デザートもありますよ♪2018年06月08日 12:13

当店ではデザートも用意してますので、ご紹介したいと思います。

レギュラー・メニューとしては・・・


     クリームソーダ 350円


コーヒーフロート、コーラーフロート 共に350円もあります。


     自家製濃厚プリン 250円


卵の味が濃厚なカスタードプリンです。底にビターなカラメルが沈んでいて、スプーンをさすと湧き出てきます。


レギュラーではなく、スポットメニューの・・・


    自家製ミルクプリン 150円


自家製の黒蜜をかけてご提供します



ここからはサクサクマスターがオススメ映画を紹介する『サクシネマ』のコーナーになります(^^)

いい映画を観ました。それは・・・


   『湯を沸かすほどの熱い愛』です。


あらすじはというと、

双葉(宮沢りえ)は銭湯を営んでいますが、1年前に夫の一浩(オダギリジョー)が出奔してしまってからは、銭湯は休業し、パートをしながら高校生の一人娘の安澄(杉咲花)を育てていました。

そんな双葉が末期ガンの宣告を受けてからの余命2ヶ月を、映画では描いています。

双葉は残された時間の中で、やっておかなければならないことを考え、有無を言わせぬ行動力で次々にそれを実行していきます。

まず、出奔した夫を探し出し、銭湯を再会します。

いじめられて不登校気味になっている娘の安澄に、負けることのない強い心を持たせようとします。

その安澄は、じつのところ双葉の子供ではなく、実の母親はほかにいるのですが(安澄はそのことを知らない)、その実の母親と安澄の切れていた糸を、双葉はつなげようとします。

出奔していた夫には、別の女性との連れ子の鮎子がいて、その鮎子は母親に見捨てられ、よるべない気持ちでいたのですが、その鮎子の不安も取り去ってやります。

やるべきことをした双葉は、日増しに体調が悪くなり、やがて入院したっきりになります。

夫の一浩は、無責任で頼りがいのないなさけない人間なのですが、エジプトに行ってピラミッドが見たいと言っていた双葉のために、

夜、病院の庭に忍び込んで芝生の上で・・・


  人間ピラミッドを双葉に見せます。
  視線の先、病室の窓には双葉の姿があります。
         鮎子
       安澄 安澄の実母
      友人 一浩 友人


これには、エジプトのピラミッドもどきを双葉に見せる意味だけではなく、

〈いままでお前が支えてくれてたように、これからは俺がみんなを支えるからな、安心していいからな〉

という気持ちが込められており、ぼくは、

〈え? いきなり夜の病院で人間ピラミッド??〉

と、クスッとしてしまったのですが、その5秒後には涙がボロボロとこぼれてました(TдT)

宮沢りえちゃんの、ほんとうに末期ガン患者にしか見えない迫真の演技には鳥肌が立ちました。ぜひ観てもらいたい1本です。

ところで、

映画の中の再開した銭湯『幸の湯』は・・・


 こんなふうに脱衣所の真ん中に番台があり、


昔はたいてい番台はこういう造りで、番台からは男子風呂も女子風呂も見渡せるようになっています。

ぼくは小学4年生まで内風呂のないアパート暮らしをしていて、こんな番台がある銭湯に通っていました。

その銭湯は同級生の女子のSさんの親が経営していて、たまにですが、そのSさんが母親の代わりに番台に座らされていることがあり、

まだウブだったサクサク少年は同級生の女子の前で裸になるのが恥ずかしく(Sさんはそんなときは、こちらを見ないようにしてくれていたのですが)、

番台から一番離れたところでマッハのスピードで服を脱ぎ、逃げるようにして浴場内に駆け込んでいました(^^;)

ぼくはその銭湯で、まだ2歳か3歳ぐらいのときに湯船に沈んで、あやうく死にかけたことがあったそうです。

「お父さんが頭を洗ってたらな、知らんおっちゃんが、『あんたの子供湯船の底に沈んでんで!』って教えてくれたんや。あのとき、あのおっちゃんが気づいてくれんかったら、お前は死んでたかもしらんで」

と、なぜか笑いながら教えてくれた親父に、

「笑いごとじゃないじゃん!子供から目を離したらダメじゃん!」

って言ってやると、

「シャンプーの泡がな、目に入って見えんかったんやから、しょうがないやろ」

すべてはシャンプーの泡のせいだと言わんばかりだった親父・・・。

いまは、泡立つほどの髪の毛もなくなってしまった親父・・・。

いま、宮崎の実家のすぐそばには、温泉旅館があり、帰省すると家の風呂ではなく、そこに風呂だけ入りに行くのですが、

浴場には普通の湯船の他にジャグジーもあり、親父はそのジャグジー風呂に入りながら、

「やっぱり温泉は気持ちいいなぁ♪」

って言っていたけれど、ジャグジー風呂だけは温泉ではないことをぼくは知っており、そのことを親父に言うと、

「そうか? まあ、気持ちいいからどっちでもいいわ♪」

そう言った親父・・・。

たぶん、うちの親父は長生きすると思います(*´ー`)