ほうれん草と春菊のゴマ和え ― 2021年10月30日 12:25
本日の日替わり料理は・・・
ほうれん草と春菊のゴマ和え 230円
特製たまごマカロニサラダ 250円
大根のパリポリ漬け 100円
福神漬けチャーハン 650円
半チャーハンは400円
半チャーハンは400円
緊急事態宣言が解除されて最初の週末です。お客さんがたくさんいらっしゃるのか、ここ数日のようにそうでもないのか、ドキドキしてます(*´ω`*)
ここからは『サクシネマ』です。
重たいテーマの根底に流れるリアリズムに打ちのめされました。
『鈴木家の嘘』(2018年)
ずっと引きこもりをつづけていた鈴木家の長男の浩一(加瀬亮さん)が、
ある日自室で首を吊って自殺してしまいます。
第一発見者である母の悠子(原日出子さん)は、浩一の首にかかったロープを切ろうとしますが、ロープはそうたやすくは切れず、悠子は床に転倒して強く頭を打ち、意識不明に陥ってしまうのです。
意識は戻らないまま49日が過ぎ、もう意識は回復しないと誰もがあきらめかけていたある日、突如として悠子は覚醒します。
いきなりの覚醒に驚く娘の富美(木竜麻生ちゃん)と、夫の幸男(岸部一徳さん)。
両脇にいるのは、悠子の弟・博(大森南朋さん)と、幸男の妹・君子(岸本加世子さん)。
悠子は眼前にいる4人を見て、「浩一は?」と尋ねます。
思わず目を合わせる4人。そこでとっさに富美が、
「お兄ちゃんは引きこもりをやめて、博おじさんの仕事を手伝うためにアルゼンチンに行ったの」
と嘘をつきます。
悠子は浩一の自殺の記憶だけが喪失していたのです。つまり、タイトルの『鈴木家の嘘』とは、せっかく意識を取り戻した悠子を悲しませないようにと、夫と娘と叔父と叔母が悠子につく嘘のことなのです。
バレないように、アルゼンチンで働いているという嘘をつきつづけるのもたいへんですが、その苦労以外にも、長男が自殺したのですから、心労が幸男と富美を襲います。
幸男は浩一の自殺以来、悠子が意識不明のままだというのに、とある店のソープ嬢に執心するようになります。
博はそんな幸夫に、「気持ちはわかりますよ。寂しいんですよね」
と同情気味に声をかけるのですが、じつはそれには深い理由があり・・・。
兄が自殺し、母が意識不明中の富美は、心を病んで同じような悲しい境遇の人々が集まる集会に顔を出すようになります。
そこでは、皆が自分の心の中の悲しみを吐露し合うことで、悲しみを
共有し励まし合うようなかたちなのですが、富美はそこに行っても毎回自分のことは何も言えずにいたのですが、あるとき兄に対する気持ちが爆発し・・・
感情的になって兄への不満を吐露します。
ですが、そのじつ、富美には兄の自殺が自分のせいなのではないかという負い目があり・・・。
さて、悠子の笑顔を守るための《鈴木家の嘘》は完遂できるのでしょうか・・・。
それぞれが負った心の傷が癒されることはあるのでしょうか・・・。
ぼくも子の親ですので、もし自分の子供が引きこもりになってしまっていたら・・・とか、自殺なんて悲しい出来事が起こっていたとしたら・・・とか、この映画の家族の気持ちを自分に映して観ていたら、悲しくて、切なくて、泣けて泣けてしかたがありませんでした(TдT)
嘘・・・。
基本、嘘はついてはいけないものなのでしょう。ですが、だれかを喜ばせるための嘘や、安心させるための嘘はついていい・・・というか、許されるような気もします。
だけど、どうしても嘘は許せないという人のために、こんな物が売っていますよ。
『嘘発見器 エレクトリックショック』
《lie・・・・truth》って(笑)、
手を乗せて嘘をついてたら赤ランプが点灯して電気ショックでビリッ!っとなるそうです(電気ショックは1~4段階で調節できます)。
嘘を見抜けるうえに、嘘をついたバツまで与えられるこの装置(というか玩具)、税込みでたったの2,380円でーす(^o^)/