アスパラの肉巻き焼き2020年06月04日 13:53

テイクアウトのお得情報があります!


       それは↓これです。
  テイクアウトはAM11時半~やっています。


これは500円以上をテイクアウトした場合、50%(半額)が割引になるというものです(※ただし最大でも500円割引までで、電話注文割引との併用はできません)。

草加市からの補助金の限度額に達した時点でこの特典は終了となりますので、その際はご了承ください。

尚、割引を受ける方は台帳へサインをしていただく必要がありますので、ご協力のほどよろしくお願いします。

※いまの売れ行きだと、今月中はこの割引を適用できそうです。ぜひこの機会にご利用ください(^o^)



本日の日替わり料理は・・・


   アスパラの肉巻き焼き 2本300円


きゅうりの浅漬けサクサク風 200円


お客さんは依然として少ないままですが、寄ってくださるお客さんがいるかぎり、精いっぱいがんばります!(^_-)-☆



ここからは『サクシネマ』です。

これを観たら、誰もが持っている青春時代の友情を思い返してしまうことでしょう。


    『坂道のアポロン』(2018年)


1966年。高校生の西見薫(知念侑李くん)は、父親が逝去したために、長崎県の佐世保にある伯母の家に引き取られることになります。

《転校生》になった薫は最初は、九州の言葉を話さない気取った都会のもやしっ子・・・みたいな目で、みんなから見られます。

その《よそ者》感漂う見知らぬ地で、薫は律子(小松菜奈ちゃん)にひと目惚れをし、律子の幼なじみである千太郎(中川大志くん)とも交流を持ちます。


画像にある《一生ものの友達と出会い
      一生ものの恋をした
      僕らの10年の物語》というコピーが、


まさにこの映画の命題です。

律子の家はレコード屋を営んでおり、防音設備のあるその地下室ではドラムセットやピアノが置かれていました。

そこで律子の父親がベースを、千太郎がドラムを、千太郎とは顔なじみの大学生の淳一(ディーン・フジオカさん)がトランペットを弾いては、ジャズのセッションをしていたのです。


薫はピアノが弾けましたが、ジャズは演奏したことがありませんでした。それでも次第にジャズを弾けるようになり、ジャズ演奏を通して、薫と千太郎、そのふたりを見守る律子の3人の間に、同じ思いと空間を共有する友情が芽生えるのですが・・・。


地下室でふざけ合う3人。同じ時間を過ごすだけ、
     ただそれだけで青春の特別だったあの日。


青春時代の若者の心持ちは、良くも悪くも不安定です。大人のように凝り固まっていないからこそ面白いし、そうでないからこそ大人以上に心乱れます。

前述したように薫は律子に想いを寄せています。ですが、薫が律子を見るに、彼女は千太郎を想っているようでした。そして、見たからに能天気な千太郎はというと、浜辺で見かけた百合香(真野恵里菜ちゃん)に夢中で、その百合香はというと・・・


  淳一とただならぬ間柄のようなのでした。


それぞれの想いが一方通行であるこの手ごたえのない恋情は、精神的に不安定な若者の友情にひずみを与えます。そのひずみは、いつもいっしょだった3人を疎遠にさせ・・・。


ジャズで育んだ友情はジャズで取り戻・・・せるのか?


ぼく的には、すご~く、いい映画でした。

というのも、ぼくも中学進学と同時に、生まれ育った大阪から九州の宮崎に《転校生》として引越した経験があったからで、

そのときもぼくだけが宮崎弁を話せず、コテコテの関西弁を話すぼくを同級生たちは、

「てげな(すごく)なまっちょんねぇ(なまってるねぇ)」

と、笑ったからです。

関西人なぼくは笑われたことを、ウケた、もうかったやん、と思うだけで、不愉快ではありませんでしたが、心の中では、

〈なまってんのは、みんなの方やと思うけどなぁ。この田舎くさいイントネーションなんやねん>

そう思っていました(笑)。

ですが、コテコテな関西弁なぼくをおもしろがり、すぐに数人の同級生がぼくをかまいだしました。薫のことを律子と千太郎がそうしたように。

だから、ぼくはこの映画の青春と自分の青春がリンクして観ることができました。

そして、ぼくがこの映画を楽しめたもうひとつの理由としては、ぼくはジャズが好きで、20~23歳ぐらいの3年間は、ジャズとフュージョンしかほとんど聴いていなかったほど、ジャズに傾倒していた時期があったのです。

この映画では『MOANIN’(モーニン)』というジャズの名曲が、特別な曲としての役を担っています。


ドラマーのアート・ブレイキーが1958年に
発表したアルバムのリード曲として収録されていたのが
MOANIN’』で、


ぼくもよく聴いていました。

MOANIN’』というのは、苦痛や悲しみによる《うめき》の意味で、1950年代のアメリカは黒人差別が顕著だった時代です。それに対する魂の叫びのようなものが、このMOANIN’』という曲からは感じられます。そういう迫力のあるすごい曲なのですが、

すごいと言えば、

ブレイキーはまだ10代のころはピアノを弾いていて、いつものクラブでピアノを弾いていると、そのクラブのボス(マフィアだったとの噂あり)がブレイキーよりも上手いピアニストを連れて来て、

「お前はタイコでも叩いとけ」

ブレイキーに拳銃をちらつかせながらそう言い放ち、有無を言わさなかったという逸話があります。

ただブレイキーはそこから実際にドラマーに転向し、後に伝説のドラマーにまでなるのだから、そのボスにとってもその一件は《語り草》になったことでしょう(*´ー`)

MOANIN’』。重厚な曲ですが、朝から聴いてみてください。

「よっしゃ、今日もやってやんぜー!」

思わず、そう口走ってしまいたくなるほど、テンションを上げてくれる曲ですので(*´ω`*)

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