鶏つくねバーグ ― 2024年01月28日 11:13
本日の日替わり料理は・・・
鶏つくねバーグ 250円
大根カレー 450円
(※ルーのみ。ライス別)
鶏つみれのすまし汁 250円
肉味噌豆腐 380円
長いものホクホクバター醤油焼き 330円
太麵濃厚ソース焼きそば 580円
ちくわのいそべ焼き 230円
厚揚げ焼き大根おろしのせ 250円
舞茸とエリンギのカリカリチーズ焼き 280円
上:汁なし担々麵 500円
下: 〃 肉のせ 780円
それと、咲々餃子は月曜と火曜がお休みなので・・・
焼餃子・生餃子を買っておくなら今日ですよ~(^з^)-☆
ここからは『サクシネマ』です。
30分の短編映画ですが、2時間の映画にも劣らない奥行と世界観がある作品でした。胸の奥に火が灯るような、やさしく微笑ましい韓国映画なんです。
『二つの光』(2017年)
視覚障害のある男女が惹かれ合っていく、言わばそれだけの映画なのですけど、なんかいいんです。
視覚障害の方たちの写真クラブで知り合ったふたり。
ふたりはやがて全盲になってしまう進行型の弱視で、すごく近づけば少しは見えるという状態。
クラブでの交流のなか、惹かれ合っていくふたりだったのですが、ちょっとした言葉のやりとりのせいで、おたがいに距離を取るようになってしまうのですが・・・。
主演のふたりは健常者ですが、写真クラブのメンバーの中には本物の視覚障害者もいるそうです。写真クラブのメンバーの自己紹介のときに、本物の視覚障害者の方が、セリフではなく、自分の声として言った、
「まだ視神経が残っているので、昼と夜の区別ができてしあわせです」
この言葉が心に深く残りました。「昼と夜の区別ができるから、まだ良かったです」ではなく、「しあわせです」とその方が言っているのを聞き、
〈ああ、自分は健常(しかも頑健)なのに、日常の些細なことをしあわせに感じられていないなぁ。なんて、ぼーっとして生きているんだろう。だめだなぁ〉
そう思いました。
盲学校の生徒さんは、全盲は2~3割で、残りは弱視だそうです。弱視とひとことで言っても、視野狭窄の人もいれば、白くかすんで見える人、すごく近づけば見える人、そんな状態で停滞している人、進行して全盲になっていく人、いろいろいるそうです。
映画ではそんないろんな視覚障害の方が、撮るのも観るのも困難だけれど、自分の健常な目たるカメラのレンズで風物や人物を写真に収めたり、みんなで風や海の匂いや、木々の葉がすれる音や、波の音に耳と心をすますシーンが、とても美しく心に余韻を残しました。
私事ですが、
先日、サウナへ向かっている途中のことです。前方から白杖をついている人が歩いて来ました。腕を組むようにして、隣にサングラスをかけている人が補佐しているのですが、その補佐の方もどうやら弱視であるのが見てとれました。
視覚障害の方たちが支え合って歩いているわけですが、その歩みが驚くほど速いのです。健常者と何ら変わらない足並みなのです。サクサクママとふたりで、ちょっとした驚きとともに、すれ違ったそのふたりを、振り返って眺めてしまいました。
もしかしたら、ふたりにとっては慣れているいつもの道だったのかもしれません。ですが、それでもすごいなぁと思いました。自分がもし視覚障害であったなら、あんなふうに揺るぎない足取りで歩けるだろうか、ちょっとできないかも・・・と思いました。
サウナに入っているときも、ぼくは先ほど見た視覚障害者のふたりが頭から離れませんでした。あの歩みの力強さの源泉は何なのだろう、と。そして、おそらくそれはふたりの信頼に違いないと、サウナで汗だくの頭が思い至ったのです。
障害があるとかないとかは無関係に、人は信頼して支え合える存在があれば、勇気を持って歩めるのです。ぼくが会社員を辞めて自営業へと踏み出せたのも、サクサクママという信頼できる支え合える存在があったからで、もしぼくひとりだったら、小心で心配性なぼくなんかが、小舟で大海へと乗り出すかのごとくな自営などできるはずもなかったことでしょう。
信頼して支え合える存在。「アナタにとって無敵な武器とは?」と訊かれたら、ぼくはそう答えます。お金でも、人脈でも、ぼくの唯一の自慢である頑健さでもなく、信頼して支え合える存在。それさえあれば、どんな強風だろうが、暗闇だろうが、ぬかるみだろうが、ぼくは確実に前へ前へと進んで行ける自信があるんです(*´ー`)