11月の限定餃子は・・・2017年11月01日 12:18

11月の限定餃子はゆずこしょう餃子 300円です。


     ゆずこしょう餃子 300円


え? たしか先月の限定餃子もゆずこしょう餃子だったよね??

そう思ったアナタは、当店のことをよくご利用&気にかけてくれている人ですね。ありがとうございますm(_ _)m

そうなんです。先月の限定餃子もゆずこしょう餃子だったのですが、あまりにも、

「(販売を)延長してください」

「ゆずこしょう餃子は定番(レギュラーメニュー)にしてよ」

という声を何人にも言われたので、販売延長することにしたのですヽ(=´▽`=)ノ

そして来年中には、このゆずこしょう餃子をレギュラーメニュー化したいと思っていますので、そのときはまたこのHP&ブログでご報告したいと思います。

え~、このゆずこしょう餃子ですが、

ちょっとピリッとします。そして、ゆずのさわやかな風味を楽しんでもらいたいので、まずは何もつけずに食べてみてください(^o^)/


今日の日替わり料理としては、初登場になる・・・


    味付けこんにゃく 150円


こまかく切れ目が入っているので、味がよく染みてておいしいですよ(^o^)


ここからは雑談なのですが、

今日は予想外におもしろかった映画をご紹介します。それは・・・


『イミテーション・ゲーム
  ~エニグマと天才数学者の秘密~』


『エニグマ』って聞いたことありません? 

それは第二次大戦でナチス・ドイツが使用した暗号システムで、


  その暗号を打つための機械


その複雑で膨大なパターンの暗号は、解読不可能と言われていたし、ナチスもそう信じて疑っていませんでした。

当時のナチスは破竹の勢いでヨーロッパを占拠しつづけていて、それは『エニグマ』での暗号で、敵国に知れずに指揮系統を伝達できていたことが大きな要因だったのです。


イギリス連合軍はその『エニグマ』の解読に必死になっていましたが、解読できるどころか、その兆しも見えません。そして、当時天才数学者として名前が知れていたアラン・チューリングにその白羽の矢が立つのですが・・・。


つまり、軍の最高機密である『エニグマ』解読に、天才数学者が挑み、そして解読に成功するお話なのですけど、

ぼくは『エニグマ』のことも、このアラン・チューリングのことも、その名称だけは知っていました。だから、なんとなくストーリーも想像でき、よくあるサクセス・ストーリーなのだろうと思っては、この映画にあまり期待していませんでした。

ですが、

この映画はそんな単純なサクセス・ストーリーではなく、とても奥深いヒューマン・ドラマで、冒頭からラストまで心をわしづかみにされました。

アナタもこの映画に興味が湧くように、おもしろいところだけかいつまんでお話しますと・・・


アランが参加することになった『エニグマ』解読チームは、みんなで方眼紙とペンで、ああでもない、こうでもないと推理するように『エニグマ』を解読しようとしていたのですが、

アランはそんなやり方ではダメだと瞬時に察し、その暗号を解くための機械を作ろうとします。

結果、それを作ったおかげで暗号解読に成功するのですが、その機械はアランの名前をとって、《チューリング・マシン》と呼ばれ、それが進化したものを現代では何と呼んでいるかというと、

《コンピューター》

と呼んでいるんです\(◎o◎)/

つまり、

このアラン・チューリングという人は、世界で最初にコンピューターの概念を創造した人物なんです!!

え? まだ、それほど、この映画を観たいと思うまでにはいかない、って??

じゃあ、このエピソードはどうですか?

アランは『エニグマ』解読には、パズルを解くのが得意な、そんな思考回路を持った人材が必要だと思い、新聞にパズル的な問題を載せ、それが解けた人だけを面接会場に集めるのですが、

その中にひとりだけ女性(ジョーン)がおり、当時は女性は男性ほどは頭が良くないという女性蔑視があったのでしょう、面接会場にいた人が、

「本当にあなたが解いたのですか? 誰かほかの人に解いてもらったのではないですか?」

と失礼なことを言ったりもするのですが、面接会場で配られた、

「このパズルを6分以内に解いてください」

という問題(それはアランでも解くのに7分かかった)を、ジョーンは5分で解いてしまうのです\(◎o◎)/

はたして、ジョーンは『エニグマ』解読チームの一員になるのですが、のちに、彼女はアランは婚約することになるんですよ(^o^)

え? まだ、興味が湧かない、って??

じゃあ、このエピソード、どうですか?

天才数学者だけど偏屈で協調性のないアランは、暗合解読チームで浮いていて、嫌われてもいました。そんなアランにジョーンはこう助言します。

「あなたがどんなに優れた数学者でも、あなたひとりの力じゃエニグマは解読できないわ。そのためにはチームの皆んなと仲良くして、協力してもらえるようにならないと」

そのために、皆んなに何か差し入れでもして、そしてちょっとしたおもしろいジョークでも言って、場を和ませるといいわよ♪

ジョーンはそのようなことを言ったのでしょう、アランは食糧難だった当時はなかなか入手できなかったリンゴを皆んなに差し入れ、

「あ・・・ありがとう」

普段は誰とも関わらずにぶっきらぼうなアランからの差し入れに驚いているチームのメンバーに、アランは何の前置きもなくいきなりこんなことを言うのです。


「あるふたり組が森の中でクマと遭遇したんだ。ひとりは(襲ってこないようにと)祈り始め、もうひとりは靴紐を絞めなおした。それを見て祈っていた男が言った。
『靴紐を絞めなおしても、クマより早く走れるわけがないぞ』
靴紐を絞めなおしている男はこう答えた。
『クマより早く走る必要はないんだ。君より早く走れれば助かる』」


誰ひとり笑わず、唖然とするメンバー(・o・)

アランにとっては、とっておきのジョークだったのでしょうけどね。だだスベリでした。ここ、おもしろかったです(*´艸`*)

どうです? 観てみたくなったでしょ?

え? もうちょっと、何か興味深いのないの、って??

じゃあ、もうちょっとだけ、ささっと。

じつはアランは同性愛者で、当時のイギリスでは男性同士が愛することは逮捕に値する罪だったんです。

そんなアランがなぜジョーンと婚約するのか、

はたしてふたりの婚約はうまくいくのか、

『エニグマ』が解読されてもなお、アランたちの苦悩は終わらず、

『エニグマ』を解読したおかげで第二次大戦の終結が2年早まったと言われているのですが、

『エニグマ』解読チームが存在していたことは戦争中も、戦争後も秘密にされていたため、アランの成果は軍の上層部しか知られておらず、

彼はずっと不遇の生活を強いられ、そして・・・。

そして、彼はどうなったでしょう?

一般の人がアラン・チューリングの偉業を知ったのは、彼の死後20年以上が過ぎてからのことだったんですよ(@_@;)

アラン・チューリングの偉大さ、そして彼の人生の苦悩と悲哀に満ちたこの映画、ぜひレンタルして観てください(*´ー`)