2度蒸し麺使用の特製ソース焼きそば2022年11月18日 14:18


本日の日替わり料理は、コシが強い・・・


2度蒸し麺使用の特製ソース焼きそば 580円


大人気の・・・


韓国風ホルモン(白モツ)の鉄板焼き 580円


ダシのきいた・・・


おでん大根&玉子 120円 両方だと220円


お客さんから大絶賛の・・・


自家製大根のパリポリ漬け 120円


などをご用意して、今宵も咲々餃子営業でーす(^o^)



ここからは『サクシネマ』です。

ステキなクリスマス映画と言えば、ぼくはこれです。


『天使のくれた時間』(2000年)


《あの時「YES」とこたえていたら、ふたりは、どこにいたのだろう。》


そんなコピーが書いてあるこの作品、誰しもがある人生の分かれ道で、実際に選んだ方ではないもう一方の道に進んでいたら、どうなっていたかをこの映画は見せてくれます。


結婚の約束をしている恋人同士のふたりは、空港で人生の岐路に立っていました。


ジャック(ニコラス・ケイジ)はロンドンの一流銀行に1年間の研修に旅立とうとしており、それに賛成していた恋人のケイト(ティア・レオーニ)はここにきて、

「ロンドンに行くのはやめて、ふたりでここ(アメリカ)で暮らしましょう。大事なのは仕事じゃなくて、ふたりがいっしょにいることだわ」

そう言うのですが、大きなステップアップのチャンスだと思っているジャックは、

「たった1年離れるだけだよ。ぼくらの愛は永遠に変わらない」

ジャックはロンドンに旅立っていくのでした。


で、13年後。ジャックはニューヨークの投資会社の社長になっており、マンハッタンの高級タワマンで暮らし、フェラーリに乗るような超リッチな独身生活を送っていました。ケイトとは・・・あれっきりになったままでした。


クリスマス・イブの夜、ジャックはふらっと立ち寄った店で、銃を振りかざし店員に難癖をつけるいかにもお金に困っていそうな黒人男性と遭遇し、それを持前の機転で事件にならずに済ませます。


「このお金で納得してくれないか。そうずれば誰も傷つかずにすむ」

「お前、それで俺を救うつもりか?」

「できればそうありたい」

「ハハン。笑えるぜ。ああ神様、こいつ・・・


俺を救うつもりだってさ」


テンション高めの黒人の男はジャックにこう告げます。

「お前にクリスマス・プレゼントをやる。いいか、これから起こることは、自分で招いたことだからな」


おかしな男だったな、そう思いつつ自宅の高級マンションのベッドで眠りについたジャック。目覚めるとそこは郊外の見知らぬ家で、ベッドにはケイトとふたりの小さな子供がいます。


な、なんだ、これは!、なジャックに、ケイトは・・・


「どうしたのよ。13年ぶりに会ったみたいな目をしてるわよ」


そうです。あの黒人の男は天使で、ジャックに13年前に別の選択をしたときの人生を与えたのです\(◎o◎)/


慌てふためくジャック。ケイトはともかくふたりの子供には見覚えがありません。ですが、近隣の住民も、家を訪ねてくる人々も「やあ、ジャック」と、彼をよく知っているふうです。


自分が住んでいたマンハッタンのタワマンに車を走らせますが、


顔見知りのはずの警備員や住人もジャックを知らず、「中に入れるわけにはいきません」の一点張り。


もちろん自分の会社に行っても社内には入れず、会社の社長の名前は自分ではありませんでした。


そこにジャックの物だったフェラーリに乗ったあの黒人が現れます。

「なんなんだ、これは! 元の生活に戻せ!」

そう詰め寄るジャックに黒人は、


「答えは自分で見つけろ」とだけ言い残して立ち去ってしまいます。


しかたなくケイトの元に戻って、わけがわからないけどもう一方の自分の人生を過ごしだしたジャック。昨日までは世界一になろうとしている投資会社の社長だったのに、いまはタイヤのセールスマンなのでした。


なんだ、この貧乏な生活・・・なジャックでしたが、ケイトの愛情の深さや、ふたりの子供たちの愛くるしさ、それにリッチではないにしてもまわりの人々のやさしさに、無機質な仕事人間だった自分にはなかった喜びを見出します。


ですが、そもそも有能なジャックです。一介のセールスマンで納得はできません。元々自分の会社であったはずの社長とコネクトすることに成功したジャックは、投資への知識と先見の明を買われてその会社の役員になることに成功します。


これこれこうすれば、この会社はもっと大きくなります、と熱弁するジャック。


そして、郊外の辺鄙な家ではなく、マンハッタンに住んで子供たちにも私立の学校に通わせて、一流のいい暮らしをしようとケイトに言うのですが・・・。


話しの流れで、いままでの不思議ないきさつをケイトに説明するジャック。


ですが、ケイトはリッチな暮らしを歓迎しはしません。私はあの家が好き、子供たちもいまの学校が気に入っている、家族がいっしょに笑顔で暮らせるいまの生活を手放してマンハッタンに暮らすことなどできない、ケイトはそう言うのでした。


いまのジャックにはもうケイトとふたりの子供たちを手放す選択肢はありませんでした。13年前の自身の出世のことしか考えていなかったジャックはもういません。ですが、翌朝目覚めてみるとそこは元通りの世界で、あのクリスマス・イブの翌朝なのでした。


ジャックは会社の秘書に頼んでいまのケイトの住所を探させ、急いでそこを訪ねます。すると・・・


ケイトは荷造りの真っ最中でした。


ケイトは弁護士として成功していて、明日パリに引っ越すと言います。

「(13年前の)あのときはすまなかった」

謝るジャックにケイトは、

「そんなこと謝るために来たの? もう怒ってなんかないわよ。忘れたわ。あの頃はおたがい若かったし」

さらりと言うのでした。

さて、ジャックはどうするのでしょう?・・・って、もうなんとなくおわかりでしょうが、ここからが大ロマンティック展開になりますので、ハートウォーミング希望の方はぜひご覧くださーい(*´ω`*)


人生の岐路・・・。

ぼくの場合は餃子屋になるために5年間、毎晩餃子を改良しつづけてきたのに、ちょっと開業は難しいなとあきらめかけ、東証一部上場の会社に就活したら受かったのですが、サクサクママが、

「あんなにがんばって餃子作ってきたのに、あきらめてまた会社員やるの!?」

と渇を入れてくれたときだと思います。


ぼくはその会社にすぐさま入社辞退の連絡を入れ、開業のための努力をつづけていまなんとか19年間餃子屋をしています。


海外にも支店があったその会社。そこに入社していた方が良かったと思ったことはありませんが、入社していたら海外で働いていた自分がいた・・・のかもしれません。


とかく人生というのは選択の連続ですので、あのときあそこでと考えるのは愚問です。いろんな選択をし、いまそこにいる意味と縁があったからこそ、いまの自分の人生があるのですから。いまを愛せないと、愛する未来もないと思うのですが、アナタはどう思いますか?(*´ー`)

コメント

トラックバック