンにお金をせがまなくても暮せるようになったある日、ボクはオカンがガンで手術をしていたことを知るのでした(lll ̄□ ̄)
自分はさんざん迷惑をかけたくせに、オカンのことはほっぽらかしになっていたことを反省したボクは、オカンに東京でいっしょに暮らすことを提案し、オカンは喜んで上京します。
迎えに行った駅のホームに座り、
「この東京で、今日からずっといっしょに暮らすんよ」
とオカン(樹木希林さん)に言うボク(オダギリジョーさん)。
こうしてオカンとボクは約15年ぶりに、またいっしょに暮らすことになるのです。
愉快で料理が得意なオカンは、
すぐにボクの友人たちの人気者になります。
「仕事が落ち着いたらいっしょに東京タワーに登ってみようね」
そう言っていて、オカンもそれを楽しみにしていたのですが、
オカンのガンが再発し・・・
すぐそばに、窓から見える位置に東京タワーはあるのに、その存在は遠いものになっていきます。
ここからは、もう息苦しく悲しく切ない展開がつづき、そして・・・。
子に対する親の無償の愛。それを再確認してください。これを観たあとは、ソッコーで親孝行したくなりますので(*´ー`)
ところで、
知っていましたか?
東京タワーの開業当時のネーミング公募をしたところ、なんと1位だったのは・・・
昭和塔
だったことを。
じゃあ、2位が東京タワーだったのかというとそうではなく、2位以下は、こんな感じでした。
2位 日本塔
3位 平和塔
4位 富士塔
5位 世紀の塔
6位 富士見塔
7位 エターナルタワー
8位 日本電波塔
9位 東京塔
この東京塔が東京タワーなのではなく、東京タワーという名称は13位でした。
東京タワーより上位の10位にはマンモス塔というのがあり、もしこれに決まっていたら・・・
この映画も『マンモス塔 オカンとボクと、時々、オトン』というタイトルになっていたかもしれませんね(^o^;)