なすピーマン焼き2019年09月22日 12:18

本日の日替わり料理は、《なすぴー》の略称でお馴染みの・・・


     なすピーマン焼き 230円


秋なすは夏のなすよりもおいしいです。というのも・・・

・昼と夜の気温差で身が引き締まる
・種が少なくておいしい
・アミノ酸や糖分が増える
・皮が薄くて柔らかい

からです。

なすの値段は夏よりも高くなっていますが、お値段はいつものままでご提供しますので、ぜひ食べてください(^o^)/



え~

秋のお彼岸の最中ですが、お墓参りには行きましたか? ぼくは今日の午前中に墓参してきました(*´ー`)

お彼岸には、故人に思いを馳せますよね。故人とコンタクトができる人間をテーマにした映画があるのですが、それが・・・


  『ヒアアフター』(2010年公開)です。


主役のマッド・ディモンは、子供の頃に生死をさまよった病気のせいで霊能力を身につけたジョージという青年の役です。具体的に言うと、ジョージは相手の手に触れるだけで、その人のそばにいる故人を霊視することができるのです。

で、映画のタイトルの『ヒアアフター(Hereafter)』とは、《死後の世界》であり、《今後(の人生)》をも示唆しています。

ですので、ジョージが愛する人を失った人々を霊視し、その悲しみを癒してやる的な内容なのだろうと思って観てみると、実際はちょっと違っていました。


ジョージの兄は、弟の能力を人々の役に立たせたいという思いと同時に、商売っ気もあり、ジョージに本を書かせたり、テレビ出演させたり、お金をもらって霊視させたりと、一時期そうしていたのですが、

ジョージは死後の世界を覗き見、故人の言葉や思いを相手に伝えることで伴う《人々が自分を気味悪い目で見る》ことに疲弊し、いまは工場で働いて静かに暮している・・・といった状況なのでした。


映画はこのジョージと、↑の画像左の女性(マリー)と、双子の兄弟の弟(マーカス)の3人のそれぞれに主観を当て、3つの物語が同時進行で進んでいき、ラストで3人が偶然(いや必然だな)に同じ場所で遭遇するというかたちになっているのですが、


マリーはというと、フランス人のジャーナリストで、東南アジアのリゾート地にバカンスに来ているときに、


      大津波に巻き込まれ・・・


    逃げ切れずに飲み込まれて・・・


生死をさまようのですが、なんとか一命を取りとめます。そのときにマリーは臨死体験をし、ぼんやりと死後の世界を体感します。


で、双子の弟のマーカスはというと、母親はアルコール&ドラッグ中毒で、兄は突然の交通事故で死んでしまい、その結果、母親は更正施設へ、そしてマーカスは児童施設から里親の元へ・・・となり、マーカスはいつまでたっても兄を喪失した悲しみを乗り越えられずに心を塞いだまま暮らしていました。


   兄を亡くし、悲しみに暮れるマーカス。


静かに、普通に暮したいジョージでしたが、以前に仕事として霊視をしていたときに作ったウエブサイトはまだ残っていましたし、兄が、

「どうしてもお前に霊視してもらいたいっていう人がいるんだ」

と、何度ももう霊視はしたくないって言っているにもかかわらず、そういう人を連れて来たりするものだから、なかなか平穏な暮らしや、普通に恋人を作るに至りません。

で、おたがい両想いな存在ができ、家に招待したら、たまたま兄から入っていた留守電に、ジョージの能力に関する伝言が入っていたせいで、


          「能力って何なの?」


となって、しぶしぶ話すと、

「私を霊視してくれない?」となり、

「いやだ。それをすると、もうそれをする前の関係には戻れないに決まってる

「そんなことないわ。私があなたを好きな気持ちは絶対変わらないから、だから霊視して」

となり、で、しぶしぶ霊視してみると、この彼女のそばには最近亡くなった父親が見え、

「君のお父さんが、『ムリかもしれないけど、いつか許して欲しい』って言ってる」

とジョージが伝えると、見る見る彼女の顔色が変わり、あれだけ霊視してもらってもだいじょうぶだと言っていたにもかかわらず、彼女はそれっきりジョージの前から姿を消してしまうのでした(lll ̄□ ̄)


マリーは彼臨死体験という稀有な経験をしたことで、死後の世界をみんなに伝えたいという思いに駆られ、『ヒアアフター』という本を出版します。


マーカスは兄と会話したい、兄の気持ちを聞きたいという願いを持ち続け、霊媒師などの霊能力を持っているらしい人を訪ね歩きますが、その全員がインチキ霊能力者で、ただマーカスをがっかりさせるだけで終わることが続きます。

そんなある日、マーカスは見つけるのです。ジョージのウエブサイトを。


そんな3人が、ある出版フェアで出会います。

マリーはそこに自書の出版記念サイン会でやって来ており、ジョージはマリーの書いた本に興味を持ち、そこに訪れていました。マーカスはというと、里親たちとたまたまそこに来ていて、マーカスもまた死後の世界を見たというマリーに会ってみたくて、マリーのいるブースへと向かいました。


 マリーからサイン本を受け取るときに
       その手に触れたジョージは・・・


マリーが体験した世界を垣間見ます。マリーもまた、ジョージに何か不思議なものを感じたその直後・・・

ジョージの姿を見つけたマーカスが、


   「霊能力者のジョージさんでしょ」


そう声をかけるのですが、自分が霊能力者だと知られたくないジョージはそれを否定します。

その様子を怪訝な顔で見つめるマリー。

さて、3人の人生の今後(ヒアアフター)はどうなっていくのでしょう?

ここから先は、映画をご覧になってください。

この映画を観てぼくは、死後の世界がどうとか、霊視がどうとか、故人の思いがどうとかではなく、

人はめぐり逢うべき人にいつか出会い、それは必定なので、その出会いをうっかりやりすごしてはいけない、という人生の教訓を教えられた気がしたのですが、

皆さんはどう思い、何を感じるか、ぜひ教えてもらいたいです(*´ー`)