キノコの料理2019年06月16日 12:45

本日の日替わり料理は、キノコを使ったこの2品です。


    エリンギの鉄板焼き 250円


    もちもち焼きエノキ 230円


もちろんこの他にもいろいろご用意しておりますので~\(^o^)/



ここからは雑談なのですが、

先日、とあるラジオ番組で小出監督について語っていたのを聞きました。


  シドニーW杯で
     金メダルを獲ったときのQちゃんと。


今年の4月29日に享年80歳で他界された小出監督ですが、お酒が好きで、何やら破天荒なイメージばかりが先行しており、真面目な印象が皆無だったぼくなのですが、ラジオを聞いて、その印象は一変しました。


千葉県の農業高校で陸上をしていた小出青年。大学に進学して陸上をつづけたいと思っては受験勉強をしていたのですが、その姿を見た父親に、

「何をやってんだ? お前は高校を卒業したら、家の(農家の)手伝いをすんだからな」

と大学受験を否定され、高校卒業後はいったん家業を手伝うのですけど、高校の陸上仲間が大学で陸上競技をつづけているのを見ては、

〈自分も陸上がやりたい! 大学で箱根を走りたい!〉

と思い、親の了承を得ずに黙って出奔したそうです。

そんな小出青年が実家に帰ってきたのはそれから4年後で、小出青年は両親に、

「22歳だけど、順天堂大学に合格したから、大学で陸上がやりたい。俺、やっぱり農家にはなれない。走りたいんだ!」

そう伝えると、父親は静かにひとこと、こう言ったそうです。

「箱根がんばれよ」

父親のその言葉を胸に小出青年はがんばり、1年生から3年生まで3年連続で箱根駅伝に出場します\(◎o◎)/

しかし、最後の箱根になる4年生で腱鞘炎になり、その年は仲間の応援に回ることになるのですが・・・

選手を応援したこのときに、小出青年はこう思ったそうです。

〈これだ! 俺の夢はまだ終わってない。これからは、選手を育てることをがんばろう!〉

そして、順天堂大学を卒業後は保健体育教師になり、高校で陸上を教えます。

教職を辞してからも、小出監督は生涯をとおして陸上を指導しつづけました。小出監督が育てた選手に関しては、いまさら列挙することもないでしょう。

この話を聞き、小出監督という人は、熱く、真面目で、一生懸命で、ポジティブで、そして愉快な人だったんだなと思いました。

最後の箱根でケガをしてただただ嘆くのではなく、その状況にも自分にとっての光明を見出し、そしてその光に向かって努力をつづけた小出監督。

それを思うと、シドニー・オリンピックでQちゃんの応援中にも酒を飲んでしまい、1着でゴールしたQちゃんを抱擁で迎えたときにかなり酒臭かったというエピソードですら、不真面目ではなく、微笑ましい出来事に思えてなりません(*´艸`*)


磊落で豪快で破天荒な人も、見えないところで誰よりも努力をし、真面目に取り組んできたというバックボーンがあり、だからこそ、結果をだし、あれほど愛されたのだなぁ・・・と納得させられました。

小出監督へのリスペクトを込め、今晩もまた、お酒を飲みたいと思います(^_-)-☆

「それって、ただお酒を飲むための口実では・・・(-_-;)」(←アナタの懐疑的な視線)


誰よりもお酒と陸上を愛した
小出監督のご冥福をお祈り申し上げます。

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