カニカマと卵のガリマヨ炒め ― 2022年07月30日 16:37
本日の日替わり料理は・・・
カニカマと卵のガリマヨ炒め 300円
長いものホクホクバター醬油焼き 300円
ゴーヤチャンプルー 450円
この他あれこれご用意しておりますので~(^_-)-☆
ここからは『サクシネマ』です。
すっばらしい映画です。
『戦場のメロディ』(2015年)
いや~、韓国映画ってほんとすごいなぁと思わされる作品でした。実話をもとに作られたこの作品のあらすじは・・・
朝鮮戦争の真っ只中の1952年、他国の思惑で38度線で国が二分された朝鮮の人々は、もともと同じ民族なのに自分たちの思惑とは無関係に、民主主義や社会主義を背負わされてしまったわけです。
ドングとスニの兄妹の父親は、子供たちを守って食べていくために、民主主義と社会主義を使い分けていました。
それがバレてしまったせいで、兄妹の父はリンチにあって死んでしまいます。バレたのは妹のスニが社会主義の歌をうたってしまったせいで、そのためスニは自分が父親を殺してしまった・・・というトラウマで、歌をうたわなくなります。
最前線から戦争孤児が集まっている貧相な孤児院(ここにドングとスニもいます)に配属されたハン・サンヨル少佐もまた、妹との死別や、戦地での仲間の死を眼前にしてきたせいで、抜け殻のようになっていました。
ハンは孤児院の子供たちがあまりに悲し気なので、何かキラキラとできることを与えてやりたいと思い、合唱団を作ることを提案します。ハンは大学では音楽を専攻していたからです。
最初はお粗末だった合唱団も練習を重ねるたびにうまくなり、軍人を慰問するために合唱を披露すると好評を得ることができました。すると評判が広がり、あちこちから慰問依頼が舞い込むようになりました。
子供たちも合唱することで、仲間の絆が強くなっていきます。
そんな折、連隊長が「よし、じゃあつぎは最前線の戦地にいる軍人を慰問しよう」と言いだし、ハンは顔色を変えます。
「戦闘の最前線へは子供たちを連れて行けません」
ハンは子供たちを命の危険にさらすまいと、合唱団の解散を決めます。ですが、子供たちは、解散になるとまた孤独になってしまう、死ぬことよりも孤独になる方がいやですと、全員一致で合唱団の継続を求め、ハンは不本意ながら子供たちを伴って最前線に慰問に行くのですが・・・。
とかく、ハリウッド映画はストーリーに重点を置きがちですが、韓国映画は心の描写に重点を置いた作品が多いように思います。一見地味ですが中身が濃い映画が多いといいますか、ちょっと韓国映画界からは目が離せない感じです、ぼくは。
戦争は大人が子供を守るために戦っているようなイメージがありますが、子供も戦っているし、場合によっては子供が大人を守ることもあったに違いないことが、この映画を観てそう思いました。
歌の持つ力・・・。うまく歌うことよりも、気持ちを込めて歌うのが大事だと、合唱団の少年少女の姿に胸打たれつつ実感しました。コロナが収まり、いつかまたカラオケに行くときがあれば、うまく歌おうとせずに、心のままに歌おうと思います(*´∀`*)
片足上げうたいは、カッコつけっぽいんでやりません(笑)