なめこと豆腐のお味噌汁2021年04月10日 13:15





本日の日替わり料理はダシの効いた・・・
 

なめこと豆腐のお味噌汁 小250円
            中300円


そして、完熟で大きなアボカドを使った・・・


スライスアボカドのわさび醤油 300円


まん防(まん延防止等重点措置)のニュースが連日報道されるようになってから、お客さんは減る一方になっています。状況を考慮すると、しかたがないとも思いますが、さみしい事態になっているのは残念でなりません。

とりあえず、PM4時半~PM9時(最終入店はPM8時)までの時短営業
という、やっていいなかでの努力をしつづけます。なにしろ・・・


あきらめたらそこで試合終了なんで(*´ー`)



で、今回の『サクシネマ』はあきらめなかった人々の話なのですが、

これは《野球》を俎上に、日系カナダ人の歴史を学べる貴重な映画です。


『バンクーバーの朝日』(2014年)


1900年代のカナダのバンクーバー。

ブラジルなどの日系人のことは知っていましたが、カナダもブラジルのときと同じように、自由と富を求めて日本からの移民が多くいたことは知りませんでした。

カナダで3年も働けば、日本に帰って一生困らずにすむぐらい稼げる・・・。

ブラジルのときと同様に、そういう根拠のない噂を信じて移住してきたものの、実際には白人と日本人の差別は厳然と存在していて、勤勉な日本人は白人の何倍もよく働くのに、賃金は白人よりもはるかに少なく、食うのが精いっぱいなのでした。

その後、次の世代の日系2世が社会に出る時代になっても、日本人への差別と格差は相変わらずな状況。この映画はその時代が舞台になっています。


バンクーバーにはいくつかの野球チームがあり、そのひとつに日本人だけで結成された『バンクーバー朝日』というチームがありました。

バンクーバーの日本人たちは、日頃の鬱憤を『バンクーバー朝日』がカナダ人チームに勝つことで晴らしたいのですが、勝つどころか、1点も奪えないのが現実でした。

というのも、体格が違ううえに、貧しい日本チームのメンバーは道具も練習時間も不足しており、働くのがメインで野球ばかりに専念してはいられないからです。

しかも、カナダ人の審判はカナダの投手が投げるあからさまなボールを「ストライク!」とジャッジしたりします。差別は野球内にも存在していたのです。

ですが、どうにかして塁に出たい一心で、バント&盗塁という、いわゆる《スモール・ベースボール》をやってみると、これが功を奏します。ノー・ヒットだというのに、1点を取れたのです!

さて、『バンクーバー朝日』は旋風を巻き起こせるのか・・・。


野球のことは映画を観ていただくとして、せっかく調べたので日系カナダ人のその後のことをちょっと記したいのですが、


アメリカでの白人と黒人のように、カナダでも白人が日本人や中国人といったアジア人を排斥しようとする気運が高まっていきます。白人にしてみれば、どんどん増えていく移民が自分たちの仕事や居場所を侵食していくように思えたのかもしれません。白人がアジア人が固まる街やストリートを襲う暴動が起きたりもし、カナダ政府もそのことを問題視していた矢先に・・・


1941年。日本軍による真珠湾攻撃の
     ニュースが報じられます。


太平洋戦争の開戦を機に、カナダ政府は日系人を《敵性外国人》とみなし、日系人は家も財産も没収され、最終的には男性は強制収容所に入れられ、家族とはバラバラにされてしまいます(lll ̄□ ̄)


ナチス・ドイツのときほどの悲惨の極みではないにしても、似たようなことは世界各地であったわけです。戦争禍における非倫理な行い・・・。戦争は人間を外からも内からも破壊していくのです。


カナダはその後、日系カナダ人への不正義を認め、今では日本と良好な関係を築いています。カナダ人の良心は、映画でも描かれていますし、『バンクーバー朝日』もだいぶ後になって名誉たる表彰を受けます。映画を観ればわかるので、ぜひご覧ください。


ああ、なんか・・・


ハンバーガー食べたく
 なりましたね(*´ω`*)


え? どうして、って?

バンクーバー・・・、パールハーバー・・・、ハンバーガーじゃないですかぁ(*´艸`*)

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