ニラとオクラのピリ辛冷奴 ― 2023年06月10日 11:54
本日の日替わり料理は・・・
ニラとオクラのピリ辛冷奴 280円
にんにく塩三つ葉ナムル 200円
きゅうりの浅漬けサクサク風 220円
オクラマヨネーズ 220円
舞茸のカリカリチーズ焼き 280円
厚揚げ焼き味噌キムチーズ 300円
ポテチコールスローサラダ 280円
納豆コールスローサラダ 280円
日替わり料理、緑色が多いですね(●^o^●)
今宵もはりきってやりますよーo(^o^)o
ここからは『サクシネマ』です。
これはBBCや『ワシントン・ポスト』が2020年のベスト・ドキュメンタリーとして選んだドキュメント映画です。
『画家と泥棒』(2020年)
ちょっと圧倒されますよ、この映画。本当にドキュメントなの?、って思ってしまうほどに。主たる出演者の画家と泥棒も、役者さんなのかと訝ってしまうほどに劇的な表情をしますから。
では、あらすじというか、ドキュメントなんで、何が起こったかというと・・・
写実的な画風の女性画家バルボラは、まだ売れない画家。そのバルボラが個展に展示していた自身の代表作2作が、二人組によって盗まれてしまいます。
ですけど、犯人はすぐに捕まるんです。監視カメラに写っていましたし、犯人には多数の前科があったからです。
裁判が行われ、犯人には75日間の懲役刑が執行されるのですが、バルボラは犯人の二人組のうちのひとりベルティルと連絡を取り、接触をします。
ラリっていたから絵をどうしたかはまったく覚えていない、なぜ盗んだのかって? あの絵を美しいと思ったからだよ。
謝罪するでも、平身低頭になるでもなく、淡々と話すベルティルに、バルボラは怒鳴りもせずに、終始ていねいな言葉づかいで話し、そして意外なお願いをベルティルにします。
「もし嫌じゃなかったら、私にあなたを描かせてくれない?」
ベルティルは?な表情のあと、それを承諾します。
バルボラは自身のアトリエでベルティルの肖像画を誠心誠意で仕上げます。
完成した肖像画をベルティルが最初に見たときの彼の表情は必見です。
驚愕からの感涙に至るベルティル。こんなダメな俺を、こんなにきちんと描いてくれたのか・・・。
そして・・・
ハグです!(バルボラのこの表情!)
相手は自分の代表作を盗んだ泥棒ですよ! しかも絵は戻ってこないままなんですよ! なのに、その泥棒の肖像画に心血を注ぎ、それに相手が感激すると、自身も愉悦な表情って・・・?
ベルティルは芸術的な感性の持ち主であることが流れからわかるのですが、それでもベルティルは見たからに悪党な風の全身タトゥーで、ジャンキーで、泥棒で・・・と、いかにもヤバそうなやつなのですが、この映画を観進めるにつれて、バルボラもちょっと感覚が普通ではないのがわかります(芸術家というのはそういうものかもしれませんけど)。
バルボラとベルティルの間には友情関係が芽生え、おたがいを信頼し、心配し合う間柄になります。画家と泥棒のその奇妙な交流を3年かけてフィルムに収めたのがこの映画で・・・
ベルティルはその後も盗んだ車で事故って死にかけたり、
薬物をやめられずに交際相手に見限られたりと、破滅的な生き方ばかりなのですが、バルボラはそんなベルティルをずっと気にかけつづけます。
ベルティルと話しているときのバルボラはいつもこんなにいい表情をしています。このバルボラ、ちゃんと夫がいるんですよ\(◎o◎)/
ラスト、バルボラが仕上げた1枚の絵に、アナタは「あっ!」と声をあげてしまうでしょう。そこに何が描かれているか、興味を持った人はぜひ映画をご覧ください。アマプラで観れますので(^-^)