小説の中の餃子屋 ― 2015年06月21日 12:51
とある日の夜のことです。
3人組の若いお客さん(お兄ちゃん)たちがお会計の際に、「ぼくたちNくんの友達なんですけど」と、何か言いたげな様子で話しかけてきました。
Nくんというのは、うちの店によく来てくれるD大の大学生です。
「ああ、そうなの。同じ大学のお友達?」
「はい。じつは彼、ぼくらと文学サークルで小説を書いてまして・・・」
ひとりが、小冊子を差し出しながら、
「彼がここに小説を載せているんで、良かったら読んであげてもらえませんか?」
ぼくがその小冊子を手に取ると、友達のひとりが、「その@@@というペンネームがNくんなんです」と、教えてくれました。
「俺、小説読むの好きだから、ぜひ読ませてもらうね。でも、Nくん、小説書いてるなんていっさい言ってなかったから、このことは彼には聞かなかったことにした方がいいのかな?」
「いえ、ぜひ彼に読んだって言ってあげてください」
友達はにこやかにそう言いました。ぼくは小冊子を受け取り、読んでNくんに感想を言うことを彼らに約束しました。
翌日、とりあえずまずはNくんの書いた小説から読んでみると、いきなり場面は餃子屋の店内で、Nくんらしき人物とぼくらしき餃子屋の店主との会話から物語は始まっていました(笑)
文中の一文を抜粋すると、【餃子に箸を伸ばすとお喋り好きな店主が話しかけてきた】とあります。
はい。ぼくはお喋り好きな店主です(笑)
今度は↓こんな格好して厨房に立っておけば、

Nくんの次の小説には【コスプレ好きな店主が】と書かれてあるかも・・・なんて、ひとりニヤニヤしてしまいました(ダハッ)
Nくん、このブログ見てくれたなら、コメントお願いしま~す♪