アボカドのキムチ塩昆布和え ― 2024年02月01日 11:53
本日の日替わり料理は・・・
アボカドのキムチ塩昆布和え 300円
イカめかぶ 300円
いか明太 230円
長いものホクホクバター醤油焼き 330円
きゅうりの浅漬けサクサク風 230円
ちくわのいそべ焼き 230円
厚揚げ焼き大根おろしのせ 250円
舞茸とエリンギのカリカリチーズ焼き 280円
上:汁なし担々麵 500円
下: 〃 肉のせ 780円
ここからは『サクシネマ』です。
これは壮絶なサバイバル&リベンジ映画です。しかも、実話ベースだから驚愕です。
『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015年)
ディカプリオ演じる主人公のヒュー・グラス(1783頃-1833)は、アメリカではけっこう名の知れた罠猟師の毛皮商で冒険家だそうです。
1823年、グラスは仲間たちと毛皮のための獲物を獲っていたのですが、そこをインディアンに襲撃されます。一見、インディアンが野蛮に見えますが、先住民族である彼らにしてみれば白人は何もかもを我々から奪っていくという事実と、さらにはこのインディアンの酋長らしき人物の娘を白人がさらっていったという背景もありました。
応戦はするものの、何人もの仲間が殺され、ためこんだ毛皮を持って舟で川を下って逃げる一行。
舟で川を下っていたのではインディアンたちに先回りされて襲撃される、グラスがそう主張し、一行は舟を囮(おとり)に流し、自分たちは極寒の山を抜けることにします。
ですが、その道中で、グラスが熊に襲われるんです。そのシーンがそれはそれはすごくて、どうやってこの映像を撮ったのかと思えるほどなんです。
命だけは助かったものの、瀕死の状態に陥るグラス。
父親を心配する息子ですが、グラスは身動きもとれず、ほとんどしゃべれもしません。そんなグラスを仲間のひとりのフィッジェラルドは「足手まといは要らない」と言い切ります。
どうせ助からないし、もたもたしていたらインディアンたちに見つかってしまう、グラスもそうしてもらいたいに決まっている、それがフィッジェラルドの言い分で、いま引き金をひいて楽にしてやった方が、グラスにとっても俺たちにとってもいい、そう言うのでした。
フィッジェラルドがあまりにひどいことを言うものだから、グラスの息子は大声を出して仲間を呼ぼうとするのですが、フィッジェラルドはその口を押えます。「大きな声を出すと、インディアンたちに聞かれてしまう、黙れ!」
ですが、息子は抗って叫ぼうとします。黙れって言ってんだろ! フィッジェラルドはナイフで息子の腹を刺します。なすすべもなくそれを見ていたグラス・・・。
フィッジェラルドはグラスを生き埋めにして、仲間のところに戻ります。仲間には「グラスは死に、息子のやつはどこかに行ってしまった」と嘘をつきます。
グラスは土の中から這い出します。ケガだらけで満身創痍なグラスを動かす力の源泉は、息子の復讐心だけです。
冷たくなった息子の亡骸に寄り添って、フィッジェラルドへの復讐を誓うグラス。
足をひきずって歩き、インディアンたちに見つかったので、極寒の川に飛び込んでその場を脱し・・・、
死んだ動物の内臓を食べたり、魚をそのままかぶりついたりして命をつなぎ・・・
これはどんな画像なのかというと、寒さに耐えるために、死んだ馬の内臓をほじくり出し、その中に入って凍死を防いでいる図なんです。
さて、グラスの復讐は成し得るのか・・・。結末は映画をご覧いただくこととして、ディカプリオの鬼気迫る演技に圧倒されてください。彼はこの映画で、五度目の正直となる念願のアカデミー主演男優賞を受賞しました。それぐらいすごい演技です、これ。
あと、音楽は昨年お亡くなりになった坂本龍一さんが担当していて、この映画の音楽を頼まれたときが体調が一番最悪なときで、何もフレーズが出て来なくてたいへんだったと、何かのインタビューでおっしゃってました。
そんな状態だったのに、坂本龍一さんはこの映画でゴールデングローブ賞にノミネートされています!
ディカプリオも、坂本龍一さんも、希代の人であることを実感させられた映画でした。寒い時期に観た方が雰囲気出ると思いますので、ぜひ冬の間にご覧ください(*´ω`*)