揚げ焼きごぼう2021年11月27日 14:25




本日の日替わり料理は・・・


揚げ焼きごぼう 250円


豆腐と鶏肉のみぞれ鍋 450円


キャベツ豚肉パプリカの甘辛味噌炒め 380円


ブロッコリーと玉子のふわマヨ炒め 250円



ここからは『サクシネマ』です。

第二次世界大戦から戦後にいたる昭和の、戦争映画とは違う日常を垣間見た思いがしました。


『小さいおうち』(2013年)


《あの小さな家に閉じ込めた、私の秘密》とありますが、それこそがこの映画の肝であり、この物語の主人公であるタキという人間が背負った業でもあります。


あらすじを書きます。

生涯独身で孤独死した大叔母のタキ(倍賞千恵子さん)が亡きあと、健史(妻夫木聡さん)は、自分宛てに残された遺品を渡されます。それは、


生前に健史がタキに書くように勧めていた自叙伝の原稿でした。


途中までは健史が推敲してあげていたのですが、その後完成させていたことを健史は知りませんでした。


昭和11年、山形から上京したタキ(黒木華さん)は、おもちゃ会社の常務である平井家の女中として雇われます。


「よろすくお願いいたすます」


景気も良く、タキは平井家の人々からもやさしくされ、タキは平井家の人々も、赤い屋根の小さな平井宅も、とても大好きでした。


平井家の人々。左は妻の時子(松たか子さん)。


平井の会社の新人の板倉(吉岡秀隆さん)が新年の挨拶に平井家にやってきたのは昭和13年で、この頃には支那事変(日中戦争)の影響で平井の仕事にも悪影響がでてきたせいで、時子と夫はなんとなく気持ちがすれ違うようになっていきます。


そんなときに板倉は時子の前に現れ、おたがいに惹かれ合うようになってしまったのです。


《小さいおうちで起きた、ひそやかな恋愛事件》


時子の夫は妻の心模様の変遷に気がつきませんが、タキはすぐさま察知しては心中穏やかではありません。


自己の仕事の保身のためではなく、大好きな平井家の人々が取り返しのつかない事態になってしまうことを恐れたのです。


いろいろあって、タキはとうとう初めて、奉公先の人間である時子に忠告をします。


「板倉さんに会いに行くのはおよしになった方がいいと思います」


憮然とする時子でしたが、タキの心からの思いやりを無下にはせず、会いに行くのはよす代わりに・・・と、タキにあるお願いをするのですが・・・。


このときのことを思い返して嗚咽するタキ。
「どうしたの?」と心配する健史。


このあと、タキの人生の話も、タキ亡きあとの健史が起こす行動も、じんわりと心に沁みます。タキが抱えた《秘密》は何だったのか、その《秘密》を知った健史が何を思ったのか、それは映画をご覧ください。


主演の黒木華さんは、この映画で第64回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(女優賞)に輝きました。それが納得いくほど、黒木華さんはこの時代の空気感を見事に演出していました。


ところで、小さいおうちと言えば、ミニチュアハウスを連想するのはぼくだけでしょうか?

子供のころ、近所の女の子がミニチュアハウスを持っていて、ぼくはそれをよく見に行っていました。ままごとなんかも、その子とやっていました(^^;)

ネットでミニチュアハウスを検索してみました。


これで3,870円! いいかもですね(*´ー`)