やみつきにんにくエリンギ2021年07月08日 12:34




本日の日替わり料理は・・・


やみつきにんにくエリンギ 180円


それと、昨日好評だったので・・・


なすの揚げびたし 250円


ちくわきゅうりの
 わさびマヨネーズ 220円


また、強めな自粛の波が押し寄せそうな感じですので、店が営業できるうちにぜひいらしてください\(^o^)/



ここからは『サクシネマ』ですが、この映画の説明はもう不要ですよね。


『Fukushima 50』(2020年)


映画公開当時、劇場に観に行くか迷い、結局行きませんでした(行けば良かったと、後々後悔しましたが)。どうせ美談にしてしまっているんだろうなぁ、と勝手に想像したからです。


ですが、先日ネット配信で鑑賞して、映画では当然脚色や誇張があるにせよ、やはりそこには命を賭して福島を、いえ、日本を守ろうとした人々がいたことを、まざまざと知らされました。


海外では福島原発で現場に残りつづけた作業員50人のことを《Fukushima 50》と呼んでその勇気と正義を賞賛したそうです(実際には残った作業員は69名いたらしいです)。


映画では渡辺謙さん演じる吉田所長さんのみ実名で、他はいろいろ配慮して仮名になっており、佐藤浩市さん演じる伊崎利夫当直長は、ふたりの人物を掛け合わせた人物になっているそうです。


吉田所長さんは、震災2年後の2013年にガンでお亡くなりになっています。


震災当時、核燃料を扱う施設なのに津波や地震に対する予防策や、非常時の対策・対応が不十分だったせいで、放射能を飛散させ、地元民が戻れない状態に陥らせたことに、東電と政府に怒りを覚えていたのですが、

この映画を観て、

爆発や放射線の危険と闘いながら、福島第一原発を放棄せずに残り、本社からの命令を無視して海水注入しては2号機の爆発を阻止してくれた職員たちのおかげで、最悪のケースからは脱していたのだと知りました。


最悪のケースだと、避難半径は250キロ、避難対象者は5000万人に及び、日本経済は瀕死に陥っていたのです。もちろん首都圏も避難範囲内で、埼玉に住んでいるぼくなどはメディアで被災地の状況に嘆きつつも、どこか対岸の火事意識があったのですけど、実際は対岸ではなく同岸にいたわけです(lll ̄□ ̄)


映画では描かれていませんが、当時残った職員の方々がいた免震重要棟のトイレの便器は真っ赤になっていたそうです。あまりの疲労とストレスで、誰もが血尿を出していたというのです。


病気でもないのに血尿を出すほどの疲労とストレス・・・。ぼくはそれほどの経験はありませんので、想像することしかできませんが、これは映画でも描かれていましたけど、自分はここで死ぬんだなと、覚悟を決めた者にしかわからないと思います。


映画では危険な作業、危険な場所は、なるべく年長者が対応し、若者には生存させるように指示するシーンが幾度もあります。そうです。若者には未来があるし、その未来のために何かをすべき責任もあるのです。ぼくももう50代ですので、自分のことはさておき、コロナ禍のいま、今後の日本、世界を担っていく世代のために、どうすべきなのかと思いますし、その心持ちを『Fukushima 50』に教えてもらったように感じました。


子供たちの未来のために・・・(*´ー`)