新玉ねぎのオニオンスライス2020年01月27日 13:01

暖冬だからですかねぇ、例年より新玉ねぎが早く出回り始めましたね・・・ってことで、本日の日替わり料理は・・・


  新玉ねぎのオニオンスライス 200円


当店のオニオンスライスが、え?と思うぐらい甘いのは食べた人なら、よくご存じですよね(*´∀`*)

玉ねぎには、血液をサラサラにする効果があります

オニオンスライス食べて、健康をゲットしましょう♪



またまた今回も『サクシネマ』です。

2012年のロンドン五輪で、アフリカン・アメリカン女性として初めて女子団体・個人総合の両方で金メダルを獲得したギャビー・ダグラスという体操選手の実話の映画を観ました。


   『ギャビー・ダグラス ストーリー』
    (2014年 日本未公開)


実話なので金メダルを獲ることはわかっており、努力や葛藤など、なんとなく展開が読めるなか、それでも大いに感動してしまいました。

4人兄姉の末っ子として生まれたギャビー。家賃の滞納がつづき、家を追い出され、車中で生活していたなか、とうとう母は夫と離婚し、恥をしのんで実家に戻ります。

その後、なんとか仕事を見つけ、アパートを借りて家を出るものの、生活に余裕などあるわけもありません。

ですが、幼い頃から運動神経が抜群だったギャビーを見て、姉が体操クラブに入れるようにすすめたことから、彼女のサクセス・ストーリーが動き始めます。ギャビーが6歳のころのことです。

ギャビーはその体操クラブでめきめきと頭角を現しだし、いろんな大会で優勝したりするのですが、母親が病気で倒れたりもし、ダグラス家にはギャビーをさらに応援する経済的余裕がますますなくなります。

ギャビーはテレビで見たリャン・チャウというコーチに教われば、もっとうまくなれると母親に言いますが、リャンコーチはギャビーの住まいからは1600キロ離れたアイオワ州にいるので、経済的な理由からそれはかないそうにありませんでした。

とそのとき、

ギャビーの通う体操クラブに、そのリャンコーチの特別レッスンが開催されることになり、お金はかかるものの、母親に頼み込んで、そのレッスンを受けることにするギャビー。


  憧れのリャンコーチを前にして、
    緊張のあまり硬直してしまうギャビー。


そのときのたった1回のレッスンで、あん馬の大技をマスターできたギャビーは、アイオワのリャンコーチの体操クラブで学べれば、オリンピックで金メダルを獲れると母親に言うのですが、やはりそれは、

「そこまではしてあげられない! うちはギリギリなのよ!」

と一喝され、ギャビーは落ち込みます。

一度は怒った母親でしたが、娘のひどい落ち込みようを見て、慰めます。ですが、ギャビーはすぐには元気を取り戻せません。

「もうダメだわ。オリンピックで金メダルなんて獲れっこない」

「どうして?」

「だってウチは貧乏だもの」

ぼくもいちおう親ですからね、家が貧乏なために我が子が夢をあきらめようとしているのを見ることほどつらいことはないのは、容易にわかります。

ギャビーの母親は、こう言います。

「本当の貧乏はね、希望を失ってしまうことよ」

この言葉に、ぼくは胸をわしづかみにされました。物質的に貧乏になることより、精神的に貧乏になることの方が、人間としてつらく苦しく寂しいことを母親は娘に教えようとしたわけです。

まだ14歳で、親元を遠く離れた地で日々の厳しいトレーニングに耐えられる覚悟があるのかを確認した母親は・・・


 「大変な決断をした後は、前に進むだけよ」


娘の決断と夢の実現のために、自分自身も腹をくくります。

すると、努力を惜しまず、意志を堂々と口にして表現する人間には、偶然ではない運も寄ってくるのでしょう、4人の幼い娘を持つ白人化族がギャビーのホストファミリーになると申し出てくれるのです!

このホストファミリーの家族が、それはそれはいい人たちで、オリンピックまで2年という猶予のない月日のなか、ハードなトレーニングをつづけるギャビーは、


        足をケガしたり・・・


    ホームシックになったりし・・・


それゆえ、大会でも思うような結果がでず、とうとうもう体操をやめて家に帰りたいと言い出すのですが、ホストファミリーの父親は、そんなギャビーにこんな言葉をかけてあげるのでした。

「スポーツの目的は勝つことだけだと思うかい? スポーツは、自分自身を見つけるためにあるのさ。時には負けることでしか強くなれないこともあるんだよ」

スポーツは、自分自身を見つけるためにある・・・。

深イイこと言うではありませんか!(*´ー`)


 実際のギャビーとホストファミリーの一家。


また、家に帰りたいと電話してきたギャビーに、彼女の兄はこう言います。

「帰ってきてどうするんだい?」

「前みたいに、みんなといっしょにいたいの!」

「いまでもいっしょにいるよ。遠く離れていても、ぼくたちはギャビーといつでもいっしょさ」

その他にも、母親や、リャンコーチ夫妻にも励まされ、心の霧が晴れたギャビーは、ギリギリでオリンピック出場の権利を獲得し、そして金メダルを獲得するに至るのですが・・・


    実際のギャビーとリャンコーチ。


金メダルが取れたのは、自分を応援してくれた人々がいたからこそだと、ギャビーは心底そう思っていたのでしょう。彼女は金メダルを決めたときに、リャンコーチが・・・

"You did it!"(やったな!)

と声をかけると、すぐさまこう言い返したのです。

"We did it!"(みんなでやったのよ!)

自分だけの力じゃなく、皆んなの力でやり遂げた・・・。


We did it! いいフレーズですが・・・


このベイビーは何を《We did it...》なのでしょう?


手に握り締めた砂と、口にもついた砂。ちょっと苦々しげな表情。まさか砂・・・食った!?(@_@;)

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