期間限定『ピーマン餃子』 ― 2020年09月03日 13:00
ピーマンをたっぷり具に入れた・・・
数量限定で販売していたピーマン餃子 330円ですが、思いのほか注文があるので、期間限定餃子として延長販売しております♪
どうぞ、食べにいらしてください\(^o^)/
本日の日替わり料理としましては・・・
こんにゃくの味噌田楽(2本) 150円
オクラの肉巻き焼き 2本で 260円
3本だと360円
3本だと360円
などなどなどでーす(●^o^●)
『サクシネマ』ですが、これはぼくのような熟年夫婦は必見の映画です。
『31年目の夫婦げんか』(2012年)
結婚して31年目になるケイ(メリル・ストリープ)とアーノルド(トミー・リー・ジョーンズ)夫妻。
いつしか、ただいっしょに住んでいるだけの関係になってしまっていることに、ケイは不満を抱いています。
で、ケイはアーノルドに提案します。
夫婦仲をセラピーしてくれる《その道》では有名な医師のところへ、アーノルドは嫌々ですが、ふたりは飛行機に乗って行くことにします。
1週間のセラピーです。
最初はこんな感じだったのですが・・・。
医師は初日の課題として、おたがいに抱き合って眠るように言います。
朝、久しぶりに夫の腕の中で目覚めたケイは、
おたがいに忘れていた気持ちを思い出します。
喧嘩したりしながらも、ふたりは医師にうまく誘導されて、本来夫婦がいつまでも持ち続けるべき《ときめき》や《ロマンティックなふるまい》を取り戻します。
そして、ラストは・・・
本当にステキな結末が用意されているのです(*´ー`)
笑えるエピーソードと、せつなくなる思いがバランス良く織り込まれていて、ようやくハッピーエンドにたどり着いたときには、ぼくはしっかり涙していました(ノдヽ)
まあね、
若い人にはピンとこない映画だと思います。ネットの口コミを見ても、実際そんな感じです。
ただ、ぼくの心には刺さりました。
そして、猛省させられました。
ぼくも《ただいっしょに暮しているだけ》の夫婦にならないようにしないと・・・と思いました。
ただ、
我が日本ではトミー・リー・ジョーンズと言えば、某コーヒー飲料の・・・
宇宙人役が有名すぎて、
いろんなコスプレ?が頭に浮かんで、
ちょっと映画に集中できなかったです(ノ´Д`)
まいたけのチーズ焼き ― 2020年09月05日 14:21
本日の日替わり料理は・・・
まいたけのチーズ焼き 280円
まいたけ+トロトロカリカリのチーズ・・・おいしいに決まってますよね(^_-)-☆
そのまま食べてもGOOD。ちょっとだけ醤油をたらしてもGOODです。
ここからは『サクシネマ』です。
これは笑えて、そしていまの自分の思考回路について、ちょっと考えさせられる映画です。
『イエスマン "YES"は人生のパスワード』(2008年)
何事においてもめんどくさがり「ノー」と答えるのがデフォルトになっているカール(ジム・キャリー)は、親友の大事なパーティですらすっぽかしてしまうほどでした。
毎度毎度そうなので、さすがの親友もブチ切れてしまい、このままではこいつはダメ人間になると案じた親友は、カールを、
何事にも「イエス」と答えて生きると人生が好転する
・・・という趣旨のセミナーに参加させます。
セミナー主催者は「イエス」ではなく「ノー」を口にするカールに・・・
「ノーはいらない、何事もイエスだ! イエス!」
と、力技込みこみでプレッシャーをかけます。
このセミナーの帰りから、カールは《イエスマン》に変貌します。
「乗せて行ってくれよ」
浮浪者にそう言われれば「イエス」で、
「ちょっと金を貸してくれないか」
浮浪者のこの頼みにも「イ、イエス」です(^_^;)
イエスと言ったばかりに・・・というようなことも当然ありますが、イエスのおかげで・・・
魅力的な女性、アリソンとも知り合えたり、
仕事で昇進したり、
自殺をしようとしている人を救えたり、
そしてアリソンとも恋人同士になれたりするのですが、
「私のこと好き? いっしょに暮さない?」
アリソンのその問いかけにも、もちろんイエスなカールだったのですが、アリソンにイエスのセミナーの一件がバレてしまい、
「私のこと好き?って訊いたときにも、いっしょに暮さない?って訊いたときにもイエスだったのは、自分の気持ちじゃなくそれだからだったのね!( ̄へ ̄井)」
それは違うよ、というカールの言葉を信じることもなく、アリソンはカールの元を去ってしまいます。
さあ、
カールとアリソンはこれで終わりなのでしょうか?
イエス効果もこれまでなのでしょうか??
ジム・キャリーに大いに笑わせてもらいつつ、
「イエス」の行き着く先を見てもらいたいのですが、
この映画の原作者のダニー・ウォレスは、
自身も「イエス」と言い続けて人生が変わったそうです。
彼は7ヶ月もの間、とにかく「イエス」と言い続け、そのせいでたくさんの散財と災難にも出くわしたそうですが、普段の自分なら絶対にやらないようなことにも「イエス」と返答していたら、自分とは違う生き方をしているポジティブな女性と親しくなれたんですって。
劇中でも言っているのですが、
「イエス」と言うことが大事なのではなく、とりあえず「ノー」なのがダメなのです。「ノー」と断るなら、そうである確固たる理由が必要で、それがないなら「イエス」と言うポジティブさが、人生を豊かで未知なる場所へ連れて行ってくれるのです。
かく言うぼくも、かつてはカールやダニーと同じでした。
いかにも乗り気なこと以外は、「ノー」と言っていたのです。時間もお金もないし、疲れるし、めんどくさいし・・・なんて思いつつ。
でも、いまは違います。
もう約10年ものお付き合いになる、仲良しのお客さんのKさんが、たいがいの誘いに対して「ええで」と即答しているのを見て感心し、あるときからぼくも真似しだしたのです。
誘われたら即答で「いいよ」と答えているうちに、人生がおもしろくなってきました。交友関係も広がりましたし、既定路線ではなく、どう転がっていくかわからないワクワク感がでてきたのです。
大事なのは、即答で「いいよ」と言うことです。相手の立場になればすぐわかるのですが、誘って即答で「イエス」と言われるとうれしいものです。逆に、迷ったあげくの「イエス」では、
〈いやならムリしなくてもいいんだけどなぁ・・・〉
というもやもやとした思いは払拭できず、なんとなくテンションも上がりません。
「行けたら行くよ」とか、
「考えさせて」なんていうのは、
もっての他です。だったら即答で「ノー」の方が全然いいです。そもそも、こういう言い方はほぼ「ノー」を意味していますしね。
前述した、ぼくが思う《すごい人》なKさんですが、たいていのことに「ええで」なのに、唯一即答で「あかん」と断る誘いがあります。それは何かと言うとカラオケで、本人曰く、
「どうしてもわしに歌わせたいなら、4万人ぐらい観客がおるなら歌ったる」
だそうです(*´艸`*)
もちもち焼きえのき ― 2020年09月07日 11:54
本日の日替わり料理は・・・
もちもち焼きえのき 200円
えのきをもちもち食感に焼いた一品です。
きのこつながりで・・・
まいたけのチーズ焼き 280円
これも、まだご提供中で~す\(^o^)/
『サクシネマ』です。
最近、以前にも増して江戸時代への憧れが強くなっているぼくなのですが、今回紹介するのは幕末の映画で、自身のことは捨てて《義》というもののために生きた、ある武士の生き様の物語です。
『壬生義士伝』(2002年)
あらすじを超簡単に言うと、
江戸時代末期。盛岡の南部藩で剣術指南役をしていたほど剣の腕のたつ吉村(中井貴一さん)でしたが、
飢饉のために、家族が貧困に陥り、
口べらしのために妻が入水自殺を図ったりするのを見て、
吉村は脱藩をして金稼ぎのために江戸に出るのです。
坂本竜馬の件でご存知でしょうが、当時脱藩というのは大罪です。藩主にも迷惑がかかります。けれども、吉村は家族が飢えて苦しむのを黙って見ていれなかったのです。
やがて吉村は剣の腕を見込まれて、新撰組に入隊します。世を正すという大義のためにではなく、家族を貧乏から救うという私事のための入隊です(もちろんそうとは言いませんが)。
ですので、吉村はやたらとお金(報酬)に固執します。そんな吉村を仲間の隊員は《守銭奴》呼ばわりして揶揄します。
ですが、吉村は自身が何と言われてもどこ吹く風です。吉村にしてみれば、家族が食うものが食えてしあわせなら、それでいいのです。
吉村が守りたいもの、それは妻子に他なりません。
まだ幼い娘もいます。
吉村にとっての《義》とは、家族を養うという《義》なのです。
ですが、
武士としての《義》ももちろん吉村は持っていて、他の隊員が怯んでも吉村は武士として、自分を雇ってくれた《義》を通すために、生きて戻ることは無理だとわかっていても・・・
前進していくのでした。
じつは《義》は吉村だけにとどまりません。それは吉村の息子にも、吉村とは幼なじみである盛岡南部藩藩主の大野次郎右衛門(三宅裕司さん)にも飛び火します。
さて、
人間が命をかけてまで守ろうとする《義》とは何なのでしょう?
辞書を調べるに、
それはひとことで簡単に言うと、《(損得ではない)正しい行い》のことであるようです。
《正義》というのは、まさにそれですよね。
《義理》というのも同様で、道理として正しい行い(義)だから義理なわけです。
論語にこういう言葉があります。
《義を見てせざるは勇なきなり》
人としてすべき正しい行いだと知りながらやらないのは勇気がないからである、という意味なのですが、
ぼくがこれ↓をしないのは、勇気がないからではなく・・・
これは《義》ではなく《趣向》だからです(^o^)
国産ブロッコリーのミモザサラダ ― 2020年09月09日 15:10
本日の日替わり料理を、ふたつだけご紹介します。
国産ブロッコリーのミモザサラダ 230円
なぜミモザサラダかというと、真ん中のゆで卵の黄色い部分がミモザの花に似ているからです。
ミモザの花
ゴーヤチャンプルー 450円
ゴーヤはビタミンCが豊富なので、夏バテ予防にうってつけです♪
ここからは『サクシネマ』です。
これは、日本では缶コーヒーのCMでの宇宙人役でお馴染みのトミー・リー・ジョーンズが主演&監督した、曰く《西部時代のアメリカの恥部》を描いた映画です。
『ミッション・ワイルド』(2014年)
たいていの西部劇というものは、ならず者と住民や、先住民族と白人との勧善懲悪のガンアクションなのがほとんどですが、これは西部の開拓地という田舎に嫁いだ女性たちの過酷な状況にスポットを当てています。
ですからね、
西部劇としては地味なんです。地味なんですけど、味わい深く、いろいろと考えさせられます。想像力を駆使しないと、この映画はつまらなく思えるかもしれません。まあ、だからこそ、日本では公開はされなかったのでしょう。
前置きが長くなりました。すみません。あらすじに行きます。
舞台は19世紀のアメリカの開拓地ネブラスカ。
そこでの女性の地位は、男がとにかく偉く、女性は黙って言うことを聞け・・・みたいな感じです。
妻は家事をきっちりやって、夫には逆らわず、子供を産み育てる。そのために女性は(妻は)存在する。そういう考え方が、共通認識として浸透している場所、それが西部の開拓地だったようです。
そんな状況ですから、当然、精神を病んでしまう女性が多数いるわけです。
ですが、そういうことも稀ではないので、精神病患者を都市部の教会へと送り届けてそこで面倒を看てもらうという、そういう流れが確立されていたというから、この問題の深刻さがおわかりいただけると思います。
でね、
じゃあ、誰がそういう精神病患者を同行して、何百キロも離れたその教会までの旅をするのかというと、まあ、誰も名乗りでないのです。
というのも、
行くのは荒野ですからね、盗賊に殺されてすべてを奪われるなんていうのは、もう当たり前の世界だからなんです。
大の男でもその役を買って出ないなか、31歳独身のメアリー(ヒラリー・スワンク)が名乗り出ます。
メアリーはその大役をこなすことで、その善行を神がお認めになって、《自身の願い》も叶えてくれるに違いないという、すがるような思いがあったのです。
その《自身の願い》とは何かというと、結婚なのでした。
31歳でひとり身の女性というのは、現代ならごく当たり前のことなのですが、この時代のこの田舎では、とても肩身が狭く、人間としても女性としても落伍者のレッテルを貼られたような、そんな雰囲気が漂っているのです。
ですからね、
メアリーも結婚願望が人一倍強いですし、ひとり者の男性がいれば、食事に誘い、結婚をほのめかしたりもして、今でいうことの婚活もしているのですが、男性曰く、
「あなたみたいな、気が強く、男よりも何でもできる女性とはいっしょになれない」
なのでした。
この時代のこの田舎では、男性はつねに女性より偉く強い立場でいることに固執していて、男より強い女性なんてもってのほかだったのです。
かくして・・・
馬車に精神を病んだ3人の女性を連れて、
メアリーが旅立とうとすると、
馬に乗ったまま吊るし首にされた
初老の男(トミー・リー・ジョーンズ)と出くわします。
このジョージという男は、留守宅に勝手に住みついて、
「ここは俺の家だ。出て行くもんか~!」
などとわめいていたあげく、住民たちに捕まり、このような憂き目にあったのです。
メアリーは旅に同行することを条件にジョージを助けます。ひとりであちこちを流れてきたジョージですので、危険な出来事への対処もできると踏んだのです。
ジョージは命を助けてもらったくせに、同行する条件に金銭を要求し、メアリーもそれに同意し、ふたりと3人は長く遠い旅路を進むことになるのですが・・・。
物盗りに襲われたり・・・
好戦的な先住民族に狙われ、
馬をさしだすことで難を逃れたり・・・
精神を病んだ3人の女性は、黙ってついてきはしませんし、気丈なメアリーですら、女性がひとりで生きていけるような時代と場所ではないことを思い知らされ、
で、どうしたのかというと、
まさかのジョージに求婚するのですが、こんな初老の小汚い男にすらそれを拒まれ、果てしない絶望の果てにメアリーはどうしたのかというと・・・
それはぜひご覧になっていただくか、ググるか、ぼくに訊いてください(笑)
野卑なだけの男と思えたジョージが、その心の根っこはじつは義理堅くてやさしく、彼にとっては金のためだけで同行していたはずのこの旅が、それだけではなくなってくるその心境の変化や、メアリーの心の堤防が崩壊していく、そういう内面を想像できれば、この映画は退屈しないと思います。
ところで、
このときの、ジョージの・・・
助けて欲しげなすがるような目が・・・
ペットショップで目が合ったときの犬に
似ていたのが、ぼく的にはツボでした(*´ω`*)
なめことしめじのお味噌汁 ― 2020年09月10日 12:02
暑い日が続いて、ついつい冷たい食べ物や飲み物ばかりを食してしまいがちですが、
お腹、あっためてあげましょ♪ってことで、
本日の日替わり料理は、ダシの効いた・・・
なめことしめじのお味噌汁 小230円
中280円
お酒を飲む人も飲まない人も、お味噌汁はとりあえず飲んどきましょ(^o^)
このほかには、
アスパラの肉巻き焼き 2本300円
きゅうりの浅漬けサクサク風 200円
などなどをご用意して、
〈いつもはたいていヒマな木曜日だけど、今日はどうかなぁ・・・〉
と思いつつ、皆様のご来店を心待ちにしております(*´∀`*)
恒例の『サクシネマ』です。
どこかの地方の鉄道で50歳ぐらいの人が電車の運転士になったというニュースを聞いたことがありますが、これはその人の自伝・・・ではないようです。
『RAILWAYS
49歳で電車の運転士になった男の物語』(2010年)
筒井肇(中井貴一さん)は、大手家電メーカーのエリートなのですが、仕事人間なために・・・
妻の由紀子(高島礼子さん)や
娘の倖(本仮屋ユイカさん)と
心が離れてしまっています。
そんななか、島根でひとり暮しをしている肇の母親の絹代が倒れたとの連絡が入ります。
母親の入院する病院でも会社に電話ばかりしている父親に、倖は軽蔑すらしています。
娘に罵られた肇に、驚愕の連絡が入ります。会社の同期の友人が交通事故で亡くなったというのです。
そこでようやく肇は自身の人生を振り返ります。もともと電車の運転士になりたかったこと。このまま母親と疎遠で、家族とも心が離れたまま、大会社のそこそこの役職という《肩書き》にしがみついた人生で終わっていいのか・・・と。
このあとは、もうアナタの想像どおりです。
肇は収入と引き換えに、49歳にして運転士の夢をつかみ、人間味も取り戻し・・・
母とのかけがえのない時間を得て・・・
娘や妻との距離も縮まるのです、ハイ♪
すごくいい感じに映画はまとまっていて、オススメするぐらいだからこれはこれでGOODなのですが、
この手の映画って、都会ではお金は手に入るかもしれないけど、お金と引き換えに大事なものを見失っている、
その点、自然豊かな田舎ならば、収入は減っても人間らしさや、つつましいしあわせを得ることができる・・・
みたいな展開の物語が多いですけど、
大阪で生まれ育ち、宮崎で思春期を過ごし、東京を経由して現在埼玉に31年住んでいるぼくは、実感としてこう思います。
都会にも田舎にもいい点と悪い点がきっちり存在し、どっちの方がいいではなく、どっちが自分に合うかが肝心だと。
つまり、
しあわせになれるかどうかは、場所ではなく、自分の気持ちのありよう次第なのです。
《住めば都》という言葉がありますが、どこに住んでもそこで楽しくやっていこうと思う気持ちで、自分なりに前向きに努力すれば、そこは都になるんですよねヽ(=´▽`=)ノ
「じゃあ、マスターはその前向きさで、ここを自分にとっての都にしてみてよ」(←アナタの声)
え?
どこどこ?って・・・
猿山じゃん!(lll ̄□ ̄)