魚肉ソーセージのいそべ焼き2021年07月04日 12:22




本日の日替わり料理は、最近人気で継続販売している・・・


魚肉ソーセージのいそべ焼き 200円


あと、きゅうりを使ったシンプルおつまみを2品ほど。


きゅうりの浅漬けサクサク風 220円


ちくわきゅうりの
 わさびマヨネーズ 220円


それと、

時短営業中は月曜と火曜がお休みになります。次の営業は水曜日からですので・・・


焼餃子・生餃子を買っておくなら今日ですよ~(^з^)-☆




今日は7月4日ですので、この映画をご紹介します。ベトナム戦争の帰還兵の実話の映画化です。


『7月4日に生まれて』(1989年)


アメリカの独立記念日である7月4日生まれであるロニー(トム・クルーズ)は、少年時代に将来は軍人になることを決意します。帰還兵たちのパレードの光景は、軍人たちは皆誇らしく見えましたし、テレビの中のケネディ大統領は、

「国に何をしてもらうかではなく、国のために何ができるかだ」

と、若者の愛国心を煽っていたからです。

ロニーは国のためになりたいと願い(両親もそれに賛成していたので)、海兵隊に入隊します。


1967年。ロニーはベトナム戦争の最前線にいました。ベトナムは報道されていたのとは違ってアメリカ軍は苦戦しており、しかも軍は民間人をも殺したりと、正義のための戦いなのかどうかわからない有様でした。

そんななか、ロニーはパニクって、敵と勘違いして味方のウィルソンを撃ち殺してしまいます。すぐさまそのことを上官に報告しましたが、上官は、

「そうではない。彼は敵の銃弾で死んだんだ。君のせいではない」

の一点張りでした。


翌年、ロニーは敵の銃弾を浴び、


一命はとりとめましたが、脊髄を負傷して下半身麻痺になってしまい、一生車椅子の生活を余儀なくされてしまいます。


1969年、ロニーはようやく実家に帰宅します。下半身が不自由にはなってしまいましたが、家族や近所の人々はロニーの生還を喜んでくれました。


皆に歓待されるロニー。


ロニーは自分は国のために戦ったという誇りを持っていました。動かなくなった下半身は名誉の負傷だとそう思っていたのですが、国中では反戦デモがあちこちで起きていて、ベトナム戦争はアメリカにとって必要な戦争ではないと叫ばれていました。


皆が自分を見る目も、名誉の負傷をした英雄としてではなく、不要の戦争に参加して一生を棒に振った哀れな者として向けられていることに苛立ちと不満を募らせるロニー。


次第にロニーの生活は荒れ、家族にも悪態をつくようになります。

「母さんも軍人になって戦争に行きなさいって言っていたじゃないか! 教会でもそう言っていた。共産主義は悪だ、戦争に行きなさい、って!」

さすがの家族もロニーに辟易とし、旅行にでも行って気分転換してくるがいいと、遠回しにロニーと距離を取るようになります。


旅行の道中、ロニーは自身を見つめなおす機会を得ます。そして、客観的にベトナム戦争の必要性を考えます。


ロニーはウィルソンの墓標で黙し、


ウィルソンの遺族に会って、真実を話そうとするのですが・・・。


冷戦時代の米ソは、幾度となく代理戦争で戦ってきました。宗教の違いや、資本主義・共産主義という国の主義の違い、それによる覇権と利益をめぐって人類は争います。

いろんな理由や理屈をつけて、戦争の必要性を謳い、自身は戦場の最前線には立たずに兵士をそこに送り込もうとする指導者たち・・・。


ベトナム戦争におけるアメリカ兵士の平均年齢は19歳です。19歳・・・。自分に当てはめて考えてみればすぐにわかりますが、まだ社会の仕組みも深層もよくわかっていない子供です。そんな子供がベトナムで、大人ですらまだ見たことのないような地獄を体験させられ、生還してもPTSDや、無意味な戦争に参加した虚無感に苦しんで生きていかなければならないのです。それが戦争なのです。


最終的にロニーは反戦派に転じます。


実際のロニー。


戦争を行えば、戦争中はもちろん、終戦後もその戦争の苦しみは永遠についてまわるということを、こういう映画を観て再認識しました。重いテーマの映画ですが、観る価値はあると思います。