土鍋えのき豚ポン ― 2023年11月11日 11:51
本日の日替わり料理は・・・
土鍋えのき豚ポン 480円
ニラ納豆ユッケ風 330円
自家製とり皮ポン酢 230円
長いものホクホクバター醤油焼き 330円
舞茸とエリンギのカリカリチーズ焼き 280円
厚揚げ焼き大根おろしのせ 250円
あぶら揚げのハム大葉チーズはさみ焼き 250円
上:汁なし担々麵 500円
下: 〃 肉のせ 780円
本日はいまのところめずらしく予約が入っておりませんので、お店は普段の土曜日よりすいているかもしれません。そういう意味では狙い目ですので、もしよろしければいらしてください(*´ー`)
ここからは『サクシネマ』です。
原作はレバノン出身の劇作家の戯曲であるこの映画は、真実を知ることの大切さと恐ろしさを思い知らされます。
『灼熱の魂』(2010年)
《お母さん、あなたが生き続けた理由を教えてください》
《母の遺言から始まった、父と兄を探す旅。国境を越えて、時を越えて、母の過去のなかへ》
カナダ在住の双子の姉弟のジャンヌとシモンには、変わり者でわかり合えないでいる母ナワルがいました。そのナワルの死で、姉弟は公証人から母の遺言を伝えられます。
公証人から伝えられた遺言は、変わり者の母らしい奇妙なものでした。
それは双子の姉弟の父親と兄を探しだして、それぞれに宛てた手紙を渡してもらいたいというものでした。ですが、父親は戦争ですでに亡くなっているはずで、兄がいるなどという話は聞いたことがなかったのです。
姉のジャンヌには父宛ての封筒が、弟のシモンには兄宛ての封筒が渡されます。
弟のシモンは最期まで変わり者の母らしいこの遺言にうんざりし、兄を探すことを放棄するつもりでいましたが、姉のジャンヌは母の遺志を尊重して母のルーツを調べ始めるのですが、すると、母の世にも恐ろしい過去が明らかになっていくのです。
この過去のくだりを書くと、それはもうネタバレになってしまうので書けません。ですが、母の壮絶で過酷な過去を知った姉弟は、とうとう自分たちの兄と父にたどり着きます。それを知り得たときの姉弟の驚愕の表情は、名画の1シーンのようでした。
映画のラストで、姉弟は兄と父にそれぞれに宛てた母の手紙を渡しに行くのですが・・・。
重厚で、疲労を伴う映画でした。ただ、それゆえにとてつもない余韻が残りました。もし自分がこの姉弟だったら、もしこの母親だったら、そしてもし兄・父だったら・・・、それを想像すると、運命というものは、生きるということは、なんと非情で容赦ないものだろうと感じ入りました。
再三言下にした愕然たる内容は何も書けなかったので、ぜひ映画をご覧ください。この映画をいっしょに観たコアラくんとカメくんも、愕然として、こんな顔↓になってしまいましたから。