きのこ入りたぬき奴鍋 ― 2016年11月17日 13:30
たぬき奴(やっこ)と言うのは、揚げ玉(天かす)をのせた豆腐のことですが、
今回は冬バージョンということで、1人用鍋にきのこ(しいたけ・しめじ・えのき)を入れて温かくしてご提供してみました。

きのこ入りたぬき奴鍋 300円
上の画像ではわかりにくいですが、つゆの中に豆腐が沈んでいます。
どうして揚げ玉(天かす)を《たぬき》と呼ぶのかは諸説ありますが、
有力なのは、《きつね》に対抗してできたわけではなく、《たぬき》の誕生は《きつね》よりも早く、江戸時代の終わりぐらいに、そばにのせていた天ぷらのことを《たぬき》と呼んでいたのが始まりだそうです。
なぜ天ぷらが《たぬき》なのかと言うと、天ぷらは見た目の割りに中身が少なく、それが《化かされた》感があるのと、
当時江戸の天ぷらはごま油で揚げていたため、天ぷらは黒っぽい色になり、黒っぽい化かすものということで《たぬき》と称されたようです。
ぼくの大好きな江戸時代の話になったところで、
今日11月17日は『将棋の日』(日本将棋連盟が制定)なのですが、これも、
江戸時代、将棋好きの8代将軍徳川吉宗が、この日を『お城将棋の日』として、年に1回の御前対局を制度化した、ということが史実としてあるようです。
徳川吉宗と言えば、暴れん坊将軍でお馴染みですが、試験問題的にいえば、
幕府の財政再建のために、新田の開発と質素倹約を基軸にした《享保の改革》を行いました(試験的には《目安箱の設置》も忘れてはいけませんネ)。
予算削減のために、大奥の人員整理をする際に、美人から順に解雇していった(美人はその後もいろんなお声がかかるだろうとのことで)話は有名ですが、
実際に自分も質素であり、普段から木綿の着物を着ては、ぜいたくを廃していたといいます。
その徳川吉宗、家臣が少しでもぜいたく(派手)な着物を着ていると、その家臣が吉宗に政務報告などをしているときもいっさい返答はせずに、
〈お主、その着物、ぜいたくでないか!〉
とばかりに、無言でじーーーっと、家臣の着物を見つめていたそうです。
《目は口ほどに物を言う》攻撃なのでしょうが、ちょっと陰険というか、怖いような気が(^^;)
ですが吉宗さんは、質素倹約ばかりじゃ人民のストレスが蓄積することも熟知していて、将棋もそうですが、庶民が花見をできる場所を増やそうと、あちこちに桜の木を植えさせたりもしています。
きっと庶民が花見に興じている光景を、「よいではないか。よいではないか」とばかりにやさしい眼差しで見ていたことでしょう。
あ!
あの、町民!
ずいぶんと派手な着物を着ておるな!
けしからん!
じーーーーーーーーっ(=_=;)
いや、無言怖いからもっと気軽に「質素な方がいいよ♪」って言って、吉宗さん!ヽ(;´Д`)ノ
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