もやしと魚肉ソーセージのカレー粉炒め2022年05月05日 11:37


咲々餃子はG.Wも、定休日以外は休まず営業します。


本日の日替わり料理は、最近連日ご提供していてジワジワ人気になってきている・・・


もやしと魚肉ソーセージのカレー粉炒め 250円


え!? 250円でこの量!?ってぐらいのボリュームですよ♪

それと、隠し味は自家製ラー油を少々の・・・


しらすのユッケ風 280円


本日は晴天なりで、子供の日だから神様から子供たちへの《晴れ》のプレゼントですかね。皆さま、楽しいよい休日を(*´ー`)



ここからは『サクシネマ』です。

これは若きトム・クルーズの野心あふれる演技が魅力的な映画で、ヒロインのニコール・キッドマンは当時のトムの奥さん(残念ながら、後々別れることになりますが)です。


『遥かなる大地へ』(1992年)


舞台は1892年の西アイルランド。生活苦の農民たちは、搾取たる地主に反乱を起こしますが、その反乱は成功には至らず、騒動に巻き込まれたジョセフ(トム・クルーズ)の父親は命を落としてしまいます。

それだけでも悲しいのに、地主の手下がその葬儀を横目に、「反抗したりするからだ、バカなやつめ」的なことを言ったあげく、見せしめとばかりにジョセフの粗末な家に火を放ちましたヽ(#゚Д゚)ノ


復讐を誓ったジョセフは地主の大邸宅にひとりで乗り込み、隙を見て地主を殺そうと思って身を潜めていると、


地主の娘のシャノン(ニコール・キッドマン)に見つかり、牧草用のフォークで太ももを刺されてしまいます(>_<)


そんなジョセフをシャノンの父親は介抱してやります。そもそも農民たちへの無下な行為は手下が勝手にやっていたことで、地主の指示ではありませんでした。地主は農民に無情なわけではなく、無関心なだけだったのです。


家を燃やした人物はシャノンの婚約者のスティーブンで、このまま戻るわけにはいかないジョセフはスティーブンに決闘を申し込みますが、銃の扱い方も知らないジョセフに勝機がないのは歴然でした。


死を目前にしたジョセフを救ったのはシャノンでした。シャノンはジョセフを馬車に乗せて、その場から立ち去ります。スティーブンは親が勝手に決めた婚約者で、シャノンは親の敷いたレールに乗せられるのがいやで自由に憧れていたのです。


ふたりが向かったのはアメリカのボストンでした。《アメリカ=自由》のイメージに加え、当時のアメリカは開拓のためにオクラホマの土地を無料で提供する《オクラホマ・ランドラッシュ》の時代だったのです。


ボストンの港でさよならする予定のふたりでしたが、世間知らずなシャノンが下船してすぐに荷物をだまし取られて無一文になってしまったために、なりゆきでふたりは兄妹としていっしょに粗末な部屋を借りて暮らし始めます。


ボストンの路頭のふたり。


オクラホマに行くための金を貯め、そこで無料の土地を手に入れる。

「土地こそ人間の魂だ。土地を手に入れろ、ジョセフ」

それはジョセフの父の遺言ともいえる言葉でした。


お嬢様なシャノンは家事をしたこともなければ働いたこともなく、馴れない家事や仕事にうんざりしながらもなんとかがんばり、ジョセフもいまのペースでは金が貯まるころにはオクラホマの無料の土地がなくなってしまうと考え・・・


賭けの闘いをつづけます。


このあといろいろあって、シャノンは婚約者のスティーブンの元に戻り、ジョセフはひとりでオクラホマに向かいます。


オクラホマ・ランドラッシュ》のルールはというと、白線のところに並んだ入植希望者たちが、用意ドン!でスタートして先着した者から無料の土地を手に入れられるというものでした。


必死に馬を駆るジョセフ。


父の言葉どおり人間の魂たる土地を手に入れる、それこそ男なんだ。そういうジョセフの若者たる野心が、観ていて心躍りました。ぼくにも(そしてアナタにも)そういうときがあったからです。


またまたいろいろあって、ジョセフは土地を得るか、シャノンを得るかの選択に迫られる機会があるのですが、

「さあ、早く土地を手に入れに行って、ジョセフ! 土地を手に入れることはあなたの夢でしょ!」

シャノンのその言葉に、ジョセフが迷わずに言ったこのセリフに胸がズキュンでした。

「君のいない土地をもらっても意味がない」

いいぞ、ジョセフ!ヽ(=´▽`=)ノ


さて、ジョセフとシャノンの未来はどうなるのでしょう? ぜひ観てください。

ただ・・・

トムとニコールの未来は別離でしたけどね(#´Д`#)



【補足】
この映画では描かれていませんが、アメリカ政府が幾度か行ったフロンティア時代のランドラッシュは、先住民であるネイティブ・アメリカンを無理矢理追い出して取り上げた土地です。《開拓》という華々しい二文字の裏には、《差別》や《搾取》という暗い二文字が潜んでいることを忘れてはいけないなと思いました。