お店の外観と内観2018年01月04日 15:48


          外観


          店内


         洗面所


          トイレ

咲々餃子とは2018年01月05日 15:18

当店は餃子がメインのお店です。

といっても、餃子以外にも、いろんなメニューがあります(※カテゴリーの《店内メニュー一覧》をご覧ください)。



【当店の餃子の皮について】

当店の餃子の皮は、香川県の製粉会社から取り寄せたさぬきうどん専用粉を使い、1枚1枚手延ばしで作っています


 当店で使用している小麦粉『讃岐すずらん』


さぬきうどんの粉を使って捏ね、切り分け、一枚一枚手で延ばした皮は、もちもちで、ほのかに小麦粉の甘みが感じられておいしいんです。

この小麦粉、都内のこだわりうどん屋なんかで使われている特級粉なんですよ(*´∀`*)



【当店のラー油について】

当店のラー油は自家製の特製です。

フレッシュなラー油がおいしいので、少量をこまめに作っています。

ラー油のうまさは上の油ではなく、下の粉にあるの知ってましたか? 

当店では粉(唐辛子)にフライドしたにんにくや、紹興酒、ほかに甘みや魚介のうまみを練りこんでいます。

辛さはひかえめで、うまみ多めのラー油が、サクサクのラー油なんです。


    こうやって作ったラー油を、


      各卓上の壺に入れています。


粉ごとかけて使ってください。辛さとうまさが餃子の味を引き立てますので。



【当店の醤油について】

当店の卓上の調味料は、自家製ラー油、酢、そして、2種類の醤油です。




画像左の青いキャップの醤油は、よくある普通の醤油ですが、

画像右の、黄色のキャップの《甘》のシールが貼られた醤油は、咲々餃子特製の万能甘醤油です。

餃子はもちろん、豆腐やきゅうり、卵かけごはんなどに使うと、とてもとてもおいしいです

甘い醤油に、自家製のおいしいラー油をかけて食べる・・・というのがサクサク流ですが、味覚は人それぞれなので、各自好きな食べ方で食べてください(*´∀`*)


ということで、

讃岐うどんの粉を使って一枚一枚手延ばしした皮で包んだ餃子を、2種類の醤油や自家製ラー油をつけて食べるというのが、


    当店、咲々餃子の特徴なんです。


ぜひ、ご賞味ください\(^_^ )( ^_^)/

本日より通常営業です!2018年01月06日 11:45

皆様、新年明けましておめでとうございます\(^o^)/

本日より、咲々餃子通常営業です!

本年もどうぞ、よろしくお願いしますm(_ _)m


今月いっぱい販売する予定の、2018年最初の限定餃子はこれです!


      いわし餃子 320円


2018年はいぬ年ですからね、《い》から始まる『いわし餃子』で決まりです(^_-)-☆

ちなみに、

この餃子はラー油はつけずにお食べいただいた方がよいかと思います。


さて、

皆さん、お正月はいかがお過ごしでしたか?

ぼくは近所をウロウロしただけで、ほとんどどこにも出かけていないのですが、

4日の日だけ、電車に乗ってひとりで都内に出かけました。

といっても、人混みが嫌いなので、おみやげのスイーツだけ買って5時にはもう新田に戻って来ちゃいましたけどね(^o^;)

急行に乗って帰って来たので、草加駅で乗り換えますよね。そのときにホームのアナウンスがこう聞こえて、ちょっと驚いたんです。

「4番線に南栗橋行き普通電車が1両編成で到着します」

え? 1両??

そう思って頭上の電光掲示板を見ると、1(いち)両ではなく8(はち)両でした(笑)

ま、当たり前ですよね。

1両の電車なんてこのへんであるわけないし、もし1両の電車が来ても、長いホームのどのへんに停めるか運転士さんも迷うだろうし、乗客も全員は乗れないのでパニックになりますよね(^_^;)

でもね、

ずっとこのへんに住んでる人には1両の電車がホームに入ってくる画(え)は想像しがたく、滑稽な感じに思えるでしょうけど、

ぼくの郷里の宮崎の列車は、乗客の少ない昼間の時間帯は1両編成の列車ですし、しかもそれが2時間に1本ぐらいしか来ず、ぼくはそれを利用して毎日高校に通学していたので、草加駅でアナウンスを聞き間違えたときに、郷里の、


一両編成の列車が駅に停まっているこの図を


瞬時に思い出しては、なんかノスタルジックな気持ちになりました(*´ー`)


     走行中の我が郷里の列車の図


田舎は完全な車社会で、列車を利用している人は、学生や、お年寄りや、免許のない人が主です。

ぼくも帰省しても、家の車を運転するので、この列車に乗ることはありません。

ですが、

学生のころ、1時間や2時間に1本の列車に乗り遅れたらたいへんだから、30分以上も前に駅に行き、キオスクでお菓子なんか買って列車を待っていたあのころが、いまはなつかしいです。

列車通学している地元の友達は、その時間帯にもれなく集まって来ますし、小さな駅構内、1~3両しかない列車では、都会と違い、同じ電車に乗ってたのに気がつかなかった・・・みたいなことはありません。毎日がプチ同窓会のようでした。

夕方のボックスシートでは、赤ら顔のおじさんたちがお酒を飲みながら座っていることも多く、ぼくみたいなお調子者の学生に、

「にいちゃん、ほらサキイカ食わんね。酒はあげられんけどね。カハハハハ」

笑いながら、サキイカを手渡ししてくれることもよくありました。

あの、のんびり、おっとりした田舎の生活・・・

そのときのせかせかしていなかった自分・・・

郷里を離れて30年が過ぎたいまのぼくは、つねに時間を気にして、バタバタとして暮しています。

だから、お正月はとくにどこにも行かず、のんびりダラダラしてみたという、そんなサクサクマスターのお正月休みの報告でした(*´ω`*)


電車の話をしたついでなのですが、

お客さんで、自称《鉄オタ》の美容師のMちゃんと仲良くしているのですが、

Mちゃんは鉄道に関することなら、線路の長さや幅や、各電車の最高速度など、もうほんとにありとあらゆること何でも知っていて、数日前も《モハ》とか《キハ》とか《クモハ》の説明をしてくれました。


        こういうの


Mちゃんの話を聞いていると、ちょっと鉄道もおもしろそうだなって興味が湧いてきたぼくなのです(*´∀`*)

かぶとがんもの煮物2018年01月07日 11:50

本日の日替わり料理の一部をご紹介します。


    かぶとがんもの煮物 200円


   自家製ゆず風味の白菜漬け 200円


さ、新しい年の2018年・・・

当店、咲々餃子も何かがちょっと新しくなりました。


        2017年


        2018年


おわかりになりましたよね(^-^)

のれんが白からオレンジに変わったんです!\(^o^)/

2003年に開店し、2014年に新装開店したときに、のれんは赤・紺・白の候補の中から白に決めました。

心機一転、初心に返ってという意味と、お客さんといっしょにこの店の色を染めていこうという想いで、白にしたんです。

そして2018年、どうしてオレンジにしたかというと、

お客さんに自分の家のように気楽に来ていただき、楽しんでもらいたいという想いからです。

え? それがどうしてオレンジなの、って??


オレンジ ≒ 俺ん家(おれんち)


・・・ってね(*´艸`*)

パリパリ焼きワンタン2018年01月08日 11:39

当店のメニューに焼きワンタン 280円というのがあります。

餃子と同じ、讃岐うどん専用粉で手延ばした皮で、少量の餡を三角形に包んで、パリパリに焼いています。


   パリパリ焼きワンタン 280円


一度注文した人はかなりの確率でリピートする、隠れた人気メニューなんですよ(*^_^*)

それと今日は、

その手づくりワンタンをスープに入れたワンタンスープ 通常380円を、今日は350円でご提供しますので、よかったらどうぞ♪


                       ワンタンスープ


お正月休みの間に、静かな感動、静かなやさしさ、静かな哀しみに満ちた映画を観たので、ご紹介します。

それは・・・


         『あん』


あらすじを、ざっと紹介します。

どら焼きしか売っていない、テイクアウトと小さなカウンター3席と、外に置いたテーブルだけの『どら春』でひとり働く仙太郎(永瀬正敏)のお店は、正直言って繁盛していませんでした。


          『どら春』


ですが、仙太郎には、

〈それでもいい。どうだっていいんだ〉

というような、投げやりで無気力な感じがありました。というのも、仙太郎は暴力事件で服役していた過去があり、その服役中に母親を亡くしていたため、自身を卑下し、自暴自棄になっていたのです。

あるとき、徳江という名の老女(樹木希林)が、

「ここで働かせてもらえませんか?」

とやって来ます。

「こう見えて力仕事だから(おばあさんにはちょっと・・・)」

とそれを断った仙太郎に、徳江は自作のあんこを持ってきます。そのあんこを食べた仙太郎は、あまりのおいしさに感動し、徳江を雇うことにします。


  いっしょにあんこを仕込む仙太郎と徳江


じつは仙太郎はあんこを業者から仕入れていて、自分で作ってはいませんでした。そんな仙太郎に、徳江はあんこ作りを教えながら心をこめて物を作ることの大事を伝えます。

徳江の作ったあんこを使ったどら焼きはまたたく間に評判になり、毎日行列ができるようになります。

ですが、

その行列は長くはつづきはしませんでした。徳江はハンセン病を患っており、それがうつるんじゃないかという偏見がそうさせたのでした。

自分のせいでお店に迷惑がかかると思った徳江はお店をやめてしまいます。

徳江は近くにある、ハンセン病の隔離施設で暮していました。仙太郎は徳江に会いにそこに行きます。

ですが、二度目の訪問のときには徳江はもうそこにはいませんでした。徳江は数日前に他界していたのです。

徳江は仙太郎のために自身の言葉を録音したカセットテープを残していました。

そこには仙太郎のことを息子のように思っていたこと。人生を投げやりにしてはいけないということ。そしてこの言葉がそこにはありました。

私たちはこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。
だとすれば何かになれなくても、私たちには生きる意味があるのよ。


 『どら春』は桜並木の中にあり、徳江は
   その桜にふるさとの桜を重ね見ていました。


この徳江の言葉を聞いているときの仙太郎役の永瀬正敏の演技が、徳江の言葉同様に心に沁みました。

ぼくも、いまのお店を始める前に、この『どら春』のような、餃子しかない、ひとりでできる小さなお店をやろうと思って、店舗探しや、そのお店のやり方を模索していた時期があり、

皮から手作りの、とても非効率で手間のかかる餃子を作るという作業も、この徳江さんのあんこ作りとまったく同じで、

ぼくも、心をこめて作ることが何よりも大切だと思っており、食べていただくお客さんの顔を思い浮かべながら仕込みをするのが、どんな調味料よりも、どんな食材よりも大事だと実感しているので、

だからこそ、この映画には心が震えました(ノдヽ)

ぼくを含め、少なくない人が、ときおり自分の無力さや無意味さを感じたりしては、

〈自分はただただ働いて、食べて、寝てるだけの、意義のない人生を過ごしているんじゃないだろうか・・・〉

と、考えることがあると思うのですが、

徳江さんの言葉を信じるならば、人はただ生きるだけでも意味があるし、すごいことなのです。

自分を他人とくらべる必要はありません。自分は自分であり、自分らしく堂々と生きればいい。人生や現実はときに無情で冷酷ですが、それを嘆くよりも、受け止めて、そしてしぶとく、ただ生きればいい。


暗闇と、そこに差す光の両方を、前向きな気持ちで見るような、そんな思いにさせてくれるいい映画でしたので、ぜひご覧になってください(*´ー`)


あまりに真面目な素晴らしい映画でしたので、いつものようなおバカなオチも言わずに、今回はこのまま終わりにしたいと思います(*´ω`*)