ナスとズッキーニの揚げびたし ― 2020年07月09日 11:59
本日の日替わり料理は・・・

ナスとズッキーニの揚げびたし 250円
ズッキーニ・・・。

見た目はきゅうりに似ているけど、
ズッキーニはかぼちゃの仲間です。
ズッキーニよりきゅうりの方がいいと言う人は・・・

きゅうりの浅漬けサクサク風 200円
こちらをどうぞ(●^o^●)
ここからは『サクシネマ』です。
この映画は、恋や愛をうまく消化できずに、後にも先にも進めなくなっている家族の姿を描いた佳作です。

『ハッピーエンドが書けるまで』(2012年)
『ハッピーエンドが書けるまで』という邦題は、主人公家族の父と娘が作家で、息子もまた作家の卵だからです。
原題は『STUCK IN LOVE』で、恋愛に《stuck》(行き詰る)という意味です。

上段 別れた元夫婦。
中段 長女とその彼氏。
下段 長男とその彼女。
夫婦は3年前に別れたのですが、夫のビルは元妻のエリカにまだ未練を持っています。
ビルと娘のサマンサ、息子のラスティは3人で同居していて、エリカは別の家で若い男と同棲しています。
処女作が出版されることになった新人作家である長女のサマンサは、母のエリカを嫌っており、作家デビューしたことを報せもしないし、この3年間一度も口をきいていません。
というのも、両親が離婚にいたったのは、母の浮気が原因だと思っているからです。サマンサはその現場を見たことがあったのです。
母はとっくに若い男と暮らしているのに、いまだに母が戻ってくることを待ち続けている父に、サマンサは苛立っていました。そして、それだからこそサマンサは愛を信じることができず、おたがいに執着しない《その場かぎりの恋愛》を楽しむようにしていました。ですが、そんなサマンサに想いを寄せる心やさしい同級生が現われ・・・。
長男のラスティは、クラスの中にずっと片想いをしている相手がいるのに、恋愛に臆病で、それを伝えることができず、勇気をだして告白しようとしたら、彼女がコカインを吸っているのを目撃してしまいます(lll ̄□ ̄)
ずっと大好きだった相手が、ライン状にした白い粉末をストローで鼻から吸っているのを見たらどうですか? 日本だったらその瞬間に・・・

アウト!ですよね。
しかもまだ未成年なんですよ。
ですが、アメリカの感覚ではまだセーフなのかどうかはわかりませんが、ラスティはそれを見てもその彼女を嫌いにはならず、交際するに至るのですが、コカイン中毒の彼女と問題なくいけるわけもなく・・・。
エリカはというと、娘のサマンサとの不仲を悩むあまりよく眠れませんし、いつまでも自分を待ち続けている元夫のビルをうっとおしく思いつつも、気づけばビルが出版した小説を読んでいる自分がおり・・・。
恋愛に関して《stuck》している家族の喜怒哀楽を描いたこの物語は、ハリウッド映画らしいハートウォーミングな結末が用意されていますので、安心してご覧ください(*´ω`*)
《ハッピーエンド》と言えば、かの有名な童話の・・・

『赤ずきん』が、
本当はハッピーエンドじゃないの、知ってましたか?
おばあちゃんと赤ずきんを食べたオオカミの腹を猟師が切り開き、ふたりを助けてめでたしめでたしなのは、グリム童話でハッピーエンドに脚色された言わば《アレンジ版》で、
ペローが書いた《オリジナル版》の『赤ずきん』はというと、
猟師は登場せずに、おばあちゃんも赤ずきんもまんまとだまされてオオカミに食べられ、オオカミは満腹のまま《THE END》となるんですよ( ̄□ ̄;)
これは《知らない人の言葉を安易に信じてはいけない》という教訓を教えるための物語であったようです。
ま、
この超バッドエンドな『赤ずきん』もいやですが、グリム版の『赤ずきん』も、オオカミの腹から血だらけになったおばあちゃんと赤ずきんが出てくることを想像したら、はたしてこれがハッピーエンドと言えるのかどうか考えてしまいますよね(^_^;)