おでん大根&玉子 ― 2019年02月28日 13:21
本日の日替わり料理は・・・

おでん大根&玉子 200円
(単品だと、それぞれ120円)
ここからは、現在放送中のアニメのお知らせをしたいと思います。
10年前に映画館に行き、家族でこの映画↓を観ました。

『風が強く吹いている』
これは、陸上界では無名の寛政大学の、陸上未経験者を含むたった10名の陸上部員が、箱根駅伝を目指すというお話なのですが、
当時、息子が小学校の駅伝大会の選手に選ばれていて、よしこれを観に行こう!、と息子と娘と妻の家族4人で、映画館に出かけたのを覚えています。
これがとても感動し、すぐに・・・

原作の小説を買って読み・・・
これまた感動し、今度はDVD化したこの映画をまた観返しては、やはり感動し、またまた原作を読み・・・
と、感動の無限ループを繰り返していたところ、昨年の10月からこの物語の・・・

アニメが始まっていて・・・
これがまたいいんですよ(^o^)
10人のうちで、高校の頃に全国レベルの長距離選手だった蔵原は、走るという行為は孤独で、1人で黙々と努力するものだと決めつけていたのですが、
10人のリーダー格の灰二は、蔵原にこう言うのです。
「蔵原! たとえ1人で走っていても、本当は1人じゃないんだ。いつだって、誰かといっしょに走ってるんだよ!」
駅伝で言えば、チームメートがいますし、個人走でも、コーチや、自分を応援し、支えてくれている人がいるはずです。だからこそのこの言葉で、これは人生そのものにも言える言葉ですよね。
で、灰二は蔵原にこうも言うのです。
「速さだけを求めるのなら、走る必要はない。新幹線に乗れ。飛行機ならもっと速いぞ」
チームメートを思いやり、支え合い、共に高みを目指す姿勢が大事で、ただただ速さや記録だけを目指すような走りに、いったい何の意味があるのだと、灰二は訴えます。
たしかに、たしかにです。
あとになって、自分の糧(かて)になり、良き思い出になるような、そういう努力・結果でなければ、順位や記録はただの数字でしかありません。
これも、人生と同じです。
地位や収入の高さだけを目指すようなそんな人生は、無味乾燥なのかもしれません。
そして、そういう意味も含めて、灰二は蔵原に、
「速い選手ではなく、強い選手になってくれ。君ならなれるはずだ」
と、確信をはらんだ瞳で言うのです。
そして、蔵原は、箱根駅伝の優勝候補の大学のエースの選手からも、こう激を飛ばされます。
「勝つというのは、他人ではなく自分に勝つことだ。記録は年々変わっているのだから、順位や記録が重要なのではない。俺はたとえ1位でゴールできたとしても、そのときの自分に納得がいかなければ勝ったとは思えない」
どうです。
駅伝の話のようで、そのすべてが人生の話なんです。
人は、1人ではなく、誰かに支えられ、自分もまた誰かを支えている。
本当の意味での強い人間になる。
収入や地位が重要なのではなく、納得できる生き方ができているかが大事。
ランニングをしていない人でも、自分に通じ、心の琴線に触れる何かが、この物語にはあるのです。
人生の《勝ち組》とか《負け組》とかいう言葉を耳にしますが、人生には《勝ち組》も《負け組》もないと、ぼくは思います。それは第三者が外から見て、勝手にそう仕分けているだけです。
努力し、悔いのない、納得のできる生き方をしている人は、現状がどうであれ、その人は《勝者》であり、《強い人間》なのです。
自分も、そうでありたいし、そのためにがんばろう・・・。
そう思える、自分の人生についてを改めて考えさせてくれるいい物語、それがこの『風が強く吹いている』なのです(*´∀`*)
いま、アニメは佳境を迎えています。
もうすでに何度か泣かされていますが、号泣覚悟で残りを観たいと思います!(TдT)
興味ある方は、ネット配信(有料)もされていますので、ご覧になってみてください(^o^)
ところで、
箱根駅伝には、こんなおもしろ(?)エピソードがあります。
大正14年(1925年)の、箱根駅伝ができて6回目の大会のときのこと。
当時は役20キロを走れる選手を10人集めるのは大変なことだったようで、どの大学もタイムうんぬんよりも、10人の選手を集めるだけで苦労していたんですって。
そんななか、日大の3区を走ったのは学生ではなく、バイト代を払って頼んだ人力車夫!\(◎o◎)/
俗に言う《替え玉》で、もちろんルール違反です。
で、どうしてバレたのかというと・・・
人力車夫は、前の選手を抜き去るときに、いつもの仕事のクセで
「あらよっと!」
と掛け声をあげたらしく(@_@;)、大会後に、
あいつ学生じゃないんじゃないの・・・?
となり、日大は翌年の大会を不参加になりました(lll ̄□ ̄)

4人も抜いたってことは、
「あらよっと!」も4回発したんですかね(*´艸`*)