キャベツときゅうりの香味漬け ― 2019年07月04日 12:44
梅雨のジメジメしたこんな日には、さっぱりとしたこれなんかどうですか?ってことで、本日の日替わり料理は・・・
キャベツときゅうりの香味漬け 230円
みょうがと大葉の香味が効いた、さっぱりとした自家製お漬物です。
この他には、最近人気の・・・
国産オクラのおひたし 150円
これまたサッパリする1品です(^^)
エリンギの鉄板焼き 250円
↑これも、まだ継続販売中ですよ~(●^o^●)
ここからは『サクシネマ』ですが、
先日の定休日には新宿で、これ↓を観て来ました。
『凪待ち』
白石和彌監督は、毎回メッセージ性の強い作品を世に送り出してくれますが、今回はとくにそうで、そして、この映画はいまのところ、ぼくが今年観た映画の中で1番心に残る作品になりました。
この映画では、慎吾ちゃんは国民的アイドルだったときによく見せていたあのスマイルはいっさい見せず、
俺はまぎれもなくろくでなしだ、
というこのようなしかめっ面か、
怒りをあらわにした、
こういう様相に終始しています。
というのも、慎吾ちゃん演じる郁男はギャンブル依存症(劇中では競輪にハマってしまっている)で、大切なお金も、かけがえのない信頼も、その他の何もかもを、ギャンブルで失いつづけていくにもかかわらず、それでもなお、ギャンブルと手を切れない、どうしようもないろくでなしだからです。
内縁関係にある亜弓(西田尚美さん)が故郷である石巻に帰ることになったので、競輪場のない石巻に行けばギャンブルをやめられるつもりでいた郁男でしたが・・・
ノミ屋で競輪を再開しだすと、あっという間にのめり込みます。そんな最中、亜弓と深夜の車内で口論になり、
「降りろ!」
と道路で亜弓を降ろすのですが、このあと亜弓は何者かに殺されてしまいます。
亜弓が殺害された河原の草むらで
頭を垂れる3人(亜弓の父、娘、郁男)。
ギャンブルもやめられず、自分のせいで亜弓を死なせ、郁男はますます自暴自棄に陥っていき、
ノミ屋とそのバックについている暴力団ともめ、
仕事もクビになり、
そんなろくでなしの郁男を見捨てることなく
手を差し伸ばしつづける小野寺(リリー・フランキーさん)
の信頼も裏切り、
漁師をしている亜弓の父(吉澤健さん)や、亜弓の娘(恒松祐里ちゃん)や、とにかく自分にかかわる誰もかもを不幸にしてしまう厄介者な自分に我ながら愛想を尽かし・・・
置手紙をして石巻を後にしようとするのですが・・・。
凪待ち・・・。
それは人生においての凪待ちであり、石巻などの被災地にいつか訪れて欲しい《真の凪》を意味しているのは、映画を観てもらえばわかります。
主演の慎吾ちゃん、いや、香取慎吾さんの熱演も見所ですが、亜弓の父役の吉澤健さんと、小野寺役のリリー・フランキーさんの演技は、賞を獲得するに値する好演でしたので、ぜひご覧になってください。
やるせなさと悲しさの彼方にある不確かな希望の光を、劇中で体感してください。何か得る物があると思いますので(*´ー`)
え~
余談ではありますが、
劇中の郁男(慎吾ちゃん)は酒はあおりますが・・・
マヨチュチュはしませんので(*´艸`*)