あんかけニラ焼きそば2024年05月22日 13:46


本日の日替わり料理は・・・


あんかけニラ焼きそば 680円


若鶏(もも肉 or 手羽とろ肉)のカリカリ焼き 380円


ゴーヤチャンプルー 550円


なすピーマン焼き 280円


納豆と長いものカリふわお焼き 280円


大葉チーズのくるくるちくわ巻き 230円



舞茸のカリカリチーズ焼き 280円


きゅうりの浅漬けサクサク風 230円


新玉ねぎと塩昆布のチーズ焼き 280円


シャウエッセン(焼き or ボイル) 300円


シャウエッセンチーズオーブン焼き 330円



ここからは『サクシネマ』です。

月曜日に渋谷の映画館で観て来ました。


『ミッシング』


6歳の愛娘が失踪し、必死に娘を見つけようとする両親と、その様子を継続放送するメディア、そしてネットでの容赦ない中傷、両親の苦悩と葛藤の末にある結末は・・・。


悲しく暗い映画でした。


主演の石原さとみさんは、ずっと感情爆発の演技で新境地を見せてくれてました。役者として次のステージに立ったのが、明確にわかりました。


圧巻の演技だったのは、テレビマンとして夫婦の力になりたい思いと、視聴率を求める局との板挟みになる砂田役の中村倫也さんです。感情を露わにせずに、押し殺した表情だけでその内面をまざまざと表現していました。この世代の役者では、トップランナーたる演技力だと思います。


動揺し、我を忘れては苛立つ妻のそばで、自分だけは冷静にいないと・・・と、それに努める夫約の青木崇高さんの演技も素晴らしかったです。


そもそもの原因は、大好きなアーチストのライブ観戦のために娘を弟に預け、その弟が最後まで面倒をみずに娘を家に帰したのが失踪につながったのですが、その弟役の森優作さんが、いかにも「この弟ヤバいな」的な雰囲気をものの見事に演じていました。


自分の子供が失踪したら・・・。ぼくの子供たちはもうすっかり大人ですが、若かった頃の自分をこの両親に重ねて観ていたら、悲しく、苦しく、腹立たしくで、涙とともにため息がもれました。


ここ数年の映画や小説といった《創作》の世界では、ネットの功罪を無視してはストーリーが成立しなくなっているような気がします。この映画でもそうでした。顔の見えない誰かによる中傷で苦しむ夫婦や、それを無視できないメディアの立ち位置が描かれていました。


いまやネットありきの世の中です。良くも悪くもネットの力は強大です。けれども、ぼくは思うのです。顔を見て、目を合わせてやるやりとりこそが真実であり、それ以外のことはあまり気にしなくていいんじゃないかと。


ネットで書き込むのは容易です。ですが、顔を見てわざわざ口にだすのは、賛否のいずれにしても《気持ち》と《勇気》がいる行為です。

「ごちそうさま。おいしかったです」

お会計のときに、そう口にだして言ってくださるお客様の言葉のありがたさは、ちょっと文字では言い表せません。

「もうちょっと〇〇してもらえるとうれしいんだけど」

そうアドバイスしてくだる方も、ありがたくその言葉を心に留めています。その方にとってどうでもいいお店なら、何も言わないでおくであろうからです。


映画でも、陰鬱なその世界観のなかでの唯一のプリズムたる希望は、面と向かってのやさしい言葉と行為でした。


自分がされたらいやな行為は他人にもしない。自分がしてもらったらうれしい行為を他人にもする。たったそれだけで、世の中はしあわせのプリズムで満たされると思うんですけどね(*´ー`)

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