みょうがと梅ひじきの和風サラダ ― 2020年07月27日 13:05
本日の日替わり料理・・・これは本当に本日しかやらない料理になります。

みょうがと梅ひじきの和風サラダ 230円
お昼に食べましたが、とてもおいしかったですよ(●^o^●)
それと、
この2種の肉巻き焼きもやっておりま~す♪

オクラの肉巻き焼き 2本で 260円
3本だと360円
3本だと360円

アスパラの肉巻き焼き 2本300円
ここからは毎回の『サクシネマ』です。
ぼく的にはこれが邦画の№1で、毎年蝉の声が聞こえる季節になると、この映画を再鑑賞しています。

『八日目の蝉』(2011年)
何度観ても泣いてしまうし、観返すたびにいろいろなことを思います。これはそういう深イイ映画なのですが、一番のテーマは《母性》なのです。
あらすじを簡単に言うと、
不倫相手の子供を誘拐して逃亡し、ですが最終的には捕まってしまう希和子(永作博美さん)と、生後間もなく誘拐され、希和子を母親と信じて育った恵理奈(井上真央さん)が、大人になり、自分の過去と向き合って再生するまでの話です。
希和子は誘拐というたしかな罪を犯しましたが、不倫相手にだまされて遊ばれたあげくに堕胎させられ、そのせいで子供が生めない体になったというのに、不倫相手の妻にも《人殺し》だとか、子供が生めない体のことを《がらんどう》だとかと罵られ、精神的にも正常でないなかに恵理奈をさらってしまったという経緯があります。
その恵理奈を、希和子はじつの子供以上の愛情を注いで育てます。と言っても、逃亡しながらではあるのですが。
間一髪のタイミングで警察の捜査の手をかいくぐってきた希和子でしたが、《ある出来事》のせいでもう逃げられないかもしれないと思い、

ふたりで過ごした4年間の思い出にと
写真館で写真を撮ります。
写真を撮って外に出ると、そこには・・・

希和子は目の前にいる男女が刑事だと悟ります。

娘との永別を覚悟した瞬間の表情。
永作博美という女優は前から好きでしたが、この映画を観てその演技力に魅せられました。
希和子は加害者ではありますが、ある意味では被害者でもあります。
誘拐された恵理奈にしてみれば、母だと信じていた人が誘拐犯で、その後もとの母親の元に戻っても、何事もなかったかのような親子にはもう戻れず、恵理奈も彼女の母親も苦しみます。
一番悪いのは不倫して希和子をだました恵理奈の父親なのですが、恵理奈の母も希和子を執拗に愚弄しましたし、そういう意味ではまったく罪がないのは、恵理奈だけなのです。
その恵理奈も、そういう特殊な境遇であるにもかかわらず、まだ大学生だというのに、妻のいる男の子供を宿してしまい、しかもその子を産む決意をします。
自分のお腹の中にまだ見ぬ我が子を宿した《母になった》恵理奈は、幼かったために記憶が薄弱な希和子との日々を思い返しながら、ある境地にたどり着きます。

ラストシーンのこのときの恵理奈の台詞には、
もう泣かずにはいられません(TдT)
母性・・・。
その圧倒的なまでの無償の愛。
また来年、蝉の声を聞いたら、この映画を観ようと思います(*´ー`)